京太郎(休日、みんなが憧れている部長と二人っきり……って言ってみりゃすばらな状況だけど)
菫「そこ、また腕が下がっているぞ。もっとしっかりしろ」
京太郎(麻雀部なのに弓の練習中だぜ……)
京太郎(軽い気持ちで弓引いてみたいとか言ったら)
菫「そうか。よし、それじゃ明日は部活が休みだからやるぞ。大丈夫だ、各所の許可は私が取る」
京太郎(すっげー嬉しそうな菫先輩を前に何も言えなかった……そんなに一緒に弓引く人が欲しかったのかな)
菫「ほら、しっかりしろ。最初から素人が弓引くと確実に怪我するから、まずは型をしっかりするところからだ」
京太郎「は、はい」
京太郎(つーかずっと何も持たず腕水平にし続けるのはしんどいぜ……)
菫「ちょっと肩が上がり気味だな……もっとこう」ムニュ
京太郎「!?」
菫「こう肩は下げるんだ。こら、また腕が下がっている。しっかりしろ」ムニュ
京太郎(当たってる!さっきから背中に当たってますよ菫先輩!!)
菫「うん、そう……力、抜いて」
京太郎(耳元で囁き!?)
菫「うん、次は前から……あ」
京太郎「あ……」ビンビン
菫「その……そういうつもりじゃなかったんだが……」
京太郎「菫先輩が胸押し付けるから……」
菫「わ、私のせいか!」
京太郎「そんだけ先輩は魅力的なんですよ!!」
菫「そ、そうか……」
京太郎(やっべ何言ってんだ俺!こんな状態で言ったらセクハラもいいとこじゃねぇか!!)
菫「……だったら、責任とらないとな」ヌギヌギ
京太郎「え?」
菫「その、こういう経験はないんだが……優しく頼む……」
京太郎「ちょっと待っ……ああもう我慢できるかー!!」
菫「んっ!?……や、優しく、あっ……」
カンッ!!
最終更新:2014年04月06日 02:44