陽光を遮る葉と梢の天蓋。木の根と緑の苔の絨毯。
緑葉の合間から差した日差しに一瞬だけ視界が眩み、俺は目を細めながらそれを手で遮る。
真夏の暑さを感じさせない木々の隙間を縫うように、僅かに湿った苔に脚を取られない様に気を配りながら緩く傾斜した地面を進む。
何故、俺がこんなところを1人で歩いているのかと問われれば単に高鴨穏乃のお目付け役を仰せつかったからである。

宿泊施設から少し行った場所にある森林の先にある小高い丘へ行きたいと言い出し穏乃が俺を誘い、
拒否しようとしたところをその友人と顧問に言い包められてこんな場所までわざわざ付き合ってここまで来たのだが、
現地に着いた穏乃は俺の存在など忘れてしまったかのように、
弾かれたように走り出し俺が声をかける間もなく木々の奥へと消えていった。

仕方なく穏乃の走り去っていった方向へとゆっくりと歩き出し林へ足を踏み入れて今に至る。
アウトドアやサバイバルの経験も知識も皆無な俺は、
森の中で他人を追跡する術など存在せず脚と目と耳を使って地道に少女を探すことにした。


京太郎「とは言え、見付からない」


もう少し先まで行ってみようか、そう思いさらに歩を進めようとしてふと違和感に気付く。
鼻先を掠める、濃い緑の匂い。
まるで深い森に迷い込んだかのような感覚。
一陣の風が吹き抜ける。耳朶を打つ音。


京太郎「…………っ」


俺はそれを声と認識した。誰かが呼んでいる。
何故そう思ったのか、そう感じたのかは俺にもわからない。
不思議と恐怖心はなかった。俺は向かおうとしていた方から踵を返し、
風が吹き抜けていった方、俺を呼ぶ声の方へと歩き出した。

歩き続けていると開けた場所に出た。
展望台、っというほど整備はされていないがハイキングコースかなにかのなのか歩くには
さほど苦労はしない程度には均された高台といった感じか。
落下防止の欄干が左右に伸び、その向こう側には街並みが見える。

視線を巡らせると、見慣れたポニーテールと上半身をすっぽりと覆ったぶかぶかのジャージ姿の背中が目に入った。
俺はガシガシと後頭部を掻くと、そちらへゆっくりと近付いていく。
後数歩というところまで来て、俺は先にも感じた違和感を再び感じた。
目と鼻の先にいる少女から漂う、霞にも似た儚さ。

これは本当に俺の知る高鴨穏乃なのか?
普段の騒がしさをまるで感じない、なんて静かな気配。
俺は違和感を振り払い穏乃の背後に立つ。


京太郎「おい」


俺は緩く拳を握り、手の甲で穏乃の頭を後ろから小突く。


穏乃「お?」


そこまで来てようやくこちらに気付いたのか、打たれた頭を片手で押さえながらこちらに振り返る。


穏乃「お! おっす京太郎」


手を上げて気軽に挨拶してくる穏乃、同じように片手を挙げてそれに応じる。


京太郎「おっす。…………じゃねぇよ、勝手にどっか行くなよ。心配するだろ」


穏乃はそんなことを言われるとは思っていなかったのか目を丸くする。


穏乃「心配してくれたの?」

京太郎「まぁ多少はな、いくら穏乃がこういうとこに慣れてるっていっても目の届かないところに行かれるとな」

穏乃「そっか」


小さく微笑む。


穏乃「私はずっと京太郎の近くにいたけどなー」

京太郎「あん?」


穏乃の言葉に俺は怪訝な声を上げる。ずっとというのはここに着てから、っということだろうか?


京太郎「いやいや、お前ここに着いた途端俺のことなんて放って1人で突っ走っていったじゃん」

穏乃「ん~、そうだけどそうじゃないというか」


顎に人差し指を当て天を仰ぎながら考え込むように言葉を選ぶ。


穏乃「京太郎、途中で道に迷ってたよね。あのまままっすぐ進んでたら急な坂になってたよ?」

穏乃「もしかしたら、足を滑らせて転んで怪我してたかも知れなかったよ」

京太郎「は?」


穏乃の言葉が理解できなかった。俺とこいつはつい今再会したばかりで、森を抜ける間は別々に行動していたのだから、
こいつが俺がどの道をどう歩いてきたのかなど知っているはずがないのに。


穏乃「だから呼んであげたんだ。そっちじゃないこっちだよって」

京太郎「……」


あの音……俺が感じていた風の中にあった声は俺を呼ぶ穏乃の声だったというのか?
そんなバカな。和ではないが、そんなオカルトありえない。
普段ならそう考えるはずなのに、何故か穏乃の言葉がゆっくりと身体に浸透していきすんなりと受け入れることができた。


