大学生あるいは社会人設定


小蒔「あ、京太郎さん!すいません、お待たせしました」

京太郎「小蒔さん!いえいえ、全然待ってないですから大丈夫ですよ」

小蒔「そ、そうですか?」

京太郎「はい。では行きましょうか」

小蒔「はい!」

京太郎「あ、そうそう…」

小蒔「?」

京太郎「その服とっても似合ってますね。今日の小蒔さん、いつも以上に可愛らしいですよ」

小蒔「あ、ありがとうございます////」

京太郎「では、お手をどうぞ、姫様」

小蒔「は、はい…///」

京太郎(ついに来たか、3月8日……大丈夫…準備もイメトレも入念に行ったんだ。大丈夫…大丈夫…)


~~~~
服屋

小蒔「わぁっ!この服可愛いです!」

京太郎「おお!小蒔さんのイメージにピッタリでいいですね」

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映画館

ソレデモオレハ、オマエヲアイシテルンダ! デモ、モウドウシヨウモナイジャナイ!

小蒔「……」ウルウル

終了後

小蒔「うっ…うっ…」グスグス

京太郎「ま、まぁまぁ、小蒔さん。確かに悲恋でしたけど、お互いのお互いを想う心がとても美しい、いい映画だったじゃないですか」

小蒔「はい、グスッ、そうですけど、それでもやっぱり、愛し合っている2人には結ばれて欲しいと思うんです」

京太郎「……確かに、そうですね」

京太郎(やっぱり、小蒔さんは優しい人だな…)


~~~~
レストラン

京太郎「さ、ここです。すいません、19:00から2名で予約していた須賀ですが…」

店員「はい、須賀様ですね。お待ちしておりました、こちらへどうぞ」


店員「こちらのお席になります」

京太郎「ありがとうございます。どうぞ、小蒔さん」イスヲヒキー

小蒔「あ、ありがとうございます。景色がとっても綺麗……」

京太郎「気に入ってもらえたようですね。良かったです」

小蒔「あの、見たところ大分ちゃんとしたところのようですけど…」

京太郎「ですね。今日は小蒔さんの誕生日ですから、奮発しましたよ」

小蒔「あ、そうでした!」

京太郎「小蒔さん自身が忘れてたんですか」アハハ

小蒔「あうぅ…」カァァ

京太郎「ま、ま。取り敢えず今は食事を楽しみましょう」

小蒔「はい!」



京太郎「ご馳走さまでした。いや~、ホントに美味しかった」

小蒔「ご馳走さまです。私の誕生日にここまでしてくれて、本当にありがとうございます」

京太郎「いえ、小蒔さん、まだ終わりでは無いですよ?」ゴソゴソ

小蒔「?」

京太郎「はい、誕生日プレゼントです。どうぞ、小蒔さん」つ小箱

小蒔「あ、ありがとうございます!あの、開けてもいいですか?」

京太郎「はい、勿論です」

小蒔「では、失礼して…」カサカサ

京太郎(落ち着け…落ち着くんだ…)

小蒔「あれ?中にも箱…?あ、これ開…え?えぇ?!あ、あの!きょ、京太郎さん、こ、これ?!」

京太郎「はい、見た目通りのもにょです」

京太郎(だあぁぁぁぁっ!何やってんだ、俺!何そこで噛んでんだぁぁぁ!…落ち着け!次は、次の台詞だけは、絶対に決めるんだ!)

小蒔「えっと、あの…その…」

京太郎「小蒔さん、俺達ももう付き合い始めて5年になります」

京太郎「あなたと過ごせたこの5年、とても楽しいものでした。でも、それだけじゃ満足出来ない。俺はとても欲張りなんですよ」

小蒔「……」

京太郎「俺はこれから先もずっとあなたと共に笑い、共に生きていきたい。ですから、小蒔さん!どうか俺と結婚して下さい!!」

小蒔「……私も今までとっても楽しかったです、京太郎さん」

小蒔「けれど、ただ共にいて楽しいというだけの理由で人生の伴侶を選んでもいいものか、と思い悩んだこともありました」

小蒔「そんな私が悩みに悩んで出した答えが…これです」

スッ(小蒔が薬指に指輪を嵌める)

京太郎「!!」

小蒔「いくら考えても、私には京太郎さんしかいませんでした。ですから、京太郎さん、私を貴方の妻にしてください」ニコ

京太郎「も、勿論です!絶対に貴方を幸せに…いえ、絶対に2人で幸せになりましょう!」

小蒔「はい!」


カン!

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最終更新:2014年03月31日 21:03