京太郎「先輩、とりあえず、何も聞かずに、これを受け取って下さい」

まこ「……いやじゃ」

京太郎「なら、ここに置いていきます。今まで、お世話になりました」

まこ「なぁ、どうやって引き止めれば……」

京太郎「今日から来なくていいとだけ言ってくれれば」

まこ「それじゃ意味なかろう」

京太郎「俺もう行きます、時間が惜しいので。では」

まこ「……京太郎がおんと、意味ないんじゃ」

ーーーー翌年

まこ(わしも引退か……あんなに頑張って、悔いのない結果も出せたのに、なんで、こんな……)

まこ「こんなに、寂しいのは、なんで……」

「先輩」

まこ「な、なんじゃいきなり。誰、だ……」

京太郎「お久しぶりです、先輩」

まこ「京太郎、なんで……」

京太郎「あれ、休部届に書いてませんでした? 一年間武者修行するから休部しますって」

まこ「……は?」

京太郎「とりあえず御無礼な程度には強くなったんで戻ってきたんですけど……」

まこ「あれ、退部届じゃなかったのか?」

京太郎「え、違いますよ! 何勘違いしてんすか!」

まこ(ずっと退部届だと思って、受理しないですぐ引き出しに入れて鍵かけて封印しとったわ……)

京太郎「あ、さっき和に部長決定戦やるって聞いたんで、さくっと勝って部長になってきますから、この復帰届、読んどいて下さいね」

まこ「え、ちょ、まっ……復帰届? そんなもん別にいらんはずじゃが……へ!?」

『麻雀も、男としても強くなってから、それから言うつもりでした』

『でももう間に合わないかもと思い、まだ今の自分に満足してないですが、文字にして伝えます。』

「ぎゃーっ! なんでだじぇー!」「SOASOASOASOA……」「へ? あれ? へ?」

『僕はあなたのことが……』

「好きです!」

まこ「あ、あぁ……」

京太郎「あなたのことが、大好きです! 染谷まこさん!」

カンッ!