京太郎「穏乃は、ずっと俺と一緒にいたのか?」

穏乃「うん!」


元気よく朗らかに頷く。よく知る穏乃らしい笑み。


穏乃「私はいつでも、何処にでもいるよ。京太郎の見るもの感じるもの」


自由を知る鳥が両翼を広げるように、穏乃はその両腕を左右に目一杯広げる。


穏乃「風の先にも大地の上にも」


そしてその右の人差し指の先がゆっくりと俺の胸に触れる。


穏乃「京太郎の中にもね」


そういって笑う穏乃の笑顔にはどこまでも透き通るような純真さがたゆたっていた。


京太郎「俺は……」


胸に触れる穏乃の指。


京太郎「俺はそういう観念的な話はよくわからないけど」


そこから繋がる右手をそっと握る。


京太郎「そのどれでもない今、目の前にいて手に触れられる『この』穏乃がいいな」


ハッと息を呑むのが聞こえた。


穏乃「あは、そうだね」


頬を掻きながら照れたように笑う。


穏乃「私もそう思う」


そういって穏乃は俺の手を握り返してきた。


京太郎「なにをしてたんだ?」

穏乃「風と話してた」

京太郎「そっか」


抽象的でいまいち要領を得ないが、俺ははっきりと頷く。
俺達は肩を並べて眼下に木々の群れとその先に見える街並みを眺めている。


穏乃「中学生の頃……」


急な切り出しに、俺は疑問に思うでも戸惑うでもなく静かに耳を傾ける。


穏乃「流れでみんなバラバラになっちゃって、だから山に1人でいることが多かった」

穏乃「だから自分ってものがハッキリと感じ取れたし、いろいろ考える時間もあった」

穏乃「いつしか意識は自然の中に溶け込んで、深い山のすべてと一体化してるようなそんな感覚」

京太郎「風……いや、大地と語るって感じだな」

穏乃「! そっか。うん、そうだね」


穏乃「ほっ!」


掛け声ひとつ。穏乃は勢いよく地面を蹴ると、その勢いで欄干の上に立つ。

京太郎「おい、あぶな、」

穏乃「とう!!」


そこまで言いかけて俺は言葉は霧散して消えた。細い手摺りの上で器用にターンを決めると、俺のほうに向かって跳びかかってきた。
穏乃は身長も相まって身体が非常に軽い。けれど勢いがあればそれなりの運動エネルギーが生まれ、当然衝撃もある。
それでも俺はなんとか踏ん張り、背中と膝裏に腕を回して横抱き、所謂お姫様抱っこの状態で受け止める。
ここで倒れ込んでは男の沽券にかかわる!


京太郎「バッカ野郎! 危ねぇだろ!」

穏乃「京太郎なら受け止めてくれるった信じてた」


一点も曇りもなく本当にそう思っているかのように言われ、俺は僅かに言葉に詰まる。


京太郎「それでもダメなもんはダメ。次はないからな」

穏乃「はーい!」


わかってないなこいつ。

俺は穏乃を落としてしまわないように、しっかりと抱き上げる。
肌に感じる体温と、微かに聞こえる吐息の音。
穏乃は俺の中にも自分はいるといっていた。けれど当の本人は今、俺の腕の中にいる。
それは俺の内なる世界と外なる世界。
俺の見ている世界と、穏乃の見ている世界は別々でそれは互いに不可知の領域のははずだが。


京太郎「なにを見てるんだ?」

穏乃「空、かな」


視線をたどり同じように空へと目を向ける。
晴れ渡った何処までも続くような青空。
俺の見ている青空と穏乃の見ている青空は果たして同じものなのか。

感覚所与、感覚与件、センス・データそう呼ばれる外界からの情報を内面で構築して世界を感じている。
だから人は内なる世界と外なる世界の二重構造を持っている事になる。
ならその世界はどうやって線引きされるのか。
人は外なる世界の共通部分で間接的にしか交われないのか。
自分、青空、木の根、虫、土、梢のざわめき、穏乃。
そよ風が吹き抜ける。


