はやり「たっだいまー!!」

京太郎「義姉さんおかえ、って酒臭っっ!!」

はやり「女の子に臭いなんて言っちゃ駄目だぞ♪」

京太郎「ハイハイ」

はやり「う゛っ……吐きそう……」ガシッ

京太郎「え、いや、ちょっと、なんで俺にしがみつく!?」

はやり「あ、無理……。もう無理……」



京太郎「……ひどい目に遭った」

はやり「許してニャン♪」

京太郎「流石に(28)でそれはない」

はやり「ひっど~い!!お義姉ちゃんにそんなこと言うなんて京太郎君もとうとう反抗期かな?」

京太郎「(この義姉キツい)」



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怜「なぁ、きょーたろー。冷蔵庫のジュース取ってきてくれへんか?」

京太郎「姉ちゃん、それくらい自分で取ってこいよ」

怜「せやかて私病弱やからな、動くのしんどいねん」

京太郎「またそんなこと言って、病弱はアピールやめろって竜華姉さんに怒られるぞ」

怜「あーあ、きょーたろーはお姉ちゃんの言うことは聞かへんのに竜華の言うことは聞くんやなー、やっぱりおもちが大きいからなー」

京太郎「べ、別にそんなんじゃねえよ!?」

怜「弟分のきょーたろーが自分のことそんな目ぇで見とるって知ったら竜華もショックやろうなー、かわいそうになー」

京太郎「いやいやいや、何言ってるんだよ姉ちゃん!」

怜「はぁ、喉乾いたなぁ。冷たいジュースでも飲んだらこの事は私の胸の内に閉まっておくんやけどなぁ」

京太郎「ぐっ・・・、何なりとお申し付けください。お姉さま」

怜「ふふっ、きょーたろーのそういうとこ可愛くて私は好きやで」



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福路美穂子の場合

京太郎「ねえさん、洗濯は終わらせたよ」

美穂子「ありがとう京太郎くん、こっちもお掃除が終わりますよ」

京太郎「まったく、そんなこと俺がやっとくのに」

美穂子「ふふっ、ありがとう、でも、お掃除は好きだから、それよりも京太郎くん、こっちに来てくれる?」

京太郎「なんだよねえさん」

美穂子「ふふっ、お手伝いしてくれてありがとう」ナデナデ

京太郎「なっ!やめてくれよねえさん!」

美穂子「もう……照れることないのに……」

京太郎「そ、それじゃ夕飯の買い物行ってくるから!」

美穂子「おねがいします、気をつけていってらっしゃい」

京太郎「おうねえさん!行ってくる!」



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天江衣の場合

衣「きょーたろーきょーたろー遊ぶぞー」

京太郎「ん?なんだ?衣お姉ちゃん」

衣「……!今なんと言った……!」

京太郎「へ?衣お姉ちゃんって……」

衣「……もう一回」

京太郎「へ?」

衣「もう一回だ!」

京太郎「こ、衣お姉ちゃん!」

衣「もう一回!」

京太郎「衣お姉ちゃん!」

衣「ふ、ふふふ、そうだ!衣はお姉ちゃんだからな!特別にっ!特別に京太郎のワガママを聞いてあげよう!何かあるか?」

京太郎「いや、特にないけど……」

衣「………………ふんだ」

京太郎(めんどくせぇ)



衣「キョータロー!!」

京太郎「なんすか」

衣「また衣に確認せずに朝食を用意してー!」

京太郎「あれ? 姉ちゃんって朝はご飯派じゃ無かったっけ」

衣「とっても美味だったぞ!」

京太郎「そりゃどうも」

衣「……って、そうじゃなくて!」

衣「衣はお前の姉なのだから、家事のことは衣に任せなさい!」

衣「姉の尊厳を見せられないではないか!」

京太郎「はぁ」

衣「それと、キョータロー!」

京太郎「なんすか」

衣「朝の抱っこ!」スッ

京太郎「姉の尊厳何処まるでないっすよ、姉ちゃん」ギュッ

衣「うるさい!」ギュー



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京太郎「姉さん早く起きて!今日は大事な試合があるんだろ!」

健夜「んー、京くんおはよー・・・ってもうこんな時間!? 何でもっと早く起こしてくれなかったの!?」

京太郎「何回も起こしたけど姉さんが起きなかったんだろ!」



健夜「うー疲れたー、対局は全然気にならないけどスーツで人前に出るって疲れるよー」

京太郎「ちょっ、姉さん着替えたらスーツは掛けておいてくれよ。シワになっちゃうだろ」

健夜「京くん掛けといてー」

京太郎「家に帰ってきたらすぐにジャージに着替えてゴロゴロし始めるなんて我が姉ながら…」



健夜「京くん晩御飯まだ?」

京太郎「今作ってるからちょっとまっててー」


健夜「私、京くんのお嫁さんになる。京くんがいないと生きていけない」

恒子「!?」



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照「京ちゃんが姉が欲しいと聞いて」

菫「確かにお前は姉キャラだが……」

京太郎「おもちをお持ちの姉が欲しいなぁっていう話なんですけどね」

照「!?」

京太郎「弘世先輩みたいなお姉さんなら大歓迎ですよ」

照・菫「「!?」」



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京太郎「姉さん早く起きないと遅刻すっぞー」

布団「…………」

京太郎「また頭から毛布被って……おい姉さん!」

バサッ

布団(丸めた毛布)

京太郎「いない!?」

戒能「フリーズ、京太郎」ムギュ

京太郎「……姉さん、当たってます」

戒能「お馴染みのアレは言いませんよ。言うまでもなくわざとですし」

京太郎「スキンシップも良いけど、早く準備しないと時間が……」

戒能「ドントスピーク、ドントムーヴ」

京太郎「……」

戒能「この程度のトラップに引っ掛かるとはまだまだですね。ここが戦場なら三回は死んでますよ」

京太郎(なにいってだこの姉)

