京太郎「え?俺がなんだって?」

咲「ワドルディ!」

京太郎「俺って……そんなに……?」

咲「うん!とってもワドルディだよ!」

京太郎「…………」

京太郎「そうか……」

咲「うん?」キョトン

京太郎「(´;ω;`) そうかぁ……」

咲「京ちゃん!?」

優希「じぇじぇ!?犬が泣いてるじょ!!」

まこ「なんじゃ?何かあったのか?」

京太郎「(´;ω;`)」

久「咲、須賀君に何をいったのかしら?」

咲「わ、私はただ、いつも頑張ってる京ちゃんを褒めようと……」

咲「『京ちゃんってワドルディだね!』って」

まこ「なんじゃ?ワドルディって?」

優希「新しいタコスか?」

咲「ほっ、ほら!テレビとかで有名な人が」

咲「『俺ってワドルディだろ~』とか言っていましたので」

久「それ、多分間違ってると思うわよ……」

和「ワドルディ」スッ

咲「和ちゃん?」


和「カービィシリーズを代表するザコ敵」

和「ま、マリオにおけるクリボーの様な存在ですね」

和「パラソルを持っていればコピー可能ですが、基本はただの雑魚」

和「しかし、デザインが可愛らしいので結構人気も高いんです」

和「ま、須賀君は雀力が皆無でも外面が少しはマトモですからね」

和「咲さんのチョイスも案外合っていますね(笑)」

京太郎「(´;ω;`)」


咲「え!わ、私そんなつもりじゃ――」アタフタ

和「でも外面といってもやっぱほんの少しですしwwww」

優希「の、のどちゃん?」

和「可愛らしいワドルディすら劣りますねwwww」

まこ「の、和?」

和「ワドルディ並に役に立ってるとこなんかも見たことも――」

久「ちょっと!言い過ぎよ!」

京太郎「(´;ω;`)」ダッ

咲「京ちゃん!?」

優希「行っちゃったじょ……」

まこ「ありゃ、ずっと気にしとったみいじゃの」

和「逃亡wwww敗走wwwwやっぱワドルディ以下wwww」

久「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」



公園

京太郎「はぁ……」

ガキA「あーまたスカだー」

ガキB「なんだよ、このオレンジコピーできねぇのかよ!」

ガキA「強そうなのは名前だけだよな!」

ガキB「ワドなんとかって使えねぇ~」

ガキC「ワイは好きやで」


京太郎(なんで公園でカービィやってんだよ……)

京太郎(つーか、家でデラックスやれよ!デラックス!)

京太郎(…………)

