京太郎3年

久「京太郎ってさ子供の頃の夢なんだった?」

京太郎「?」

久「ほら、男の子が特撮を観てヒーローに憧れたり、女の子がケーキ屋目指したり…」

京太郎「あぁそういうことか…俺は麻雀のプロだよ」

久「なんか予想通りね…それはチャンピオンを追いかけるため?」

京太郎「あぁそれもあるかな…あいつは俺の先生でライバルで夢だからな…でも」

久「でも?」

京太郎「子供の頃テレビの中で映る麻雀プロ達の中に入りたい…」

京太郎「もっとピリピリするような勝負がしたい…それが一番の理由かな」

久「本当、あんたって麻雀ジャンキーね…呆れちゃうわ…」

京太郎「むぅ…そういうお前はなんだったんだよ?」

久「私?…私は…暖かい家族が欲しかったかな…」

京太郎「…」

久「夫は…仕事はなんでもいいわ、食うに困らければ…子供は二人ぐらいで」

久「みんな笑顔がある家庭が欲しかった…」

京太郎「そうか…」

久「ふふ、私らしくなかったかしら?」

京太郎「別に、かわいい夢だとおもうぜ」

久「そう?ありがと」

京太郎「どうも…」

久「…ねぇ京太郎…私達10年後は何やってるのかしらね…」

京太郎「10年後か…俺は麻雀プロになれたらいいな…」

久「夢だものね……私は…ここで教師でもやろうかしら」

京太郎「お前が教師か…案外良さそうかもな…」

久「案外ってなによ、失礼ね」

京太郎「でもさ、生徒でも教師でも全国行ったらカッコいいじゃん、良いと思うぜ」

久「そうね…そしたら須賀プロに部員のご指導お願いしようかしら?」

京太郎「はは、お任せあれってな」

久「ふふっ…10年後も私達、こんな下らないことで笑っているかしら…」

京太郎「どうだろうな…でも…」

京太郎「俺はお前と居ると楽しいぜ」

久「…」

京太郎「なんだよ…」

久「…行き成りそういう事言う所直さないとダメよ、特に女の子には…」

京太郎「?」

久「はぁ…チャンピオンも苦労しそうね…でも」

久「ありがとうね、京太郎」

京太郎「おう!」

カンッ