戒能「む……にしても、また背中が広くなりましたね。それに以前より筋肉質になった気もするし汗の匂いも」スーハー

京太郎「嗅ぐな擦るな頭でグリグリすんな!毎朝やってんだから昨日今日でそんなに変わる訳ないだろ!」

戒能「あ」

京太郎「え?」

戒能「喋りましたね?」

京太郎「いや、そんな理不尽な」

戒能「喋りましたね?」

京太郎「……はい」

戒能「ペナルティ、ですね」ニッコリ

数十分後、やたら紅潮した顔の二人の男女が駅まで走っていったとさ



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淡「さぁキョータロー!お姉ちゃんって呼んで!」

京太郎「いや、お前はどう考えても妹だろ」

淡「えー、呼ぶくらいいいじゃん、お姉ちゃんって呼んでよー」

京太郎「はいはい、淡お姉ちゃん」

淡「ムフー、お姉ちゃん…お姉ちゃん…いい響きだなぁ~ よしキョータロージュース買ってこい!お姉ちゃんの命令は絶対フクジュー!」

京太郎「弟はパシリじゃねえよ!?」



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京太郎「……」

豊音「……」

京太郎「……」

豊音「……」ウズウズ

京太郎「……と」

豊音「!」

京太郎「とよ……」

豊音「……」ワクワク

京太郎「……」


京太郎「トヨ姉……」ボソッ

豊音「!!!」


ギュゥゥゥゥゥ

豊音「かーわーいーいーよー!!」

京太郎「めっちゃ恥ずい……」カァァ



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京太郎「………」ボーッ

布団「………」モゾモゾ

京太郎「あの、宥姉だよな?」

布団「………」モゾモゾ

京太郎「いや黙ってないで答えてくれよ」

布団「ち、違うよー」アセアセ

京太郎「じゃあ布団引っぺがすから」

布団「だだだ駄目ぇぇっ!」ギューッ

京太郎「ええいやかましい!毎朝の微睡みタイムを妨害されてこっちはご立腹なんだ。手加減してられっか!」バサッ

宥「……ぁぁうぅぃ」カタカタカタ

京太郎「あのさ宥姉。わざわざ俺の部屋に来なくてもすぐ隣に玄姉の部屋があるだろ?」

宥「でも玄ちゃんは寝ボケて色々まさぐってくるんだもん」ショボン

京太郎「あー。なんか想像つくわ」

宥「でも京太くんは寝相が良いから安心あったかなんだよ♪」

京太郎「ったく、人を羽毛布団みたいに扱ってこの長姉は…」

宥「それに知ってる?」

宥「体の熱は筋肉から生まれてくるんだよ」

京太郎「つまりどういうこと?」

宥「だから………えいっ」ダキッ

京太郎「何してんのかな宥姉さんや」

宥「筋肉の多い京太くんは玄ちゃんよりもあったかーいってことなんだよ」スリスリ

京太郎「……はぁ」ヤレヤレ

宥「ため息つくと幸福が逃げてあったかくなくなるよ」

京太郎「じゃあ俺はつめたーくなって宥姉が弟離れ出来るように協力するわ」

宥「それは絶対に駄目っ!」

京太郎「えぇ~」



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洋榎「おーとーうーとー!」ダダダダ

京太郎「うるせぇぞ姉ちゃん!黙ってろって」

洋榎「んなぁ!折角の姉弟のスキンシップをやろかって時に空気読まれん奴やで」

京太郎「今油使ってんだから変に煽る方が悪いに決まってんだろ…」

洋榎「麗しのお姉様に向かってなんちゅう口聞いとるんやこの阿呆は…」オヨヨ

京太郎「阿呆はどっちだっつーの。この前末原先輩に半泣きで勉強教えて貰ってたこと母さんにバラすぞ?」

洋榎「はあっ!?なんで京太郎がんなこと知っとるんよ!」

京太郎「へっ。姉ちゃん達の情報は良い意味でも悪い意味でもすぐに広まるんだよ」

京太郎「たまには何の非もないのに笑われる俺の身になってみやがれ!」

洋榎「京太郎、あんた………」


洋榎「めっちゃおいしいやんそのキャラ!」b グッ

京太郎「いい加減張り倒すぞ」


洋榎「アレやで?自分分かってんの?」

洋榎「身体張らずに笑いとれるとか最高過ぎるやん」

京太郎「……その芸人体質が一番俺を困らせてんだよ」

洋榎「なら京太郎もこっち側来るか?」

京太郎「断固拒否する!洋榎姉ちゃんの側って事故ってるとこしか見たことねぇよ」

洋榎「まあまあ。人間誰しも失敗はするやろ?」

京太郎「姉ちゃんの場合は失敗し過ぎてるけどな」

洋榎「その失敗を笑いに変える!そしたら失敗が無かったことになるんやで?最高やんか!」

京太郎「姉ちゃんの中限定でな」

洋榎「ちょっ…合間合間にツッコミ入れるとか欲しがりやな京太郎は」ニヤニヤ

京太郎「供給過多なんだよ!ちょっとくらい需要に合わせてくれ!」

洋榎「嫌や。他人にボケのペース握られるとかしょーもないやん」

京太郎「絹恵姉ちゃん早く帰って来てくれー!!」

洋榎「そんでさ、さっきから気になっとってんけどさ」

京太郎「んぁ?何?」

洋榎「うわっ、あからさま…。ってそうやなくて」

洋榎「なんか焦げ臭ない?」

京太郎「…………そう言われてみれば」クンクン

京太郎「あ、から揚げ火にかけっぱだった!」

洋榎「なんやてぇ!!すぐ作りなおせはよぉ!!!」



