京太郎入院の理由、憩ちゃんを庇って交通事故
時系列とか病院の場所は気にしないでください

京太郎「はぁ……暇だ」

京太郎「足の骨折だから動けないし……何よりやることがないのが辛い」

京太郎「あー……こりゃ雑用やってた方が良かったな……」

ガチャ

久「暇そうにしてるわね」

京太郎「部長!」

久「早く帰ってきなさいよ。みんな待ってるんだから」

京太郎「そんな……みんなが俺を……」

久「雑用の分担が結構大変でねー」

京太郎「ですよねー」

久「ふふっ、冗談よ。咲に優希、和やまこだって寂しがってるわ」

久「もちろん私もね」

京太郎「部長……」

久「さて、そんな暇そうな須賀くんにみんなから差し入れよ」

京太郎「ありがたいです。やることなくて……本?」

久「みんなからよ。それでも読めば少しは暇も潰れるでしょう」

京太郎「結構ありますね」

久「須賀くんって結構顔が広いからね。清澄以外からもあるわ」

京太郎「退院したらまずお礼に行かないといけませんね」

久「私からもとっておきを用意したから。それじゃ、まったねー」

バタン

京太郎「本か……ま、これを機に読むのもいいか」

京太郎「銀河鉄道の夜?咲かな」

京太郎「よくわかる麻雀(初心者用)、和か」

京太郎「タコスの作り方(極)、自分で作れよ」

京太郎「イラスト上達の道?エイスリンさんかな」

京太郎「家庭料理全集、そういや竜華さん料理得意そうだな」

京太郎「なんだこの難しそうなの……月に関する本?衣さんか?」

京太郎「ナースは意外と大胆で夜になると……エロ本じゃねーか!!」パラッ

京太郎「ん?これは、メモ?」

『入院中でしょうが、必要なものだと思い用意させていただきましたハギヨシ』

京太郎「何やってんだよハギヨシさん!入院中にナースもののエロ本って中学生の悪戯かよ!」

京太郎「……読むけどさ」ペラッ

京太郎「……地味に俺の好みな感じなのと質がいいのがまたすげーな」ペラッ

京太郎「……すばらっ」ペラッ

ガチャ

憩「京太郎くん元気ーぃ?……あ」

京太郎「け、憩さん!?なんで…」

憩「いやー、庇ってくれんかったらうちが危なかったし、そらお見舞いも来るわ」

憩「やけど昼間からそういうの読むんはアカン思うよーぉ?」

京太郎「う……すいません」

憩「病院でナースものって……定番っちゃ定番やけど」

京太郎「何も言えません」

憩「まぁ男の子やからね……」

京太郎「はい……」

憩「……ところで、うち今ナース服なんよーぉ?」

京太郎「そ、そうですね」

憩「この本みたいなこと、しよか?」

京太郎「!?」

憩「ナース服も似とるやつやし……こういうことしたこと無いけど、どう?」

京太郎「いや、ちょっと……」

憩「ちょうど京太郎くんが見とったページは……うわー、こんなにかっこして……でもできそうやね」

京太郎「ほ、本気ですか!?」

憩「優しゅうしてな?……目、瞑って」

京太郎「は、はい……」

チュッ

京太郎「え?」

憩「あはは、引っかかったー。ほっぺだけやでーぇ?」

京太郎「け、憩さんっ!」

憩「期待した?ゴメンなーぁ。足怪我しとるんやからそういう無理はアカンよーぉ?」

京太郎「くっ……結構本気でドキドキしてたのに」

憩「うちも結構本気やったでーぇ?」

京太郎「そんな嘘…」

チュッ

京太郎「!?ま、また…」

憩「両方にせんとバランス悪いやろーぉ?」

京太郎「そういうもんじゃないでしょう」

憩「そっちからしてもええで?口とか?」

京太郎「……そういうこと言って、本気にしますよ?」

憩「……足が治ったら、本当にその本みたいなことしてええよ?」

京太郎「っ!?」

憩「ほななー、ちゃーんと治すんやでーぇ」

バタン

京太郎「……マジ?」



病室の外

憩「……うあああああああああああ」

憩「あ、あんなん言うて引かれんかったかな……てかサラッととんでもないことしてもうた……」

憩「どないしよ……顔見れそうにないわ……」


カンッ!!