――幾つかの土地を移った私は、既に慣れていました

 同じ時を過ごした友人と別れるということに

 感謝と別れの言葉を掛け合い、その折に流す涙に、私のために流される涙に

 かつて住んでいた町がやがて遠ざかっていく光景に

 彼女ら、彼らと過ごした記憶が、私の片隅で白く光りながら次第に風化していく感覚に

 そして始まる、一人だけの学校生活に――

 中学三年生の私には、二つの道がありました

 一つは、中学校の親友と同じ長野の高校へ進学する道

 もう一つは、父に従い東京の進学校へ進学する道

 前者を選べば、親友のゆーきと共に高校生活を過ごすことができる

 高校へ進んでも、中学校と同じようにゆーきと麻雀をすることができる

 後者を選べば、私の進める道が増える

 母のように、罪を詳らかにし、悪人を裁きにかけ、正しい方向へ導けるような検察官になることができる

 父のように、他人を頭脳で護れるような弁護士になることができる

 学べば学ぶほど将来の選択肢は増えていくことは、私でも十分理解できていた

 勿論、東京へ引越すのでゆーきとは離れ離れになってしまいます

 小学三年生の時や小学六年生の時や中学二年生の時と同様に、私はまた友人と別れ、一人になる

 それは私にとっても、ゆーきにとっても辛いこと

 果たしてどちらを選ぶべきか、私は迷いました

 そうした苦悩を抱えていたからでしょうか

 私は、ミスを犯してしまいました

 それは試験が開始する7分前、既に殆どの生徒が受験会場である教室の席についていた頃

 筆箱の中から筆記用具を取り出そうとしたとき、消しゴムを忘れた事に気づいた私は失意の淵に立たされていました

 前日まで念を押して不得手な国語の勉強をしていたため机に出していた消しゴムをそのまま置いてきてしまったのです

 同じ教室に私の知人はおらず、当然私が頼れる相手などいませんでした

 今まで受けてきた学校とは差のある公立校と言えど、消しゴムを使わずに合格することには難があるように思えました


  ―さらに下手を打てば、落ちてしまうかもしれない

  ―こんな間の抜けたミスのせいで親友と離れ離れになってしまうのか

  ―私自身のせいで私は道を選ぶことができなくなるのか


 諦観して、悔しさに歯を軋ませていた

 そんな私に、話しかけてくれたのが


「これ、使って」


 彼、でした


――――よろしいんですか?


「困ってるんでしょ?いいよそのくらい」

「俺はシャーペンの後ろの奴使うから気にしないで」


 右隣にいた金髪の彼が差し出してくれた消しゴムはまだ新品同然の様子で、それは彼の受験への努力を表しているように思え

 このことがますます気がかりになりました


――――見ず知らずの人に迷惑をかけるわけにはいけません


「いいよ、どうせ消しゴム有っても無くても結果は変わらないし」

「さっきの君の顔、凄かったぜ」

「『どうしよう、ちょっぴりおしっこ漏らしちゃったよぅ……』みたいな顔してた」


 沈黙


「悪い!悪かったよ!つい、連れのこと思い出しちゃって……」

「あ、そうそう、俺もここん中に知り合いいないんだよ、みんな他の教室でさ」

「君もいないんだろ?同じ中学の人」

「知り合いいない同士のよしみってことで受け取ってくれよ」

「さっきも言ったけど、俺は大丈夫だから」


 と、よく喋る彼は私に笑顔を向けながら遠慮しました

 彼の微笑み、向けられる遠慮、迫る時間の流れに私は逆らえず、

 突きだそうとした右手を机の上に戻して、二度目のチャイムが鳴らされるのを待つ

 教室中に、私と彼との間には自然と静寂が訪れ、それぞれの世界に身を投じる



 これが、私と彼との出会いでした




                           ,.ー-‐.、
                           ヽ、   ヽ  __
                           /,..-ニ‐- '"_,..)            / ̄\
        _,.‐-、                 ' ´/  , _ 、´              /     ヽ
         ' 、 .ノ    _ _         ,. ''" ,. -‐/ _  ̄\          /      _|
        r   ヽ  i'´ ` !       , ',. -一' ./..'/     .}      /      <_       ,..-、
         !    l i    ヾ、_   / ,. '′  ,..,.  ,/    ./        `ー-イ       \    /   ヽ
         !     ! し  , iヽ、i / /    {  \ヽ      i'        _,/      ,.イ ̄`'´ /!  ゙、
        l      ! /  ヾ |   ー'´        `´\ ヽヽ   !      / ̄          //    / /    |
       └! .i! .!┘ ヽ  r'´          ,.'⌒   `,. l   !     〈          \|     | |   |
         l !l .!   ヽ  !           ! ゝ-‐'´ /l  .!      ヽ   r/           ヽ/    |
        l .l ! l    i ゙、           \  /  }  .}ー"ヽ  ヽ ヽ__//  _    r、__,    ,、  __,ノ
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                                ヽノ               ヽ、ノ