京太郎「!」


一瞬、自分が何処にいるのかわからかった。
ただ俺が感じるすべての中に俺自身も含まれているんだと、上手く言葉にできないがそんな気がした。


京太郎「穏乃」

穏乃「ん?」


下から穏乃の大きな瞳が俺を見上げてくる。


京太郎「少しだけわかった気がする」


これが穏乃の感じている世界。


穏乃「~♪」


それを感じ取ったのか穏乃はなにもいわず俺の首筋に鼻先を近づけてくるだけ。


穏乃「もっと、いろんな世界を感じたい」

穏乃「もっとずっとずっと遠くへ行きたいね。京太郎と一緒に」

京太郎「たとえば?」

穏乃「そうだな~」


再び青空を、その先にあるずっと向こうも見据える穏乃。


穏乃「この深く蒼い瞳のような空の終わりまで……かな」


  • 幕間-

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          アァ―ァ‐‐ァ‐-‐ァ…'ー―‐--   ____/        ー、:.`:./ λ:.:/ :.    }::::::|ヽ.
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        `ー―一'::::::::::::::/| ̄`>‐  ̄      ヽ、    ィ __    ´   ー‐ '
           ` ー―一「 ̄ ̄:.:/   くヽ         ー一o  /
                マ:.:.:.:.:./    \\       o   r´ あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅとぅートゥットゥルー
                      }:.:.:.:ハ      ー`   -―一 ´ r'ーf クロチャー☆なのですのだ!
                rー ´:.:.:.ヽ      \    o __ィ  /__:.:|
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                                    {/.'   ,| ,.|-}/-{ | / ,ィチ斧ミ }/ }  |    . <それカツオだけど…
                                    /  イ/{ : ! ィ斧从}/   Vzソ ノ /イ ,:
                                  <__  ´// 从{ Vソ /         / イ- 、  |
                                       {'{  { ,    '           /' ⌒ }  |
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                                         叭   v_ ̄ヽ      ,rー'   从
                                           、           イj   / /
                                              :.          < |'  /}/
                                              、__   ´    } イ从/
                                                 |        |/
                                                「 ̄|     「 ̄ ̄ ̄ ̄}
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      // |/ .V: ::::::〉 `      リ .|::::/!::::ハ:::::} ハ } \! ヽ            悪
.    /   |  V: :::ト、  ,_ァ   / ´ ̄¨|::√}::::厂 }!、 j
           V::/ `i:r- 、 j  .::. !/`、|:/    >、             魔
.              V   j!  }::「!  :::l /  /\       `>、
                 j:ハ l ::::l     ::ヽ     ::...  ≧x        を
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.           ´ ;      /\   \ }iハハj止_ハ;   Г)、}
       /   :;  ; i  ij jⅩ   `  ‐-- ,㌢゙⌒¨ ,′  Г  \
     {{   ; iiⅱ jⅣ     __    ″    /   ;     \
.     \   !iⅱi{ {い.:\  ,㌢⌒         /    ,゙    ;:.. `、
         ‘リ从W辷} }::} #             .゙     /     ;゙;::. ゙,
              》'´ ノ人__        _,ノ  ;     / ,!  }ii ; }}  }
              ,´ ,   厂}込、       .:;  .::/ ,;゙| ,ハj   /
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         U ! \〈   ゙,  ⅱ|   /⌒^\  `  ‐- }   ハ
          __     /` ‐- }i 从|__/_____\/    ノ/  ,ハ    xzx_
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       |[|「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄]           「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||]|
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     , '´_.. ..__,ノ         ;                 ∮      <´_..   .._\
.    / '´ _..  ``>        $.温泉 × グレネード = 日本       <_..   .._ `、
.   {  '´     .._>       ゚                     °        ど    __   }
.    !   ´  __,ノ         有澤重工日本の誇り . ゜          と___    }
       イ]「「|         ゚。                .             |`Tハ  /
.      \__| || |            ゚+  大艦巨砲主義 .              | || l/
       | || |          ゚+.         _ . o'゚             | || |
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       Lこ二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ごノ
                 /            ∧               \
                 \               / ハ               /
                   /`  .._         ,゙  ハ        _..  ∧
               /    ⌒   ‐--┘   └---‐   ⌒   ∧
                 /                               ∧