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淡「ひーまー」ゴロゴロ

京太郎「麻雀やろうぜ! 麻雀!」

衣「ふむ、いいだろう。」


DIEジェスト


衣「ロン、海底役役混一で18000。」

淡「ローン! ダブル立直表表裏裏の12000!」

衣「ロン、門断平ドラドラ、8000。」



京太郎「かーてーなーいー!」

衣「愚弟は弱いな。」

淡「うん、ぐてーは弱い!」

京太郎「強くなりたいです、御姉様方……」

淡「……! キョータローいい方法があるよ!」

京太郎「なに何!?」

淡「まず淡ちゃんがキョータローの上に座ります。」ドスン

京太郎「うぇ?」

淡「次におねえちゃんを私の上に座らせます。」

衣「ふむ。」ストン

淡「これで最強の組み合わせだよ!」

京太郎「どうやって打つの?」

淡「私が自摸ってー。」

衣「衣が切ればいいのだろう?」

京太郎「俺何もしてないじゃん!」

淡「細かいこと気にしたらハゲるよー。」

京太郎「あとさ、気になったんだけど……」

衣「何だ?」

京太郎「俺達誰と打つの?」

衣・淡「「あ」」



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健夜「京太郎く~んお酒切れた~♪」プラプラ

咏「きょーたろー、おつまみなくなったんじゃねぇの? 知らんけどー。」フリフリ

良子「きょうたろう、こっちもビールプリーズ。」カンカン

京太郎「あ~! もう! 少しは自分で動け! このぐうたら姉ども!」



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成香「…………ひぅ!」ビクッ

京太郎「……あのー……姉さん?」

成香「な、何ですか?」

京太郎「……なんでホラー映画なんて見てんの?前からそういうの苦手だったよね?」

成香「麻雀部のお友達から『絶対に面白いから見た方が良いよ!』と言われて貸してもらったので……」

京太郎「なにも苦手な物を無理して見なくても……」

成香「京くん……相手の子も好意から貸してくれたんですから」

京太郎(涙目の姉さんが見たいだけだと思う)

成香「それに……こんなの作り物なんですよ?いつまでも子供みたいに怖がらなくとも……」

テレビ<モルスァ!

成香「ひぃ!」ビビクン

京太郎「……」ナデナデ

成香「ふわぁ……!ちょっと京くん!姉の頭を子供にするみたいに撫でるなんて」

テレビ<ブルスコファ!

成香「あぅ!」

京太郎(……見終わるまで一緒にいてあげよう)



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京太郎「小蒔姉さんちゃんと布団で寝なきゃ風邪ひくぞ」
小蒔「ムニャムニャ・・・京君はやさしいです・・・・」

京太郎「巴姉さん掃除手伝います。」
巴「いつも助かります。初っちゃんにも見習ってほしいですね」

京太郎「春姉ぇあんまり食ってると太るぞ」
春「いくら食べても太らない・・・・。それが自慢・・・」ニコッ

京太郎「初っちゃん、もう子供じゃねーんだから服ぐらいちゃんと着ろよ。」
初美「なんで私だけ姉さんって呼んでくれないんですかー!」

京太郎「霞母さ・・・・姉さん!」
霞「あらあら・・・・」ニコニコ(神を降ろしながら)
京太郎「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」



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村吉「あ、須賀君」

京太郎「どうも、村吉さん。毎度御迷惑かけて申し訳ないです」

村吉「いえいえ……こちらこそ未成年をこんな時間に呼びつけてるからお互い様ね」

京太郎「……あはは。それで、姉は……?」

村吉「ええ……いつもと同じよ」


野依「遅い!」=З=З=З

京太郎「遅いじゃないよもう……どんだけ飲んだんだ?」

野依「ちゃんぽん!」=З=З=З

京太郎「数を聞いてるんだよ……ほら、帰るぞ」

野依「まだ飲み足りない!」=З=З=З

京太郎「二日酔いで地獄見るのは自分なんだからな」

野依「大丈夫!」ムフー

京太郎「あー、もう……」

グイ

野依「!?」

京太郎「帰ろうよ、姉さん」(そっと耳うち)

野依「…………ん」

京太郎「ほれ、おぶさって。んじゃ、連れて帰りますんで……御迷惑おかけしました」

野依「ました!」=З=З=З

京太郎「あんたが言うな」


村吉「末恐ろしいわね……」



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コンコン

京太郎「シロ姉ー、朝だぞー」

京太郎「今日は日直なんだろ?」

京太郎「もうメシ出来てるから、早く降りてきなよ」

シロ「ん……」 ダルー

シロ「……」

シロ「……ぐぅ」

京太郎「二度寝するな!」 バターン

シロ「おはよ……京太郎……」

京太郎「ん、おはよ、シロ姉」

シロ「着替えさせて……」

京太郎「羞恥心とか無いの!?」

シロ「……」 ジー

京太郎「……し、下までは運ぶからさ」

シロ(甘いなぁ……)

