憩「……」ツンツン

京太郎「んっ?」

憩「……」

憩「……」クイックイッ

京太郎「んっ、わかった」

京太郎(さて、どうすっかな?)

憩「長野に来るのも久しぶりやね。相変わらずきれいな景色やわ」

京太郎「ああ、そうだな。前来たときからどれくらい経ったっけ?」

憩「んー、一か月かな? 空気もきれいやし、気分爽快やわ。日頃のストレスが洗い流されていくみたい」

京太郎「へえ、憩ちゃんでもストレス溜まったりするんだな。そういうのまったく感じないとか思ってたよ」

憩「うちをなんだと思っとるん? 仏さんなんかとは違うで」

憩「普通のことで悩んで、普通のことでストレス感じたりするんや。付き合ってからどんだけ経ったっけなあ?」

京太郎「はははっ、悪い。周りの目もあるしさ、意地悪したくなった」

憩「何言うてんの」

京太郎「えっ?」

憩「周りに人なんておらんやん。うちの視界には京太郎くんしか見えとらんで」

京太郎「……ははっ。そうだな」

憩「そろそろお腹空いてきたね。ご飯食べに行く?」

京太郎「うーん、俺はまだそんなに腹減ってないんだけどなぁ」

憩「ええやない。せっかくなんだから食べようよ」

憩「ここに来る途中で見かけた店では『オータムエスニックフェア』みたいな幟があったなあ」

京太郎「へえ、そんなもんあったんだ」

憩「あそこにしよっか。どう、あそこの店美味しかった?」

京太郎「ん? えーっと、俺あの店行ったことないからわかんないぞ」

憩「何言うてるの」

憩「京太郎くんはあそこの店でご飯を食べた」

憩「先週の日曜にな」

京太郎「へっ、それってどういう意味?」

憩「園城寺さんとここに来たやろ?先週の日曜」

京太郎「えっ……」

京太郎「何言ってんだよ憩ちゃん。園城寺さんが誰とここに来たって?」

憩「京太郎くんや。先週の日曜、友達と遊びに行くとは聞いとったけど、その相手が園城寺さんとまでは知らんかったわ」

京太郎「おい、冗談よせよ。笑えないって……」

憩「それはこっちが言いたいわ。うちも毎回にこにこしてられるわけやないんよ」

憩「病弱のあの子のことや、遠出もさぞかし疲れたやろな。一日中歩かされたら、へとへとになって休みたくもなるわな」

憩「弱った女の子をホテルに連れ込むのってどういう気分なんやろね」

京太郎「憩ちゃん、もしかして……」

憩「……」

憩「園城寺さんには生でするのに私とはゴム付けるん?」

京太郎「……」

憩「外観も中も安っぽいホテルやったな。遊園地のお化け屋敷の方がまだええ雰囲気なんとちゃうん」

憩「あんな女の何がええの? 病弱いう、か弱い女の子に目移りでもした?」

憩「壁越しにあの女が喘いでんの聞いて、吐き気がしたわ。思い出すだけで鳥肌立ってくる」

京太郎「憩ちゃん。落ち着こう、周りの目もあるし、な?」

憩「話逸らさんといて。うちは真剣や。京太郎くんとの今後がかかってるんや」

憩「正直に言うて。うちは京太郎くんの素直な気持ちが訊きたい」

京太郎「……」

憩「わかっとるよ。あの女に騙されたんやろ?」

憩「男は、か弱い女の子が好きやからね。うち以外の女の子に慣れてない京太郎くんやから無理もないわ」

憩「うちの方が京太郎くんを愛してるんやで。あんな女の出る幕なんかないよな?」

憩「京太郎くんの好きなものも嫌いなものも得意なことも普段何してるのかも」

憩「最近はまってるものも小さい頃の好きな人も密かに憧れてるものもこっそり部屋に隠してるものもどんなものに興奮するのかも」

憩「全部ひっくるめて、うちは愛してるんやで」

憩「うちのこと見てくれるよな、京太郎くん?」

京太郎「俺は……」

京太郎「怜さんが好きだ……」

京太郎「憩ちゃんには悪いと思ってる。早く言い出そうと思ってた。でも、今までの関係を崩すのも怖くて」

京太郎「ごめん……でも気持ちは変わらないんだ」