                ___
                ___
              ...:.:.:.:.:.:.:.:.:. : : : : : : : .
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          /:./:.:/ : : : : : : : : : : : : ヽ : : :.
          ′:/: : :/: : : ∧:..: : :|:..: : :|: :| : : : :.
       / |:.:|: : : : : /|:| |: : : :|V: :∧ |: : :| : i
        /   ー|―|斗f‐┼ |: : : :| |─-l、|:_l,ノ|
.      //:i: : |: : |八ハ:{ |:..:./リ |/  }人 : l:ヽ!
     厶イ |.:.: ∨:|灯j芯ヽ1ソ ィjア苅Υ: :/: : |
       │:..: :{い.乂(ソ ′  乂(ソ/ }ィ: : : :|
       │:..: :|  :':':':   ,    :':':':   |: : : :|
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       │:..: :|:.:八   ∨ ̄ノ   ノ:.:i : : : |
       │:..: :|:.:.:.:.:.> .. ___ .. <:.:.:.:.|: : : :′
       │!│|:.:.:.:.:.:.:.:.|   __  |:.:.:.:.:.:.:.|:.:./リ       I'm thinker ♪
         乂人|八:.:ィTノ {爻} {ア> :.ノイ          トゥートゥートゥートゥトゥー ♪
        / <    |___ Ⅵ/__/    >
.      r<丶      ∧__ }へ‐ァ       >‐┐
    /  \ 、    ∧/ニニ}′    //   `ヽ
     |    丶\      |  ー‐}     //     |
     |        \ ー===|  r=ァ′=‐'ィ:.//      |
     |       { ヾ≧=/  .}={=≦:.:./ .′      |
     ′         〉 ゞ=/   /}{:.、:.:イ==ノ
   /   __,,/斗-〈  /  /: }{:.:.:\  {  、 ノ     }
   ゝ   /.-====ハ . ′ /.:.:.}{:.:.:.:.:.ヽ Υ¨¨¨¨¨ ヽ /
      \{/ 斗―∨    .:.:.:./}{\:.:.:.:.|  }=======/
       ∨ハ   /   /:.:./.〃  }:.:.:.| ‘ァ…‐‐;、/




               /ヽ、       ,,
              /////ィ,    ィノイイイイィィィ,,,,,,
          _,,,、./--------ィィ,,/_/_/_/_////イィ,,,,,     __,,、-ァ
    ,,、-.ァ<二、ヘ;:;:;:;:;:::::::::::::::: : : : : : : : : : :::::::::":":":-,-,'、、、>_,,、-'´三::::/
  ≪´  ゚<◎ィ/ } \::::>''"ヲ::::::::::::::::: : : : : ::::::::::::::::::‥‥‥::: ̄:::::) 三::::〈
  .マミ_   _ノ | /)_三::/: : : : : : : : : : : : : : : : :  __,,、─--、_ 三::::ヘ
    ```ヽ==ィイ__  _ ̄     ___,,,,,,,、、---─''´´\\`ゝ    ``ヽ-┘
           ̄ ̄∨ミミ ̄ ̄ ̄  `ヘ:::ヘ::ヘ::ヘ::ヘ::ヘ:ィ''´´
             ∨ミ        ``````´´
              ヘ
       V:::::::::ヘ                        __r‐ァ
       V::::::::::ヽ    . .―:―<:ヘ         ..-<::ヽ \
       V::::::::::::\ /: : : : :/ ヽ : :\      /::::::::::i/⌒'┘
       V::::::::::::::ヽイ: 7:ヽ:/  ノ: : : : :\ ..―:´::::::::::::/
.         \:::::::::::ハ V:i,_{_ `  ノフヽ:ノ:}:/::::::::::::::::/
            V::::::::::V: i,,, _` ' ⌒゙ !ィ/::::::::::::::/
           ヽ::::::::{:八 (  ̄i ''' /:/::::::::::::/:\      <魚ぉぉぉぉぉぉぉ京太郎ぉぉぉぉぉぉっ!!!
              ヽ::::::::::::zト .二 イ.レ':::::::::ィ: : : :ヽ:\       <キスゥゥゥゥゥキスだぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
               V:/:::::::::〃 ̄::::::i:::::/ ヽ: : :ヽヽ )
            V::::::::::〃::::::::::://   Vハ: :ハ
             /::::::::::〃::::::::::::/    ノハ: :ハ
            /::::::::::〃::::::::::::/         ∨
            /:::::::::::::》:::::::::::::′
            /::::::::::::〃::::::::::::{
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         /〃:::::::::〃:::::::::::ヾ:ヽ
          〈〃:::::::::::《::::::::::::::::::》:::〉
        /三三三〃三三三ミY
        └┬―‐ Tニl ̄  ̄!:>'
           {   /  l    }´
            {   l  l    l
            |    l  、   l
            {   ,′  !   ,′  r 、
          !  ,′   ',  ├  ̄  \
          }  l     !   -<\_ミ}
          |   |    └ '´


            ,.  ´ ̄ ̄ `  、__
          /   ,      / /⌒Y
         /    /    ,:       | ̄\
        .:'    '  /__/   ,      |   \__
       /    /  ///\/ /   .'   '    {` ̄
     /イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´   // /   、   、
       { { Ⅵ /   Vオ {从 /-}/-、  }  、 \
       | |  {/       ∨ィ=、}/  ,  |、 }  ̄
       / 乂   u      ::::::: Vソ' ,l ∧l |
        /イ , 八   ,...、    '   /ムイ,'∧ |
      /\ /  、 〈- 、\__     ム/ /   \
>----イ///\   .  `  ー '  イ/从
////////\///    、   .  ´         <叫ぶな!連呼すんな!!黙って戻って来い!!!
//////////\{    /`¨¨ 、
////////////>、  {、     〉
/////////////(_)}   ∨、_,イ/\
///////////////`¨¨¨|/\////\
//////_,. --- 、//|    |///\////>--、
/> ´   --、 ∨ム  //////////////}
     ´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
        - \///{/イ//r- 、///////∧