『第一話 差し出してくれた左手』


優希「のどちゃんのどちゃーん、合格してたー?」

和「人で掲示がよく見えないので……わからないですね」

優希「そっかー、じゃあ学校にもどるじぇ」

和「駄目です、何を言っているんですか」

優希「私ものどちゃんも合格してるに決まってるし、途中でぱーって遊んで戻るじぇー」

和「もし落ちていたらどうするんですか、見に行きますよ」

優希「人の群れは好きじゃないじぇー」

和「そうですね、私も好きではないです」

優希「のどちゃんは囲まれる側だからいいんだじぇ」

和「囲まれるのも煩わしいものですよ」

優希「そんな台詞、一回は言ってみたいじぇ」

和「ゆーきはあっちの方ですから、ここで一旦別れましょう」

優希「わかったじぇー」


 ゆーきと私は清澄高校の合格発表に訪れていました

 清澄は難関私立や難関公立とは違い、平均的なレベルの公立高であるためか

 合格できなかった悲しみに嘆くという人はあまりおらず

 合格した喜びを友人と分かち合う人が大多数

 ゆーきと別行動をすることにした私は若干の注目を集めつつ、集団の先頭へ

 私が潜り抜けた集団の中には彼の金髪は見当たらず、気落ちしながら掲示に目を移して

 掲示にある番号と、手元の番号を共に二度確認して胸をなでおろした私は、また顔を上げました

 私は彼の受験番号を見つけようとしていたのです

 受験会場となった教室の座席数を覚えていたので私の受験番号から彼の受験番号を算出して、確かめる

 傍から見ればおそらく気色悪い行為でしょう

 それでも私は、彼が合格しているのかどうかを知りたかったのです

 途方に暮れていた私に手を差し出してくれた彼と高校生活を送れるのかが、心配でした

 殆どの受験生が合格するであろう試験ではありましたが、心配でたまりませんでした

 というのも、私が一時間目の試験を無事解き終え、横目に映った彼の姿勢が心配せざるを得ないものだったからなのです

 そのとき見た彼は、机に突っ伏したまま動いていませんでした

 ペンも持たず、枕にするための腕を組んでいるようでもなく、だらりと両腕を下ろしているだけなのです

 使いづらいペンの消しゴムを使いながら試験開始三十分後に問題を解き終えることができるのでしょうか、と怪訝に思いました

 寝ていたように思える彼は、試験終了の一分ほど前に起き上がり

 眠たげな表情は見せずチャイムが鳴り、監督の先生が教室を出て行った直後に彼も教室を出て行きました

 後ろの席に座っていた人も私と同じ感想を抱いたようでしたが、無関係な問題だと思ったらしく手元の教材に目を落としていました

 彼は監督の先生が教室に入る数十秒前に席に着き、私に見向きもせず、私もまた彼から視線を外し、試験へ挑みました

 ―あのとき、彼が寝ていなかったのだとすれば、彼は何を考えていたのでしょうか

 ―彼はしっかりと問題を解いていたのでしょうか

 その疑問が心配の根源でした


優希「のどちゃん見つかったー?」

和「……えっ」

和「あっ」

優希「?」

和「は、はいっ、受かってました」

優希「のどちゃん、なーんか隠してないかー?」

和「何でもありませんよ」

優希「本当に?」

和「本当です」

優希「本当の本当に?」

和「本当の本当って言ってるじゃないですかっ」

和「結果も分かりましたし、まっすぐ帰りましょう」

優希「学食のタコス食べてみたいじぇ!」

和「"まっすぐ"帰りましょう」

優希「頑張った自分にご褒美ー」

優希「ねえいいでしょ?のどちゃん」

和「……はぁ」

和「放課後にみんなでお祝いしてあげますから帰りましょう」

優希「おおっ!流石のどちゃん!話がわかるじぇ!」

和「あまり騒がないでください」

優希「そうそう、のどちゃんの王子様は見つかったのか?」

和「な、何を言い出すんですか!」

優希「歩調が遅いから落ち込んでるように見えるじぇ」

和「歩調……」

和「って、王子様って何ですか!」

優希「窮地に立たされてたのどちゃんを助けてくれた白馬に乗った金髪で高身長な王子様のことだじぇ」

和「彼が座っていたのは椅子です」

和「それに身長まではよく覚えていませんでしたよ」

優希「のどちゃんの話を聞く限りじゃそんな感じだったじぇ」

和「そんなに脚色していませんよ」

優希「で、結局どうだったの?」

和「……見当たりませんでした」