京太郎「本当にごめん。憩ちゃんは悪くない。言い出せなかった俺が悪いんだ」

京太郎「償いはしたいと思ってる。でも憩ちゃんとは別れなくちゃならない。辛い思いをさせてごめん」

憩「……」

京太郎「どっちが上とかそんなことは全くない。ただ俺は怜さんが好きなんだ」

憩「……」

京太郎「この場所で言えてよかったと思ってる。ここは憩ちゃんと初めて一緒に遊びに来た、思い出の場所だから」

憩「……」

京太郎「俺忘れないよ。憩ちゃんと一緒にいた思い出は、絶対に錆びつかせたりしない」

憩「……」

京太郎「憩ちゃんもそうしてくれたら嬉しい。俺の勝手な願望だけど」

憩「……」

京太郎「もしよかったら、これからも友だ……っ!」ザシュッ

憩「……」ググッ

京太郎「じ、ぐっ……おぶぇっ!」ブシャッ

京太郎「けいちゃん、なんで……?」

憩「嘘はよくないもん……」

憩「京太郎くんはうちが好きなんや。うちは京太郎くんに愛されてる」

憩「これは揺るがないことやろ? それを無理やり捻じ曲げようととした京太郎くんには罰を与えなあかん」

憩「心配せんでもええで。この傷はすぐにうちが直したるからな」

憩「でもまた嘘つかないように、うちの病院で治療せなあかんよね。ちょっと痛いことあるかもしれんけど、少しくらいは我慢してや」

憩「治療は長くなるかもしれんけど大丈夫やで。うちはずっとそばにいるから」

憩「もう二度と離さないからな、京太郎くん……」ギュッ

京太郎「憩、ちゃん……」ガクッ

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「で、さあ」

憩「ん、なに?」

京太郎「俺っていつまで怜さんのことで責められないといけないの?」

憩「そりゃあもうお察しのとおりやで」ニコッ

京太郎「これからもずっと、このお芝居につき合わされないといけないのかよ」ハァ

憩「あはは。そりゃあ彼女に貸しを作ったら、男は身を張って返すのが世間の常識やからね」

京太郎「だからさあ、言ってるじゃん。あれは怜さんに無理やりやられたんだって」

京太郎「仕方ないだろ」

京太郎「『うちのこと抱いてくれなかったら、須賀○太郎にレ○プされたって周りに言い触らすからな』」

京太郎「なんて真顔で言われて、誰が断れるんだよ」

憩「最初から京太郎くんが断れないことを承知で言うてきたんやろ。園城寺さんも可愛い顔して、発想が底意地悪いわ」

憩「で? 感想はどうなんや。素直に言うてみて」

京太郎「……けっこうよかったです」

憩「素直でよろしい」パシッ

京太郎「いって! 怒んないでくれよ……そう感じたのは最初だけだって」

京太郎「その後は泥沼だよ。頻度はそんなに多くないけど、一回一回がハードワークで……」

京太郎「今度はもっとすごいのをやるから楽しみにしとけ、って連絡も来たからな。ホントどうしたらいいんだろ」

憩「京太郎くんもあの子の弱みを握りかえしてやるくらいことできんのかいな」ハァ

憩「……それにしても、あの子も味しめてきたのか、ちょこっと調子に乗りすぎたな」

憩「これはそろそろ、病院の部屋に空きを作っとかなあかんね」ゴゴゴゴゴゴ

京太郎「うお……すげえどす黒いオーラ」

憩「っと、その前に。あの子を相手にするにはエネルギー貯めとかなあかんよね」スルッ

京太郎「おっ、おおっ……!」

憩「どう? 今日のは、けっこう気合入れてきたつもりなんやけど……」

京太郎「すごく……いいです……」b

憩「……うん、ありがと」

憩「じゃあ京太郎くん……」

憩「……」ダキッ

京太郎「あっ、憩ちゃん。いきなりどうしたの?」

憩「うちかて普通の人間なんやで……」

憩「あの子には絶対譲らんから……もう二度と離さないからな、京太郎くん……」ギュッ

京太郎「えっ……」ゾクッ


怜(京太郎今日は来ーへんのかなー…)