シロ「いただきます……」

京太郎「はい、いただきます」

シロ「……うん」

シロ「今日も美味しい……」

京太郎「お、ホントに?サンキュー、シロ姉」

京太郎「でも、俺なんてまだまだだって」

京太郎「この間食べさせてもらった塞さんのお弁当、美味しかったなぁ……」

シロ「……」

京太郎「どうやったらあの煮物の味が――」

シロ「京太郎」

シロ「私には、京太郎の作るご飯が一番だから……」

京太郎「……そっか」

シロ「ん……」


京太郎「忘れ物ない?」

シロ「……うん」

京太郎「んじゃ行きますかー」

シロ「おんぶ……」

京太郎「はいはい、途中までだからなー」 ヨイショ

シロ「……」

シロ「京太郎」

京太郎「んー?」

シロ「ずっとこうしてられたらいいね……」

京太郎「ははっ、そうだなー」

京太郎「まぁ、そんなこと言っても途中で下ろすのは変わりないんだけど」

シロ「……だる」

京太郎「まったく、お見通しだっての」 ハハ


シロ(別に、嘘じゃないけどね……) ギュ



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京太郎「あのさ、俺の学ラン着るのもう止めてくれない?」

セーラ「なんで?これごっつい着心地ええねんで」

京太郎「いやいや。でも実弟が着てたのを着るのは抵抗あるだろ普通」

セーラ「全っ然!これっぽっちも無いわ」キッパリ

京太郎「なんでそこまで断言出来るかな……」

セーラ「ええやん別に。てかそんなん一々気にしとったら禿げるで?」

京太郎「姉ちゃんが気にしなさ過ぎなんだってば」

セーラ「気にするゆーても千里山は女子高やん。バレへんバレへん」

京太郎「俺にだって女子の友達くらい居るんだけど。で、千里山に進学した奴も居るんだぜ?」

セーラ「そうなん?」

京太郎「だからさ、わかるよな?」

セーラ「ごめん分からんわ」シレッ

京太郎「姉ちゃぁぁんんん??!!」



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和「ところで京太郎、最近咲さんとはどうなんですか?」

京太郎「……なんのことだよ」

和「ですから、『咲さんと愚弟を結婚させて咲さんにお義姉ちゃんと呼んでもらう計画』の進捗具合を聞いているんです」

京太郎「その計画名キてるから変えたほうがいいぞ、姉貴」

京太郎「どうって言われてもなぁ、普通だよ、普通」

和「……まったく、相変わらず見た目はチャラいのに奥手ですね、京太郎は」 ハァ

京太郎「気にしてるんだからやめろよ!地毛だよ!知ってるだろ!」

和「……仕方ありません、明日、女の子のエスコートの仕方を教えてあげます」

京太郎「は?」

和「駅前に……そうですね、10時に待ち合わせしましょう」

京太郎「え、ちょ……一緒に出れば良いじゃん……」

和「遅れたら来月のお小遣いは無しですからね」

京太郎「誠心誠意エスコートさせていただきます!」

和「はい、よろしい」 ニッコリ



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……て…………きて

塞「早く起きる!」ゴスン

京太郎「……うっ!」

塞「シロじゃないんだから、休日だからって昼まで寝てないの」

京太郎「ひどい……あんまりだぁ……」

塞「はいはい、うだうだ言ってないで、さっさと顔洗ってくる」

京太郎「へーい……」

塞「顔洗ってきた?よし、それじゃ」

「「いただきます」」

京太郎「あ、この煮物うまい。柔軟剤使った?」

塞「それは洗濯物だよ!でも、わかった?お母さんに教えてもらったんだ」

京太郎「ほー」

塞「ほーって……あんた見た目といい反応といい、本当にシロに似てきてない?」

京太郎「姉ちゃん、言って良い事と悪い事があると思うんだ」

塞「……うん、なんかごめん」

京太郎「ははは……食い終わったら掃除でもしようか」

塞「うん、休日なんだから隅々までやろうか」




塞「……よし、掃除終わりっ」

京太郎「姉ちゃーん、こっちも風呂掃除終わった」

塞「ありがと。じゃあ、お茶でも淹れよっか」

京太郎「午前中で家事もほとんど終わったし、午後はどうする?」

塞「んー……ちょうどセールがあるんだよねぇ……」

京太郎「うげ……荷物持ちですか……」

塞「そう言わないの、あんたの服も選んであげるから。――っと、その前に」

ポフン

塞「充電♪充電♪」

京太郎「最近よくやるよな、胡桃先輩のそれ」

塞「やってみると意外と良いのよこれ。胡桃がハマるのも納得だわ」

京太郎「俺は吸いとられてるんですけどねー……ところで、姉ちゃん」

塞「んー?何?」

京太郎「姉ちゃんの尻柔らかいけど、柔軟剤使った?」

塞「使ってないよ!」



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京太郎「咏義姉さん、おかえりんこ」

咏「ただいまん……あ///」

咏「ま、まったく///お義姉ちゃんに何を言わせる気なんだか///」

京太郎「ゴメンゴメン」


ガチャ

えり「二人とも玄関で何をしているのですか?」

京太郎「あ、えり義姉さん。おかえりんこ」

えり「はいはい。ただいまんこただいまんこ」

京太郎「お、おう」



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一「じゃあ、行ってくるねー京くん」 ヒラヒラ

京太郎「待て」  ガシッ

一「うわっ!なに今から外に行くんだけど。あっもしかして京くん、ボクに甘えたい?」

京太郎「違うわ!姉ちゃん外に出るなら服を着ろ服を!」

一「服?それならちゃんと着てるじゃないか」

京太郎「着てるけど、全然着てないからね。見え見えだから」

一「そうかなーボクにはこれが普通なんだけど」

京太郎「よく痴女扱いされないな姉ちゃん。もう隣に歩けねーよ」

一(……うん?それじゃちゃんとした物を着れば京くんが隣に歩いてくれるのか)

