「はーい、今日は隠しカメラで須賀君を観察するモニタリングin清澄をお送りしまーす
 実験の内容は、買い出しから帰ってきた須賀君が部室に戻ってきたときに
 部員5人の私物が置いてあるので、最初にどれから興味を持つのか、という内容でーす」

「それぞれの私物とは、咲の文庫本、和のエトペン、優希のキャラ物の腰巻、まこのメガネ、
 私の学生手帳で反応を見てみます」

(京ちゃんが本を読んでる姿・・・恰好いいだろうなぁ・・・)ポヤヤーン
(須賀君がエトペンを抱いてるなんて・・・可愛いです)イヤンイヤン
(京太郎が腰巻を巻ききれずに私の細さを意識しちゃうんだじぇ・・・)テレテレ
(つい装着してしまうメガネ京太郎・・・アリじゃのう)ウンウン
(手帳の中に仕込んだ私の際どい水着写真でトイレに行く須賀君・・・イケル!)

「それぞれトリップしているところで須賀君が帰ってきたので、メールで
 『皆が一時間ほど用事で抜けるので留守番をよろしく』と送ったところで
 モニタリング、スタート!」


―モニタリング開始―

「買い出しの荷物を一旦置いてスマホを取り出したね」

「部長から届いたメールを読んでいますね」

「スマホを仕舞ったらすぐに荷物を片づけるなんて立派な雑用だじぇ」

「荷物を全部片づけたら麻雀卓の椅子に座ったのう」

「疲れたから休憩するみたいね」


―モニタリング開始15分経過―

「まだ椅子に座ってるね」

「足を広げて背中を丸めて座ってますね」

「全力でだらけきってるじぇ」

「ボーっと天井を見ているのう」

「ちょっと買い出し頼みすぎたかしら」


―モニタリング開始30分経過―

「ずっとあの姿勢のままだね・・・」

「瞬きしているから眠っている訳じゃなさそうですけど・・・」

「普段の京太郎と雰囲気が違うじぇ・・・」

「わしらの私物なんて一瞥もしてないな・・・」

「なんか須賀君に対して罪悪感が湧いてきたわ・・・」


―モニタリング開始60分経過―

「・・・」

「・・・・・・これは・・・」

「結局一度も動かなかったじぇ・・・」

「・・・モニタリングどころじゃなかったのう・・・」

「・・・時間よ。皆、戻りましょう・・・」


―モニタリング終了―

「あ、皆戻ってきましたね!いやー、俺一人で寂しかったっすよー。
 それじゃ今から部活開始ですね!それで俺は何をすればいいですか?」

「京ちゃん・・・」

「須賀君・・・」

「京太郎・・・」

「おんし・・・」

「須賀君・・・ごめんなさい・・・」

「あれっ!?どうしたんです部長、いきなり謝ったりなんかして。
 皆もなんで俯いたり涙ぐんでたりしているんですか?
 ちょっとどういうことか説明してくださいよー」アハハハ




カンッ!