照「……ねえ京ちゃん」

京太郎「なんですか?」

照「…………好き」

京太郎「……照さん」

照「……うん」

京太郎「このクッキー、そんなに気に入ったんですか?」

照「……そうじゃない。や、クッキーはすごく美味しいけど」

京太郎「いやー、この前テレビで見たやつだったんですけど、ちょっとアレンジしまして」

照「うん、相変わらず京ちゃんが作るお菓子は美味しい。でも、私が好きなのは…」

京太郎「あ、照さんが好きそうな味もありますよ?」

照「……もらう……美味しいよ、京ちゃん」



照「……という訳で今回も駄目だった」電話中

咲『えー……この前校舎の裏に呼んでからも駄目だったよね?』

照「『俺も好きですけど?あ、新しいアイス屋できてましたよ』は、さすがに予想外」

咲『やっぱり京ちゃん鈍いね』

照「うん……でも、そのおかげでまだ取られてない」



淡「キョータロー!クッキー美味しかったー!ありがとー!」

京太郎「おう。いや、抱き着くなって」

淡「もー、大好きだしいいじゃーん!」

京太郎「はいはい。いつも言ってんな」

淡「……本気なのに」



菫「こら淡、その辺りにしとけ。しかし、本当に美味しかったぞ」

京太郎「菫先輩、ありがとうございます」

菫「その礼と言ってはなんだが……今度この映画でも見に行かないか?」

京太郎「これって最近話題の……」

菫「ああ……その、恋人や好きな人と見るラブストーリーとか言われているが……」

京太郎「じゃあ俺なんかじゃ駄目ですよー。菫先輩ならすぐにいい人見つかりますって」

菫「……私は君がいいんだがな」

尭深「あの……お茶、どうぞ」

京太郎「ありがとうございます……ふぅ、やっぱり尭深先輩が淹れるお茶が一番です」

尭深「ありがとう……京太郎くんさえ良ければ……毎日でも淹れてあげるよ?」

京太郎「え?そんなの悪いですって。そりゃ美味しいですけど先輩が大変ですし、たまにでいいですよー」

尭深「……そういう意味じゃないのに」



誠子「京太郎!私と付き合ってくれ!!」

京太郎「いいですけどまた釣りですか?この前美味しい魚料理のレシピを見つけまして…」

誠子「あ、いや、付き合うってそういうのじゃなくて…」

京太郎「この前釣ってすぐ捌いたのも美味しかったですよね?またすぐにできるやつなんで期待しててくださいね!」

誠子「あ、あぁ……京太郎の料理は美味しいから楽しみだよ……真正面からでも駄目なのか……」



照「また被害者が増えてる」

咲『昔からそうだったよねー』

照「もうどうすればいいんだろ……」

咲『うーん……いっそ押し倒す?既成事実ゲット!……なーんてね』

照「……それだ!」

咲『……え?あの、お姉ちゃん?冗談だよ?』

照「咲、ありがとう。今度こそ、成功させてくる!」

咲『お姉ちゃん!?ちょっと待って!冗談だって!!お姉ちゃーん!!』


カンッ?