    /           、\
.   / /  /         ヽ ',        _
  / ′/ /     ヽ  ヽ  .:       // rf_f_l
  ,/|  , /| ′l|   | |  | | |  _人_   //  | |
 ,: |i  l\ | | l|   | / | | |  `V´   //  |_|
. l| ハ  | | ト   l|\イ ハ /| |//       ´    _
/|{/ // /芹ミ八{ ィf笊ハヽi 〈/ |         f_l_| /l
 j 〈/ィ ト弋ツ    弋)ツノィ l|l|           //
/ /{|ハ ,,   ,   ,,  /} | ;            レ
: / | l| 人   、  ,   /,  //
/{  | |ト  { >  _ _ イ、/ // ___       fヽr─ 、
八 八_>ー/┏━━━━━[____]━━━┷//⌒ヽ
人 `丶}}   /_ ┃| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (/⌒ ヽ
  ⌒ヽ\   f⌒ヽ                   (_/┃ ノ
  /     f⌒ヽノ    冬 の 日 本 海     |┃
  {      f⌒ヽノ                     |┃



  • はるると京太郎-



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(喜んでるはるる)

 ::::ハ:ヽ::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::l::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::::::::',::∨
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 / ´  /  ',::::::::l     /` ー ´   .!:::::::::/
(怒ってるはるる)

 ::::ハ:ヽ::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::l::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::::::::',::∨
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(哀しんでるはるる)

 ::::ハ:ヽ::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::l::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::::::::',::∨
 :::l:::::,::::ヽ::!::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::,'::::::::l!:::::::::l:::::::::::::::::::::::::::',::∨
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(楽しんでるはるる)

 ::::ハ:ヽ::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::l::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::::::::',::∨
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(麻雀を打ってるはるる)

 ::::ハ:ヽ::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::l::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::::::::',::∨
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(自販機で飲み物を選んでるはるる)

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(今日の晩御飯は筑前煮がいいなと思ってるはるる)

 ::::ハ:ヽ::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::l::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::::::::',::∨
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(黒糖を食べてるはるる)

 ::::ハ:ヽ::::::/:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::l::::::::l::::::::::l::::::::::::::::::::::::::',::∨
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 / ´  /  ',::::::::l     /` ー ´   .!:::::::::/
(スクエア三大ゲーは武蔵伝とアインハンダーと後1つなんだろうと考えてるはるる)

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(純刃マラソンに飽きてきたはるる)

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(京太郎に会いたいなーと思ってるはるる)

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(京太郎に会えて嬉しいはるる)

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(京太郎が黒糖を持って来てくれて嬉しいはるる)

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(京太郎が黒糖を持って来なくて怒ってるはるる)

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: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ    \ : :!丶   ̄     Vイ:ハ |\:i
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ヽ: : :`┬ 、  ヾ          / 
  i: ;ィノ    U     ,....-ィ /        「そんでなんで俺が黒糖持って来なかったらそんな怒ってんだよ」
,,:‐レリ    _       ̄ /
゛=!_    \ `ー-、_  _/          「その感情を式で表すと、俺+黒糖=正の値で、俺-黒糖=負の値」
::::::゛== 、 \   / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、    >           「この不等式を解くと黒糖>俺という事になるが?」

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.l |l: :l : : ぃヽ ´       ‐'´勹:::::::::::|」: :l   :  が
{ l ヽ斗< x_=气       ∨二ノ|: 〉
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.(つ li: : : ∧ ///   ′         |:|: : : : : l: : :
lニ⊇|i: : : : ∧         . ‐ ァ   / |:|: : : :|/ ̄
└ュ | |i: : : : : :ヽ        `        |:|: : : |l  /
└‐┘|i: : : : : : ||  ̄ ¨  ―-<   /|:|: : :八

        さ す が は る る !