一「よし」 ガシャ

京太郎「うわっ!姉ちゃんなんで俺に手錠をかけるんだよ」

一「そこまでいうなら、京くんはボクの服を選ぶことお姉ちゃん命令だからネ!」

京太郎「ヤバいから俺の社会的地位がヤバいから」

一「ほら行くよ!京くん」



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玄「第一○六回松実家おもちドラフトを開始いたします」

京太郎「ではまず俺から」

──京太郎第一指名『岩戸霞』──

玄「やはりそう来ましたか……」

京太郎「……それで義姉さんの第一指名は?」

──玄第一指名『岩戸霞』──

京太郎「確実に取りに来たか」

玄「当然です。岩戸さんの長打力は無視できないのです」

宥「(……何が楽しいんだろう)」



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咲「京ちゃん、一緒に服買いに行こー」

京太郎「……なあ姉さん、たまには他の誰かと服買いに行ったらどうだ?」

咲「えっ?もしかして、私と買い物行くの嫌になっちゃったの……」

京太郎「いや、俺と姉さんが服買いに行くと、姉さんの服まで男物っぽくなるから……」

咲「そんなの、私と京ちゃんで着回しすること考えると当たり前じゃない?」

京太郎「今じゃ背丈違うからあんまり着回ししてないだろ」

京太郎「やっぱり女の子がパーカーやジーンズばっかり着てるのはどうかと思う訳よ。身内としては」

咲「えー、動きやすいし、あったかいし、私は気にしてないよ?」

京太郎「少しは気にしろよ!それに和達と一緒の方がもっとおしゃれなの買えるんじゃないか?」

咲「うーん前に一回、3人で服買いに行ったんだけどね……」

咲「原村さんは高そうなフリフリのモコモコ、優希ちゃんは変わった柄のプリントTシャツ買ってて……」

京太郎(うわー……)

咲「なんか私には遠い世界のことだなーって感じだったの」

京太郎「で、でもやっぱり男と一緒じゃ買いにくいものあるだろっ?水着とかほら…下…着…とかさ」

咲「(…下着?)水着なら去年も一緒に買いに行ったじゃない。それに一番最初に姉の水着姿見られるんだから役得でしょ?」

京太郎「で、でも……」

咲「それに私一人で行ったら迷子になるし、荷物持ちも欲しいし、あと京ちゃんの服選びも楽しいし!」

京太郎「……」

咲「ねっ、だから一緒に買い物行こっ!」

京太郎「……んだよ」

咲「えっ?何?」

京太郎「姉さんと一緒だと俺がパンツ買いにくいんだよ!!!」

咲「!!?」



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怜「竜華ー。膝枕してーな」

京太郎「姉さん。ちょっといい?」

竜華「ん、なんや京太郎。ごめんな、怜。膝枕はまた後でな」

怜「……これで何度目や、後回しにされるの」


怜「京太郎。竜華の膝枕をかけて勝負や」

京太郎「なんですか。いきなり」

怜「京太郎が入部してから、竜華が膝枕してくれる回数が減ったんや」

怜「私が勝ったら、回数を元に戻す。京太郎が勝ったら、竜華の膝枕を1回させてやるわ。」

京太郎「俺にそんな権限ないですし、それにもし勝てても、家でやってくれるんで…」

怜「ほう、それは聞き捨てならんな。詳しく聞かせてもらわんと」

京太郎「す、すいません。用事思い出したんでもう帰ります。お先に失礼します」

怜「ちょっと、お姉さんとお話しようか。なに、お話だけやで」ガシッ

京太郎「え、何この力。誰かー、助けてー」ズルズル

竜華「京太郎と怜は仲ええなー。」



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京太郎「ただいまー」

智美「おかえりー。きょーたろー」

京太郎「ただいま、姉ちゃん。あれ、何それ?」

智美「これか? 免許取ろうと思ってな。パンフレットもらってきたんだ」

京太郎「へぇー。頑張ってね」

智美「おう。免許取ったら一番に乗せてやるからな。楽しみにしとけよー。」

京太郎「ああ、楽しみにしてるよ。その時は佳織姉さんも誘おうか。」

智美「残念だけど、佳織はその次かな」

京太郎「え、なんで? 乗れないわけじゃないし、多い方が楽しいと思うけど」

智美「やっぱり幼なじみとはいえ、初めての運転で他人を乗せるわけにいかないだろー」

京太郎「姉ちゃんなら、そんなこと気にせず誘うと思ったけど」

智美「失礼な。私だって、それくらいの気は使うぞ」ワハハー

智美(…本当は、京太郎と二人きりがいいからだけどな)



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ある日突然、あなたに12人もの姉ができたらどうしますか?
それも……とびっきりかわいくて
とびっきり素直で、とびっきり愛らしくて、とびっきりの淋しがりや。
しかも、そのうえ……彼女達はみんなみんな、とびっきり!
弟のコトが大好きなんです……


洋榎「京太郎、起きろやー!!」ドムッッ

小蒔「zzz・・・京太郎くん・・・」

美穂子「京太郎くん、朝ご飯できてるから、しっかり食べてね」

京太郎「アネキ・・・鳩尾、鳩尾はやめて・・・」

京太郎「ねーや・・・また俺の布団に入ってきて・・・」

京太郎「お姉様、いつも美味しいご飯ありがとう」


でも、残念なことに弟と姉は現在離れ離れに暮らしていて……
実際に会うことができるのは、 2ヵ月に1回と決められた“弟の日”だけ。
大好きな弟と自由に会えない姉は……
さみしくて、いつも弟のことばかり想ってしまいます。


「神様……どうか、早く弟に会えますように私の大事な大事な弟……」
「会えないでいると……淋しい気持ちでいっぱいになっちゃうよ……」

衣「京太郎は衣に逢えなくてさみしかったろう? 存分に甘えるがいいぞ、衣はお姉ちゃんだからな!」

豊音「京太郎、ちょー逢いたかったよー」

宥「京ちゃんだぁ、背中おっきくってあったかーい」

京太郎「おねえたまは、さみしかったんですね、いっぱい甘えてくださいね」

京太郎「姉ちゃま、ちょっ、近すぎるって!!」

京太郎「ねえさままで・・・、でも二人ともポカポカしてあったかいよ」


だから、ようやく2ヵ月に1度の「弟の日」がめぐってきて……
2人が会えたときには、 姉は世界中の幸せを独り占めしたみたいに、
とってもとっても……幸せ
もちろん姉弟なんだけど、気分はまるで楽しいデート!