京太郎「はぁ、何してんだろう俺……」

京太郎「(´;ω;`) むなしぃ……」


「……あの?大丈夫ですか?」

京太郎「……え?」

「あ、やっぱり清澄高校の……」

「どうかしましたか?ハンカチどうぞ」

京太郎「え、あの、その……」フキフキ

「ああ、そういえば名乗っていませんでしたね」

睦月「鶴賀学園麻雀部 二年の津山睦月です」



咲「京ちゃん、戻って来ない……」

優希「流石に、ちょっと心配だじょ……」

和「どっかでスケとしっぽりしてたりしてwwww」

咲「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

優希「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

久「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

まこ「やれやれじゃの」



睦月「そ、そんなことがあったんですね……」

京太郎「ええ……」

睦月「でも、私は須賀さんが役に立っていないとは思いませんよ」

睦月「たとえ部内で雑用が多くても、それは貴方を頼っている証拠じゃないですか」

京太郎「そうかもしれませんが俺だって男です!」

京太郎「このままなんて、弱いまんまじゃ嫌なんですよ!」

睦月「そっか……」クスリ

京太郎「何ですか?」ムッ

睦月「いや、きっと君はこれから強くなると思ってね」

京太郎「はぁ……」

睦月「私も須賀君と似たような悩みを持っていたよ」

睦月「鶴賀の中ではそれほど麻雀が強くなかったしね」

睦月「大会では同学年の初心者の方が好成績だし」

睦月「今でも後輩に比べても力が劣っている」

睦月「自分なんかに麻雀なんて向いてないんじゃないかとも思ったなぁ」

京太郎「…………」

睦月「少し前、そんな私が部長になったんだ」

睦月「最初はからかわれたと思ってその場で怒っちゃったよ」

睦月「でも、当時の部長や三年の先輩は真剣だった」

『睦月(むっきー)がひたむきに頑張る姿がこれからみんなを――』

睦月「『これからの鶴賀を引っ張ってくれると信じてる』って」

京太郎「…………」

睦月「須賀君は、今の自分に納得していないんでしょう?」

京太郎「当然です……」

睦月「裏を返せば自分はまだやれる!頑張れる!ってことじゃないかな?」

京太郎「……」

睦月「ずっと弱かった自分が、変わりたいと思い努力する」

睦月「その必死さは絶対に自分の成長に繋がりますよ!」

睦月「須賀君だけのかけがえのない武器です!」

京太郎「津山さん……」

睦月「確かにワドルディの戦闘力は全然ないかもしれません」

睦月「でも、それでも立ち向かっていき、どんな逆境でもめげない」

睦月「その姿を見てくれている人は須賀君の周りにもきっといます!」

睦月「私は好きですよ、ワドルディ」ニコッ

京太郎「////」ドキッ!



咲「あ、京ちゃん!」

優希「戻ってきたか!」

久「和も反省してるみたいだから許してあげてね」

和「ッチ、反省してま~す」

京太郎「…………」

まこ「どーしたんじゃ京太郎?」

京太郎「すみません、ちょっと出かけてきます!」

咲「え?今帰ってきたばかりなのに?」

久「どうしたのよ?」

和「まさか惚れた女でもできたのかよwwww」

京太郎「……///」

一同「はぁ!?」

京太郎「じゃ!すみません!」ダッタッタッタッタッ


和(ばっ、馬鹿な!?)

和(あのドM野郎は私の様な女王タイプが好みの筈!)

和(とことん調教してから尻に敷いてそのままゴールイン!)

和(その計画が崩れたっ……!?)グニャー


久「ちょ~っと、どう責任とってくれるのかしら~?」

優希「じょ~じょ~じょ~」ポキポキ

咲「和ちゃん……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

和「…………」

咲「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

優希「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

久「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

和「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

まこ「カオスじゃの」



鶴賀

京太郎「津山さん!」ガラッ

妹尾「えっ!男の人!?」

モモ「なっ、なんなんスか!ここ男子禁制っスよ!」

蒲原「わっはっはー」

睦月「す、須賀君?」

かじゅ(ももも、もしかしてこれは///)

京太郎「津山さん!聞いて欲しいことがあるんです!」

睦月「何……かな?」ドキッ!

蒲原「わっはっはー」

妹尾「……」ワクワク

モモ「……///」ドキドキ

かじゅ「」ドキドキ


京太郎「俺!頑張りますから!」

京太郎「津山さんみたいな立派なワドルディになってみせますから!」

京太郎「だから!そのときは俺の――」

京太郎「俺だけのワドルディになってください!」

睦月「……っ!」


妹尾「わわわわわー///」

かじゅ「きゃー!きゃー!告白だーーーー///」バタバタ

モモ「なんスか!なんスかこれー!ハレンチ過ぎるっスーーーー///」

蒲原「えー?リアルに意味分からんけどー」


京太郎「……」

睦月「……クスッ」

睦月「ごめんね、その想いには答えられない」

京太郎「あ……そ、そうですよね……」

京太郎「すみません、今日知り合ったばかりなのに迷惑を――」


      chu♪


京太郎「…………へ?」

睦月「私はもうワドルドゥだから///」

睦月「須賀君も頑張ってワドルドゥになって」

睦月「そしたら……その……友達から……」モジモジ

睦月「宜しく……お願いします……///」ペコッ

京太郎「」


かじゅ「きゃーーーー///」バタバタ

モモ「////」

妹尾「いいなー///」

京太郎「うおおぉぉおおおおおおお!特訓だーーーー!!」ダッタッタッタッ

睦月「私も頑張るからね……須賀君……」キュ

蒲原「うん、ついていけない私が悪いのかー」



その頃――

咲「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

優希「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

久「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

和「はらむらぁぁあああああああああぁ!!!!」

まこ「……カンじゃの」



カン!