優希「金髪だったらすぐ見つかりそうだけどなー……あ、金髪の男子なら見たじぇ」

和「それを早く行ってください!」ガシッ

優希「キンパツノダンシナラミタジェ!」

和「その速くじゃないですよ!ありきたりなボケをしないでください!」ガシガシ

優希「気持ち悪くなるから頭揺すらないでほしいじょ……」

和「すみません」

和「……だから高身長なんて言ったんですね」

優希「確信犯だじぇ」

和「使い方が違いますよ」

優希「のどちゃんってさー、ひょっとして一目惚れ?」

和「男性を一度見ただけで好きになるとかそんなオカルトありえません」

優希「もしそうなら、諦めた方がいいと思うけど……」

和「どういうことですか?」

優希「私が見た金髪、女子と一緒にいたんだじぇ」

和「それは、ただ同じ中学校だったからなのでは?」

優希「他に同じ制服の集団がいたけど、あの二人だけ別のタイミングで来たみたいだったじぇ」

和「そもそもそんなことを言ってどうしたいんですか」

和「私はただ、彼にお礼をしたいだけです」

優希「お礼って、入試の休み時間か終わった後に言えなかったの?」

和「……それが、毎回すぐに教室を出て行って、試験開始5分前には戻ってくるのですが」

和「直後に監督の先生が入って来るので話しかけられるような機会が無かったんですよ」

和「試験が終わった後も早々と帰ってしまって、消しゴムも返せずじまいで」

和「今日会って、消しゴムを返してお礼でも、と思っていたのですけど……」

優希「じゃあその男子は受かってなかったの?」

和「なぜ、私が知っていると思うんですか」

優希「だってのどちゃん、声かけたときに違う番号見てたじぇ」

優希「金髪が合格したか見てたみたいだったし、今の言いぐさだと金髪が清澄に来ないように聞こえるじぇ」

和「…………」

優希「のどちゃん?」

和「貴女、本当にゆーきですか?」

優希「それは流石の私でも傷つくじょ……」

優希「それにしても男友達の一人もいないのどちゃんが肉食系に変貌するとは、世も末だじぇ」

和「どういう意味ですか、私にも男性の友人はいましたよ」

優希「高遠原でのどちゃんに話しかけてる男子は見たことないじぇ?」

和「高遠原に来るずっと前にいました、阿知賀にも……数人はいました」

優希「意外な事実が発覚してしまったじぇ」

和「優希の中の私はどうなっているんですか……」

優希「才色兼備冷静沈着容姿端麗八方美人最強爆乳わがままボディ難攻不落な高嶺の花」

和「急によくそこまで思いつきましたね」

優希「前にクラスの女の子たちとのどちゃんを四字熟語で表したらどうなるかを考えたんだじぇ」

和「いつの間にそんなことを……」

優希「気になるのはのどちゃんの男友達だじぇ、どんな奴らだったんだ?」

和「阿知賀の友人は日常会話をするほどの仲でしたよ」

優希「日常会話……ってどのくらいの?」

和「おはよう、とかさようなら、とかですね」

和「男女間では仲のいい方だったとは思いますよ」

優希「その基準は大間違いだじぇ、それなら私はクラスの男子全員の嫁になるじぇ」

和「それは確かに……では彼らの扱いは何なのでしょうか」

優希「のどちゃんが友達だと思えば友達なんじゃないか?」

和「ならば彼らは友人ということにしておきます」

優希「それは惨い選択だじぇ」

優希「じゃあのどちゃんは男子と遊びに行ったこともないの?」

和「遊んだことは…………」

和「……………………」

優希「無いなら無理に思い出さなくてもいいんだじぇ?」

和「いえ、遊んだ記憶はあるのですが…………よく思い出せないといいますか……」

和「こう言っているだけだとゆーきに見栄っ張りと言われそうなので思い出しているんです」

和「確かあれは…………」

和「……無事故の改新が起きた645年」

優希「のどちゃんがトリップしちゃった!?」

和「何分6年程前のことなので思い出せず、ゆーきのようにボケてみようかと」

優希「キャラに合ってないじぇ」

和「たまにはツッコまれる側の気持ちもわかりたかったんです……」

和「上手くツッコまれるのは気持ちが良いと聞いていましたが、そうでもありませんでしたね……」

優希「のどちゃんの情報源がわからないじぇ」

優希「話は変わるけど、のどちゃんは清澄に入っても麻雀部だよね?」

和「唐突ですね」

優希「唐突な話題変更は女子高生の必須スキルだじぇ」

和「どんな場面に使うんですかそんなスキル」