セーラ「バスガデルデー」

ワハハ「京太郎でかけるぞー」

すばら「今日は、なんてすばらな一日でしょう!」

京太郎「姐さん、今行くよー」

京太郎「お姉ちゃん、安全運転で頼んます」

京太郎「おねぇ、よかったね」


そして姉は、弟のそばにぴったりくっついて……
心配そうに弟の顔をのぞき込み、 こう……言うのです。


「弟は……私のコト、好き?」


姉達はちっちゃい頃からずっとずっと ただ純粋に弟のコトが大好きでした。
やさしくってステキで世界にただ1人、 自分だけの大切な弟……。


照「・・・京太郎」ゴゴゴゴ

智葉「・・・・京太郎」ゴゴゴゴ

やえ「・・・お見せし(ry」ゴゴゴゴ

京太郎「・・・姉君さま、姉上さま、姉チャマ、プレッシャーで胃に穴が開きそうです」


だから、いつもいつも弟と一緒にいたくて、
いつもいつも弟にかまってほしくて……。
ここに登場するのはそんな素直な女の子達……。
外見も性格もちがう12人の姉達ですが、
想いだけはみんな同じ……そう


「……京太郎、大好き!」



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エイス「キョウタロ!キョウタロー!」

京太郎「んあ、どうした姉ちゃん」

エイス「………」カキカキ ポン!

【お菓子を作っている京太郎の絵】

京太郎「お?おぅ……」

エイス「………」カキカキ ポン!

【お菓子を食べているエイスリンの絵】

エイス「………」キラキラ

京太郎「えぇと………」

京太郎「作れって…ことだよな?」

エイス「!!」コクコク

京太郎「しょうがないなぁ、何作ればいいんだ?」

エイス「ク…クッキー?」

京太郎「なんで疑問系なんだよ…まぁ作るけどさ」


..................1時間後

京太郎「姉ちゃーん、できたぞー?」

エイス「………」モグモグ

京太郎「ってもう食ってるし…腹減ってたのか?」

エイス「………」コクコク

エイス「キョウタロ」パンパン

京太郎「ん?座れって?はいはい」ストッ

エイス「えへへー」ナデナデ

京太郎「なんだよ、急に頭なんか撫でて」

エイス「アリガト……ね?」ナデナデ

京太郎「………ん」



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京太郎「……はぁ」

ゆみ「どうした、京太郎」

京太郎「どうしたもこうしたもないよ、また同学年の女子からラブレター渡されたんだぜ?」

ゆみ「それの何が問題だというんだ?」

京太郎「『ゆみ先輩に渡してください』って来るんだよ」

ゆみ「なんだ、それは……」

京太郎「こっちのセリフだよ全く。なんだって女の子のラブレターを女の子に渡さなきゃなんないのさ」

ゆみ「……女の子?」 ピクッ

京太郎「ん?あ、ごめんごめん。姉さんは女の子って柄じゃないか」

ゆみ「いや……まあ、そうだが」

京太郎「そこで納得するのも姉さんらしいけど。俺だってまっとうにモテてみたいよ」

ゆみ「……まるで私がまっとうにモテてるみたいな言い草じゃないかそれでは」



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智紀「…………」カタカタカタカタ

京太郎「ね…姉ちゃーん?入るぞー」ガチャ

智紀「…………」カタカタカタカタ

京太郎「姉ちゃん、飯持ってきたんだけど…」

智紀「…………」カタカタカタカタ...ッターン!!

京太郎「!?」ビクッ

智紀「そこ……置いといて………」

京太郎「う…うん。あ、あと風呂沸いてるから」

智紀「…………」カタカタカタカタ

京太郎(もうゲームに戻ってらっしゃる…)


----10分後・リビング

京太郎(姉ちゃん最近また引きこもってるけど大丈夫なのか?)

京太郎(龍門渕で仲良く麻雀してると思ってたんだけどな…)

智紀「大丈夫、問題はない」

京太郎「うわッ!!?姉ちゃん!いきなり背後から思考を読むな!!」

智紀「透華からちょっとだけお休みを貰ってただけだから。あとね…」

智紀「ご飯、おいしかったよ?」チュッ

京太郎「ねっ姉ちゃん…」カァァ



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「じゃあね。」

京太郎「おう、また明日な。」

桃子「……お兄ちゃん、今の誰っすか……?」

京太郎「うお!? いきなり現れんなよ!?」

桃子「私を見れるのはお兄ちゃんだけ……だからお兄ちゃんはは私のことだけ見ていればいいっす……」




京太郎「はぁ~」

桃子「どうしたっすか?お兄ちゃん」

京太郎「桃子か。いや、何か最近女子に避けられてるみたいでさ」

京太郎「何か噂では、俺と仲良くなると不幸が起こるらしいんだが…」

桃子「噂は噂っすよ。現に私は何にも起きてないっす。」

桃子「それに麻雀部の先輩たちだって、何も起きてないじゃないっすか」

京太郎「そうなんだけどな~。委員長も俺を避け始めてるみたいでな」

桃子「あ~、あの女っすか。あいつはなかなか諦めなかったっすね」ボソッ

京太郎「ん、何か言ったか?桃子」

桃子「なんでもないっすよ。そんなことよりどこか遊びに行こうっす。」

京太郎「…そうだな。いつまでも暗い気分でいてもしょうがないしパーッと遊ぶか」

桃子(麻雀部の人たちは学年も違うし、部活だけだから監視もしやすいっすけど)