コンコン

怜「!どうぞー!」

京太郎「ど、どうも…」

怜「もう、遅いで京太郎!こんな可愛い子ほっとくなんて何考えとるんや」

京太郎「その…すいません」

怜「ええよ……ほら、こっち来てぇな…いっつもみたいに…」

京太郎「……園城寺さん」

怜「?なんやそない他人行儀に…」

京太郎「……もう…ここには来ません」

怜「……は?」

京太郎「もう…来れないんです」

怜「な、何で!?私なんかしたか?」

京太郎「……すみません」

怜「すいませんちゃう!何でなん、何とか言うてぇや!」

京太郎「……すみません」クルッ

怜「ちょっ、待ってや!お願い、お願いやから!」ガタッ

怜「何でも!何でもする!お願いやからいなくならんといて!」ズルズル

京太郎「ごめんなさい!」スタスタ

怜「!?ケホッケホッ!」

京太郎「と、怜さん!?」ダッ

怜「コホッ…コホッ……やっぱり戻ってきてくれるんや…京太郎は優しいなぁ」

怜「…私な…もう京太郎なしじゃ生きてられへんねん」

京太郎「怜さん!」

怜「何処にも行かんといて…そばにおってさえくれたらそれでいいねん」

京太郎「……怜さん…分かりました…」

怜「ありがとうな……ほんなら…仲直りのセックス…しよか」

京太郎「……え?いや、でも体調が…」

怜「あんなん仮病や」ケロッ

京太郎「え……えー」ポカーン

怜「ほら、いっつもみたいに病弱な私を後ろから押さえ付けて無理矢理パンパンしたいやろ?」スリスリ

京太郎「それは…」ムクムク

怜「うわ……ホンマに勃つとは…このケダモノ」ジトー

京太郎「……すいません」

怜「ええよ、そういう所も好きなんやから…」

怜「男らしいとこ…見してな?」

…………………

京太郎「ハァハァ…怜!怜!」パンッパンッ

怜「はっ…はっ…これや…これ…好き勝手突き回されて…んっ…私ん中が京太郎の形に作り変えられとる」

京太郎「ふーっ…ふーっ…」ズンッズンッ

怜「ひっ…あひっ…あかん…おかしなるっ…あっ…あっ…」

京太郎「くっ…うおっ…おおぉぉぉぉっっ」ブピュッブピュッブピュッ

怜「んんんんっっ!ぁぁ…出とる…私ん中に…京太郎の精子…」

京太郎「ふーっ…ふーっ…」パンッパンッ

怜「んっ…ちょっ…い、今出したばっかやのに…あっ…」

京太郎「怜!怜ぃぃぃ!!」パンパンパンパンッ

怜「ああぁぁぁぁっっ!!」


……………………


怜「……ケダモノ…こんなんほとんどレイプやで」

怜「私が滅茶苦茶にされるの好きやからええ様なものを…」

京太郎「反省してます」

怜「……ホンマこんなんさしてくれるんは私くらいやで?」

京太郎「はい…」

怜「……荒川憩もこんなんさしてくれへんやろ?」

京太郎「はい……え?」

怜「私が知らんとでも思っとったん?全部お見通しやで」

京太郎「え…え?」

怜「抜かずに3回もするし…あーあー、これ絶対妊娠してもうたわー」

怜「何処にも行ったらあかんで?京太郎」ピトッ




カン