和「……麻雀部には入るつもりですよ」

和「入りたい部活は麻雀部くらいしかありませんし、何より楽しいですから」

和「また一緒に頑張りましょう、ゆーき」

優希「無論、のどちゃんと私の強力タッグで全国制覇するじぇ!」

優希「でも、そういえば清澄の麻雀部は壊滅寸前って聞いたよーな……」

和「本当ですか?」

優希「試験監督の先生に聞いてみたらそう言ってたじぇ」

優希「部員が二人だから本来は同好会の扱いだけど生徒議会長特権で無理矢理部に格上げしてるらしいじぇ」

優希「それで真面目な先生の中には麻雀部の扱いに是非を唱える人もいるとか、何とか」

和「……インターハイの団体戦に参加できるのは5人」

優希「団体戦と個人戦の両方で優勝が一番かっこいいじぇ!」

和「そうですよね、そうすると私とゆーき、予めいらっしゃるお二人を加えるとあと1人ですか……」

優希「……あ!いいこと思いついたじぇ!」

和「何をですか?」

優希「確実に部員を確保する方法だじぇ!」

和「ゆーきの思いつきは不安ですが……言ってみてください」

優希「まずのどちゃんが金髪を誘って入部させる!」

優希「そして金髪がさっき一緒にいた女の子を連れてくる!」

優希「これで女子部員5人、団体戦に出場できるようになるじぇ!」

優希「まさに芋づる式!完璧優希ちゃんの黄金方程式だじぇ!」

和「ツッコみどころに困るのですが」

和「そもそもなぜ彼を私が誘わなければいけないんですか!」

優希「試験の間数時間ものどちゃんの隣に座っていてのどちゃんのことを忘れない男子なんていないに決まってるじぇ」

優希「だから、こういう風に…………」

優希「――――入学して数日経つある日」

優希「『入試の時に消しゴムを貸した美少女は俺のことを覚えているだろうか』」

優希「『親切をしてあげたんだからそれなりの見返りがあってもいいはずだ』」

優希「そう思いながら登校して下駄箱を開けるとそこには美少女からの手紙が!」

優希「期待して放課後の体育館裏へ行った金髪は、のどちゃんの魅惑のボディに負けて入部届にサイン――――」

優希「こういう算段だじぇ!」

和「頭が痛いです……」

優希「団体戦の枠は埋まるし、のどちゃんは金髪と同じ部活でいいところを見せられる」

優希「金髪といられる時間が増えれば、必然的にお礼をできるチャンスも増えるはずだじぇ」

優希「全中優勝者の肩書きを持つのどちゃんなら金髪を経験者・未経験者問わず教えても不満には思われないだろうし」

優希「部活中二人っきりなら距離は急接近だじぇ?」

和「他の新入生が入ってくれる可能性があるじゃないですか」

和「それに私とは無関係な人を巻き込むのは気が引けますよ」

優希「そっかー、それもそうだなー」

和「……ですが」


 親友のゆーきと離れたくないから

 ゆーきと共に麻雀の高みを目指していたいから

 彼の親切を無駄にしたくないから


 故に私は、父に反して清澄へ進学することに決めました

 いえ、正確にいうと「予め決めていた」でしょうか

 私は、両親への反抗というものを恐れていました

 私が逆らえば、両親に負担をかけることになってしまうかもしれない

 両親の期待に私が背いてしまえば、たった三人の家族の間に亀裂が入ってしまうかもしれない

 私には両親に対抗しきれる自信が無く、けれど、両親の言葉通りに東京へ行き、ゆーきと別れる、というのも真っ平御免でした

 そうして、両親と親友を選びかねていた私の背中を押してくれたのが、彼が差し出してくれた左手なのです

 結果から言うと、意外にも両親の許可はあっさりと降り、私の反抗は実を結びました

 そうか、とだけ言った父を見て、まるで狐につままれたような感を覚え

 同じような答えを返した母にも肩すかしを喰らったような気がしました


 今、こうして高遠原へのこの道を、ゆーきと笑顔で歩いていられるのは彼のおかげでしょう

 あの日の彼の親切が、幸せだと感じる今を作ってくれているのだと思うと

  ―ありがとう、とお礼を言いたい

  ―何か、お礼をしたい

 ただその感情だけが胸に湧き上がってくるのです

 いつかは必ず、この感情を届けたい





――――彼を誘う、というのは




 そのために、今は


「のどちゃんが金髪を誘って入部させる!」


 親友の、突飛で唐突な心のこもった提案に乗る、というのも




――――アリ……かも、しれませんね






  続く