桃子(ほかの人は、ずっとは監視できないし、向こうから離れてもらうのが一番っすね)

京太郎「ほら、桃子遊びに行くんだろ。早く行こうぜ」

桃子「はいっす。お兄ちゃん」



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恭子「……ただいま」

京太郎「姉ちゃんお帰り。なんか随分疲れてるみたいだな……」

恭子「まあね。漫ちゃんの特訓に付き合ってたら主将と代行が乱入してきてその相手もしとったんよ」

京太郎「お、おおぅ。そりゃ疲れるわ」

恭子「それで悪いんやけど、鞄部屋に置いといてくれん?」

京太郎「はいよ。それくらいなら任せてくれよ」

恭子「おおきに。じゃあお風呂で汗流してくるわ」

京太郎「へーい。ごゆっくりどーぞ」

恭子「あと相談なんやけどな。いつもの『アレ』も頼まれてくれる?」

京太郎「『アレ』って『アレ』のこと?」

恭子「そーそー。楽しみにしとくから念入りにお願いな」

…。

……。

…………。

……………………。

恭子「くぅぅぅ~~っっ!そこそこっ!もうちょい強めで」

京太郎「へいへい。―ふっ、ふっ」グッグッ

恭子「効くぅ~♪相変わらずマッサージ上手いな」ホッコリ

京太郎「そりゃねぇ。伊達にやらされてないさ」

恭子「そういや私が高校入ってからはほぼ毎日頼んでるんやっけ」

恭子「時間が過ぎるんて早いなぁ……」シミジミ

京太郎「なに、年寄り、臭いこっ、言って、んの!」グッグッグッグッグッ

恭子「まあ実際京太郎よりも年食ってるけどな」

京太郎「たかだか二年だろ……」

恭子「それでも年上なんは事実やろ?」

京太郎「花の女子高生が何言ってんだか」

恭子「口動かすよりも手ぇ動かして。あ、もうちょい下ね」

京太郎「はいよ。こんなもんですかお客さん?」

恭子「あっ♪それ最高やん」

京太郎「そりゃ良かった。でさ姉ちゃん。話変えるけど髪退けてくんないかな?」

京太郎「さっきから巻き込みそうで怖いんだよ」

恭子「そうなん?じゃあショートにした方がええのんかな……」

京太郎「いやいや。結ぶだけで良いから。ポニテとかサイドとかさ」





恭子「……京太郎。いくら私がお姉ちゃんでもいきなり性癖暴露されたら困るんやで」

京太郎「ばっ!物の例えだよ!!」



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京太郎「買い出しから戻りました~」ドサドサ

誠子「うわ、凄い量だな。これ全部一人で買ってきたのか」

照「京ちゃんご苦労様」

菫「ご苦労。ついでに買ってきたなまものは全部冷蔵庫に入れておいてくれ」

京太郎「菫ねぇは俺をこき使いすぎ!部員俺だけだけど一応俺は男子麻雀部の部長なんだぞ」

菫「そう言うな。ほら、ご褒美だ」ナデナデ

京太郎「あのさ菫ねぇ。俺も15歳なんだから頭撫でられるのははずいんだけど」

菫「なら止めるか?」ナデナデ

京太郎「……このままでいい」



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京太郎「ただいまー......ん?」ガチャッ

奥の部屋

姫子「...んあぁ!ぶちょーダメです...京太郎が...ん、もうすぐ...帰ってき...ひうっ!」ビクビク

哩「そうか、弟さんもこげんだらしなくよがっとる姉の姿見せられよったら、どげん反応しよるんやろな?」クチュクチュ

姫子「やめっ......んっ、やめて.....!」ビクビク

哩「口ではそう言いよってもココは症状たい!」

京太郎「......」

京太郎「なんもかんも政治が悪い」



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佳織「京くん、京くん」

京太郎「はいはい姉ちゃん」

佳織「今日は…何の日かわかるかなぁ?」

京太郎(今日は…姉ちゃんの誕生日だ。もちろん覚えてる)

京太郎(でもここはちょっと…)

京太郎「ん~?なにかあったっけ?特に予定はないはずだけど」

佳織「!!」アワアワ

佳織「京くん…ほんとに覚えてないの…?」ウルウル

京太郎「なんだよ姉ちゃん、なんか約束してたっけ?」

佳織「~~ッ!!」ションボリ

京太郎(ションボリしてる姉ちゃん可愛い)

京太郎(小刻みに震えてるところがなんとも…)

佳織「京くん……」ウルウル

京太郎(あーっもう!上目遣いは反則だって!)

京太郎「………嘘だよ、嘘。姉ちゃん今日誕生日だろ?」

佳織「!!」パァァァ

佳織「でも京くん……お姉ちゃんに嘘ついたんだね」

京太郎「ご…ごめん。つい可愛いくてさ」

佳織「お姉ちゃんをからかうんじゃありません!」ポカポカ

京太郎「いたた…ごめんって。はいこれプレゼント」

佳織「もう!京くんの意地悪!」

佳織「でも…ありがとう、京くん。大好きだよ」ナデナデ

京太郎「…………ん」



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透華「あ、京太r――」

京太郎「ハギヨシさん、ここのレシピってどうやるんですか?」

ハギヨシ「ああ、ここはですね。少しスパイスを強めにして――」

透華「……」



透華「あ、京t」

京太郎「ハギヨシさん組手の稽古お願いできますか!」

ハギヨシ「かしこまりました。それでは武道場でお待ちしております」

京太郎「はい!」

透華「…………」



透華「なんなんですのあれは!ハギヨシとばかりべったりして!」 イライラ

衣(素直に寂しいと謂えばよかろうに……)