最初に耳にしたのは水音。
勢いよく噴出した水が地面を叩く音に、徐々に意識が覚醒してくる。

小さく震えた目蓋の隙間から夏の日差しが差し込み、視界が白く染まる。
右手で目元を擦りながら現状確認すると、どうやら場所は屋外。
いまだにぼんやりとする頭でようやく状況を把握する。
夏の昼下がり、旅館の中庭の木陰にベンチを見付けた俺は食後の昼休みとばかりにそこで優雅に昼寝を決め込んでいたのか。


?「ごめんね。起こしちゃったかな?」


この頭がふにゃふにゃしてきそうな癒し系ボイスは……。


京太郎「宥さん?」


声の方に視線を向けると、中庭の隅に設置された花壇に水遣りをやっている宥さんの姿が目に入る。
8月の太陽光の下、相変わらずのコートにマフラーの重武装形態。マスクとメガネはしていないのでフル武装形態ではない。
俺が投げ出したいた両脚を地面に下ろし、ホースで水遣りをやる宥さんをしばらく観察する。


宥「~♪」カタカタカタカタ


表情だけなら機嫌が良さそうなんだが、その実は全身を駆使して凄まじいビートを刻んでいる。
夏場と言えど冷水は宥さんには堪えるようだ。大丈夫かなこの人?


京太郎「あの」

宥「ん~?」


故につい声をかけてしまった。


京太郎「よかったら代わりましょうか? 水遣り」

宥「ありがとう。でも大丈夫だよ? 私、慣れてるから」ニコ


笑顔でやんわりと断られてしまった。
食い下がってもいいのだがあんまりしつこいのも鬱陶しいかなと思うので、ここは静観することにする。


宥「~♪」カタカタカタカタ


可愛い。
高く上げたられた水流の放物線が太陽の光を反射、屈折させ円弧状の大気光学現象。所謂、虹を作り出す。
花壇に植えられた花々と、水滴と光の乱反射。その中に立つ宥さん。それは間違いなく現世に光臨せし女神そのものだった。
ああ゛~ゆうキチになる~。


宥「ごめんね。待たせちゃって」

京太郎「いえ、俺が勝手に待ってただけですから」


さすがに後片付けは手伝わせてもらう。
水を抜いたホースを巻いて、蛇口の脇に寄せておく。


宥「うう……ちめたい……」


両手と両目をギュッと瞑り寒さに震える宥さん。
俺は無言で両の手の平を前に差し出す。
意図を察した宥さんが俺の両手を握る。


宥「あったか~い」ポヤァー


あら咲いてる。


京太郎「喜んでもらえてよかったです」


宥さんは手があったかくて幸せ。俺は宥さんと手を繋げて幸せ。
誰も損をしない完璧な構図。これこそ世界平和の第一歩である。


京太郎「他のメンツには俺の手は冷たいとあまり評判はよくないんですけどね」

宥「そうなんだ」ムム


なにやら考え込む宥さん。


宥「手が冷たい人は、心も冷たいっていうよね?」

京太郎「……」


本当は逆で手が冷たい人は心が温かいというのが通説だが。とは言えそれを自分で訂正するのはなんかイヤだ。
俺が渋い顔をしていると、俺を観察していた宥さんと視線が衝突する。


宥「~♪」ニコ


微笑む宥さん。脳裏に雷光。
からかわれたんだ、からかわれたんだ! ちくしょうなんか恥ずい!


