京太郎「怜さーん、借りてきましたよー」
怜「おー、こっちもポップコーンとコーラの準備はおっけーや」
京太郎「そんな準備してたんですか?」
怜「レンタルとはいえ、映画見るんやったらかかせんやろ」
京太郎「まあいいですけど」
怜「今日はうち誰もおらんから、怖なって叫んでも大丈夫やでー」
京太郎「怜さんこそ怖くて悲鳴あげるんじゃないんですか?」
怜「はっはっは。伊達に入院繰り返してへんでー?その手の話や体験は山ほどしてきたわ」
京太郎「体験ってなんですか」
怜「ちゅーわけでカーテン閉めて電気も消して……ポチっとな」
怜(ふふふ……順調や。順調に進んどるわ)
怜(本当に怖ないけど、ああ言ってて実は怖くて抱き着く……そのまま胸押し付けたりすれば……)
怜(完璧や!後はタイミングを見て抱き着けば!)
ヒッヒッヒズバー
グギャープシャー
怜「きゃああああああああああああああああああ!!!」京太郎に抱き着く
京太郎「と、怜さん?平気なんじゃ……」
ゴキッバキバキベキッ
ギャー
怜「無理無理無理!!うちホラーならええけどスプラッタは無理や!」腕に顔押し付ける
京太郎「え?だって入院とか手術とか……」
怜「やからって自分の腹掻っ捌いたりせえへんやろ!!そんなとこ見んやろ!!」
グチャッグチャッ
ギャアアアアアア
怜「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!勘弁してえええええ!!」
京太郎「……あと1時間半ですよ?」ニッコリ
怜「嫌あああああああああ!!」
怜「うう……ひっく、ぐすっ……京太郎のアホ。ドエス、鬼畜」
京太郎「ちょっとやりすぎましたね。すいません」
怜「うぅぅ……怖かったぁ……」
京太郎「大丈夫ですって。それじゃ、もうこんな時間なんで、俺帰り…」
怜「帰らんといて」
京太郎「え?」
怜「今日誰もおらんねん……一人、怖い……」
京太郎「…………え?」
カンッ!!
最終更新:2014年04月06日 02:48