夏祭り

誠子「いやー、やっぱり祭りってのはいくつになっても楽しいね」

尭深「うん……抹茶かき氷おいしい……」

衣「うぅ……」

誠子「うん?ヨーヨーすくい?」

「あー、やぶけちゃったかー……仕方ないね。ほら、嬢ちゃんも泣くなって」

衣「こ、衣は泣いてないぞ!ちょっと、悔しいだけだ……」

「ほら、1個やっからな?」

衣「むむむ……家族みんなの分を取りたかったのに……仕方ない、ここは諦めて」

誠子「待ちな」

「おや、誠子ちゃんじゃないか」

尭深「知り合い?」

誠子「釣り仲間。おっちゃん、ここは私にもやらせてくれないかな?」

「あ、あんたまさか……」

誠子「伊達にフィッシャーと、呼ばれてないっ!」

「くっ……ほら、釣り糸だ」

誠子「脆い糸だ……だけど、はっ!」

衣「さ、3個も1回で取った!?」

誠子「まだまだぁっ!」

尭深「こ、今度は4個!?」

誠子「この糸は駄目か……おっちゃん、チェンジだ。そして、2つ使う」

「あ、あんた……本気か!?」

誠子「なぁおっちゃん、別にここのヨーヨーを釣りつくしてもかまわないんだろう?」



衣「ありがとう!おかげで家族みんなの分が取れた!!」

誠子「いいっていいって。家族と仲良くね」

衣「うん!!」

誠子「素直ないい子だったね」

尭深「そうだね……まさか、本当に全部釣ってしまうなんて」

誠子「あはは」

「おう、誠子ちゃん」

誠子「おっちゃん、何?」

「使った釣り糸分、代金貰うぜ?」

誠子「……え?」

「使った釣り糸の数を覚えているかい?」

足りない分を尭深から借りました


カンッ!!