京太郎「まったく、人が悪いですよ宥さんも」

宥「ごめんね? なんだか京太郎君が可愛くって」


可愛い……か。
まぁ宥さんがそれで笑ってくれるんなら俺は甘んじて弄られキャラに徹しようか。


京太郎「そういえば宥さん手袋も持ち歩いてましたよね? そっちを使ってもよかったんじゃ」

宥「あ……そ、そうだね」ゴソゴソ


普段、腰の辺りに紐で吊られている宥さんの手袋。


宥「あ、あれ……」

京太郎「どうしました?」

宥「あの、手袋なくなっちゃって……」

京太郎「え? 落としちゃったとかですか?」

宥「う、うん……たぶん……」

宥「どうしよう……」


心なしかいつもより振るえが大きい気がする。目元もフルフルしている。


京太郎「あれって大事なものなんですか?」

宥「うん……玄ちゃんがプレゼントしてくれた大切な……」グス


あちゃ……そういうことか。


京太郎「じゃあ、探しにいきますか」


なんでもないことのように言う。


宥「え、でも……」

京太郎「いいからいいから。どうせ俺、昼寝くらいしかやることないですし」


そういって俺は宥さんの手を取って歩き出す。


京太郎「狭い旅館ですし、2人ならすぐ見付かりますよ」


いまだオロオロしている宥さんに笑いかける。


宥「うん」コクン


俺の言葉に少しだけ笑ってくれた。


宥「それで、どこを探せば」

京太郎「まぁ中庭周辺にはなかったですし、あるとすれば館内ですね」

?「あれ?」


俺と宥さんがこれからの捜索方針を話し合っていると横合いから声がかかる。


玄「おねーちゃんに京太郎くんではないですか」


それは宥さんの妹さんの玄さんだった。


京太郎「こんちは、玄さん」

宥「く、玄ちゃん……」


罪悪感か、少したじろぐ宥さん。


玄「御二人はなにをしてたですのだ?」

京太郎「ああ、花壇で少し」

玄「ボードゲーム?」

京太郎「玄さん、そのボケめっちゃ突っ込み辛い。流しで」

玄「う、はい……」


俺はこっそり宥さんに耳打ちする。


京太郎「この際だから玄さんにも協力してもらいます?」

宥「でも……」

京太郎「大丈夫、玄さんはそんなことで怒ったりしませんよ」

京太郎「逆の立場なら。宥さんは玄さんを怒りますか?」

宥「ううん」フルフル

京太郎「なら大丈夫ですよ」

宥「うん」

玄さん「2人ともどうしたの?」

京太郎「ああ。玄さん、実は……」

玄「ふ~む、なるほどなるほどなるほど~」

宥「ごめんね玄ちゃん。玄ちゃんがせっかくプレゼントしてくれたのに」

玄「おねーちゃん!」ダキ


宥さんに力一杯抱き付く玄さん。


玄「そんなに大事にしてくれてたなんて感激だよ!」

宥「玄ちゃん……///」

玄「おねーちゃん……///」


見詰め合う2人。


京太郎「あの」

宥玄「わわわっ!?」


俺が声をかけると慌てて離れる宥さんと玄さん。前々から思ってたけどなんかこの2人怪しくない?


京太郎「それで、玄さん。なにか心あたりとかないですか? どこかで見掛けたとか。もしくわ宥さんがうっかり仕舞い込みそうな場所とか」


玄「おねーちゃんがうっかり置いてきそうな場所…………………………………………こたつ?」

宥(妹にダメな子って思われてる!?)


それからあーでもないこーでもないと議論し玄さんは別れて別の場所を探すことになった。
じゃあ三手に別れようと俺も別の場所に向かおうとしたところ、玄さんに宥さんに着いててほしいと頼まれた。
理由を聞いても教えてくれず、玄さんは「真実はいつもじっちゃんの名に懸けてたった一つのQ.E.D.!」
とか言いながらさっさと行ってしまった。大丈夫かなあの人? 少し心配だ。


京太郎「ね? 言ったとおりでしょう」

宥「うん」

京太郎「いい妹さんですね」

宥「私には勿体無いくらいの、自慢の妹だから」

京太郎「それ、玄さんに直接言ってあげるといいですよ。まったく同じ返ししてきますから」


その光景を想像すると、つい口元がニヤけてしまう。
松実姉妹恐るべし。

阿知賀女子の泊まる部屋。
初日に俺が炬燵を運んだあの部屋にやってきた。


宥「う~ん」


着くや否や。宥さんは炬燵布団を捲るとそのまま炬燵の中に頭を突っ込んで探し出す。


京太郎「ま、宥さん! ちょっと」


四つん這いで頭を突っ込んでいる姿勢はまぁなんというか臀部を突き出すような姿勢でもあるわけで、
なんというか……物凄く目のやり場に困る。


宥「ない~」


ないなら早く出てきて下さい!
俺の切なる願いなど露知らず宥さんはさらに腹ばいになってどんどん奥へと潜っていく。
ああっ! そんなズルからスカートの裾が捲くれ上がって……いいぞ、もっとやれ!
いや違う! 目を覚ませ俺!


京太郎「宥さん! ちょっと待って」


自分の欲望に決して屈したりしないという内なる絶対律。感情を理性で屈服させ、制止に入る。


宥「京太郎く~ん……」


布団越しに聞こえる篭った声。


宥「引っ張り出して~」


ええ~、もうなんなのこの人ぉ~?


京太郎「もしかして、もしかすると俺を誘惑してるんではなかろうか」

宥「なに~?」

京太郎「なんでもないです」


俺はいわれたとおり宥さんを引っ張り出そうとし、……て、硬直する。


京太郎「」


どこを持てというんだこの人は。


京太郎「あの、どこを持って引っ張れば……」

宥「脚でいいよ~」


そういって自らの脚をパタパタと漕ぐ。
これに触れろというのか。


京太郎「わ、かりました……」


搾り出すような声で承諾。俺はゆっくりと宥さんの脚に触れる。

フニッ
柔っこい! 温かい! 俺の理性は脳髄をぶち抜き成層圏まで達しそうだった。
落ち着け俺。ここで不埒な事をして宥さんからの信頼を損なっては俺の築いてきた人物像とかなにか大事なものが失われる、永久に。
そうだ。俺はただ宥さんの脚を持って後ろに引き宥さんを炬燵から引っ張り出すだけの機械。
心を無にしろ。心象風景は深山の清流。


