京太郎三年世代
姫松
洋榎「なぁ京太郎」
京太郎「なんだ洋榎?」
洋榎「ホワイトデーってあるやん」
京太郎「もう一週間切ったな」
洋榎「あれって普通男が女になんかプレゼントするやんか」
京太郎「バレンタインデーのお返しだからな」
洋榎「それや、それ、ウチってさ今年バレンタインデーってなんも京太郎にあげてないやろ」
京太郎「受験あったからな、仕方ないだろ」
洋榎「でも京太郎うちにチョコくれたやん、京太郎も受験やのに」
京太郎「うまかったか?」
洋榎「うん、ごっつうまかった…じゃなくて」
京太郎「?」
洋榎「ウチなに返したらいいか解らへんのよ」
京太郎「それで?」
洋榎「だから、"また"からあげでいい?」
京太郎「それってお前が作るのか?」
洋榎「当たり前や!」
京太郎「じゃあそれでお前の料理うまいし」
洋榎「よっしゃ、じゃあ”今日も”帰りにスーパーよるで!」
京太郎「…まだ買うの早くないか?」
洋榎「とりあえず試作品や!いいやろ、どうせまた半額弁当にするつもりやったんやろ?」
京太郎「まぁいいか、あれ、油大丈夫かな?」
洋榎「あぁ確かにもう少なくなってたなぁ油も買わんと」
京太郎「あ、前に作ってくれたポテトサラダも欲しいなあれはうまかった」
洋榎「了解や、じゃあジャガイモと色々野菜も買っていかなアカンな」
京太郎「今日は久々に豪勢な夕食になりそうだな」
洋榎「ふふ、残したらあきまへんで~」
絹恵「姉ちゃん、ナチュラルに入り浸っとんな~オカンも公認やし」
恭子「一人暮らしは大変って言うからな~、京太郎おしい人を無くした」
漫「もう気付いたら結婚してるんとちゃいます?」
由子「二人ともお幸せになのよ~」
洋榎「大学でも一緒やで、京太郎!」
京太郎「お前と居るとほんと飽きないよ、洋榎」
カンッ
最終更新:2014年03月31日 21:04