ガラッ

憧「は~暑、い……」

京太郎「」

穏乃「憧~どうしたんだよ、早く入れよー」

憧「……」


ピシャリ

1mmの弁解を挟む余地もなく、戸は無常にも閉められた。
憧のあの目が忘れられない。
男子高校生が巨乳物のエロ本をこっそり購入しているのを目撃した時のような、
そいつをゴミとしか思っていような氷結地獄の冷血な視線だった。
いや、その状況に実際に出くわした事があるのでかなり正確な表現だと思う。


宥「京太郎君。大丈夫?」


気遣わしげに声をかけてくれる宥さん。


京太郎「はい、まぁなんとか……」


乾いた笑いを浮かべつつ、なんとか返事を返す。
女性の前では弱さを見せない。
女性の目の届く範囲で格好をつけたがるのは男の悪い癖だが、一方で見栄を張らなくなった男は最低の生き物だと思う。
そんなことは今はどうでもいい。


京太郎「ここにもなかったですね」


俺はフラつく膝でどうにか立ち上がる。


京太郎「ありませんでしたね」

宥「うん……」


意気消沈の宥さん。


京太郎「宥さんは本当に玄さん、大切なんですね」

宥「うん……うちおかーさんいなくて」


そういえば少し聞きかじっただけだが宥さん達のお母さんは2人が小さかった頃に他界しているらしい。
詳しくは知らされていないががないが、その辺りのことも伺っていいのだろうか。


宥「私、こんなだから玄ちゃんいつも私のこと助けてくれて」


宥さんの独白が続く。


宥「それで、ある時に玄ちゃんがあの手袋をプレゼントしてくれて『これでもいつでも寒くないね!』って……」


思い出は記憶。想いは無形。けれど形に残しておきたい大切なものも確かに存在する。


京太郎「元気出してください。絶対見付けますから!」


それにないより俺はこの人に笑っていてほしいから。


?「あ、いた」


俺が宥さんを励ましていると、背後から声がかかる。
この平坦な声の主は、


灼「やっと見付けた」


鷺森灼先輩がゆっくりとこちらに歩いてくるところだった。


京太郎「チューッス!(舎弟風)」

灼「ん」


俺の挨拶に目礼で返してくる鷺森先輩。いやん、もっと構って!


灼「宥さん、これ」


そういって差し出したのは件の、


宥「これ、私の手袋」

灼「落ちてるのを見付けて、汚れてたから洗ってから返そうと思って」

灼「それで乾くのを待ってたら玄が探してたって」

灼「だから持って来、」

宥「」フルフル

灼「宥さん?」

宥「灼ちゃん!」ダキッ

灼「わぷ!?」

宥「ありがとう。本当にありがとう」


感極まったのか鷺森先輩に抱き付く宥さん。身長差の所為で先輩の顔の下半分くらいが胸元に埋もれている。けしからんもっとやれ! 
俺も宥さんに抱き付かれたい。そして、俺も先輩に抱き付きたい。
2人ともそこ代わってくんないかなぁ。

………………それ俺が俺と抱き合ってるだけじゃねぇか。恐ろしく最悪な絵面だ。
一瞬でも想像してしまった自分の妄想力を呪い殺してやりたい。


灼「宥さん、胸……苦し」

宥「わわ、ごめんね。灼ちゃん!?」


鷺森先輩の言葉に慌てて拘束を解き、解放された先輩に紅潮した顔で謝る宥さん。
なんか和んだ。

かくして今回のちょっとした騒動は解決した。
小説の物語のように劇的な顛末など存在せず、終わってみれば俺達が無駄に騒いだだけになってしまったようだ。

鷺森先輩と別れて中庭。
俺と宥さんはさっきまで俺が昼寝をしていたベンチに肩を並べて腰を下ろしていた。


宥「ありがとう。京太郎君。おかげで無事に見付かって」ニコニコ


両手に手袋を嵌めた宥さんが嬉しそうに笑いながらお礼を言ってくれる。


京太郎「いやいや、俺はなんにもしてないですから」


謙遜でも過小評価でもなく事実そのものでもある。
もうちょっと俺の活躍する場面があっても良かったんじゃないかなぁ~とも思う。


宥「そんなことないよ。京太郎君が励ましてくれたときとっても嬉しかったから。だから」


俺の手を取る宥さん。布越しに伝わる宥さんの手の温もりが心地良い。


宥「ありがとう。これからもよろしくね」


そういって微笑む宥さんの手を俺は優しく握り返した。
それを俺の答えとして。