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貴子「ただいま。」

京太郎「おかえり、姉さん。ご飯出来てるよ」

貴子「いつも、悪いな。お前だって疲れてるだろうに」

京太郎「姉さんの方が大変じゃないか。これくらいは当然だよ」


貴子「…本当に池田はなんであんな状況でチーピンを…」

京太郎「ははは、姉さんは本当に池田さんのこと大切にしてるんだね」

貴子「べ、別に今の3年が引退したらあいつが中心になるからな。それだけだ」

京太郎「まぁ、そういうことにしておくよ」

貴子「そんなことよりお前はどうなんだ。彼女とかできたのか」

京太郎「姉さんの方が大切だし、姉さんと比べると皆同じように見えるんだよ」

京太郎「姉さんみたいな人が彼女ならいいんだけど」

貴子「な…」カァァ///

京太郎「そうしたの、姉さん? 顔赤いけど」

貴子「な、なんでもない。ほらさっさと食べるぞ」


貴子「池田ァァッ! てめェ何度言ったらわかるんだ」

華菜「ごめんなさいだしコーチ。」

未春「華菜ちゃん大丈夫かな」

美穂子「大丈夫よ、華菜は強い子だし。」

美穂子「それより、コーチ何かいいことでもあったのかしら?随分嬉しそうだけど」

未春「そうですか?いつもと変わらないように見えますけど」

美穂子(ふふ、多分京太郎くん関連ね。あれは)



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胡桃「んーっ!んーっ!」ピョンピョン

京太郎「この段ボールか?」ヒョイ

胡桃「もうっ。なんで取るかなぁ?!」

京太郎「え?駄目だった?」

胡桃「あと“ちょっと”で取れたのに台なしだよまったく……」

京太郎「姉さんの“ちょっと”は俺の知ってる“ちょっと”とズレてるのは分かった」

京太郎「つーか感謝こそされても、なんで怒られてんだよ!」

胡桃「それは……はぁ。仕方ない。“姉の”私が折れてあげるよ」

京太郎「仕方なくねぇよ。自然の成り行きで常識だって」

胡桃「んーっ。んーっっ!!」ピョンピョン

京太郎「なにしてんの……?」

胡桃「空気読んでしゃがむっ!」ピシッ

京太郎「あ、はい」

胡桃「ふっふっふっ。優しいお姉さんからのご褒美だよ」ナデナデ

京太郎「…わざわざしゃがませてしなくても……」ボソッ

胡桃「何か言った?」ギロッ

京太郎「イエ、何モ言ッテマセンヨオ姉サマ」

胡桃「ならよろしい」ムッフー

京太郎(そもそも姉弟で身長差が顕著に表れ過ぎだろ母さん……)

京太郎(これじゃ、ませてる妹って言われても仕方n――)

胡桃「―フンッ!!」ゲシッ

京太郎「いてぇ!!?なんで踏むんだよ姉さん!」

胡桃「京が失礼なこと考えたからでしょ?」シレッ



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京太郎「ただいま」

巴「お帰りなさい~」ヌギヌギ

京太郎「って義姉さん!!何で服脱いでんだよ!」

巴「さっき霞さんのお祓いをして汗をかいたので拭いてるんですよ」

京太郎「だ、だからって自分の部屋とか風呂場でしろよ!!居間ですんな!!」

巴「あら?もしかして京くんお義姉ちゃんの裸見て照れてるの?」

京太郎「な///べ、別にそうじゃなくてだな……その……つつしみとかそういうのだよ///」

巴「はいはい。そういうことにしておいてあげます」クスクス



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女子「いきなり呼び出したりしてごめんなさい」

京太郎「それで用事って?」

女子「あ、あのこれ!」サッ

京太郎「これって……もしかしてラブレター?」

女子「はい!」

女子「お姉さんに渡してください!」

京太郎「(うん。分かってたよ。こんなオチだって)」



京太郎「純ねぇ。またラブレター預かってきた」

純「お、サンキュー。もてる女はツラいねぇ~」

京太郎「はぁ……毎回毎回純ねぇの代わりに呼び出される俺の身にもなってくれよ」

純「お、なんだ?大好きなお姉ちゃんが取られちゃうか心配なのかな?」ダキッ

京太郎「ちょっ!抱き付くなよ暑苦しい!」

京太郎「(ささやかながらも柔らかいおもちが当たってる……!!)」



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玄「あれは鹿児島の神代さん!こっちは千里山の清水谷さん!去年テレビで目をつけてた極上おもちが、今!私の目の前に!」

京太郎「クロ姉落ち着いて、声でかいから、めちゃ白い目で見られてるから」

玄「しかも岩手代表の小瀬川さんとか、姫松の愛宕さんの妹さんとか」

玄「初出場の人のなかにも特Aレベルのおもちさんがいっぱいいるし!凄いよ京くん、全国大会はまさにおもちの宝庫だよ!」

京太郎「わかった、わかったからちょっとこっち来て!」グイグイ

玄「ま、まって京くん!せめて写真だけでも!」



京太郎「まったくクロ姉は…。いつも言ってるだろ、素晴らしいおもちを見て感動する気持ちはわかる、それこそ俺は誰よりもわかる」

京太郎「でもだからってその感動を表に出しちゃだめなんだよ、俺達の趣味は秘してこそ」

京太郎「人目があるとこで全開おもちトークとかしたら変態さん扱いは免れんのです」

玄「申し訳のうござる、興奮を抑えきれずつい…」

京太郎「確実に顔覚えられただろうな、クロ姉みたいな美人さんがいきなりおっぱいおっぱい騒ぎ出すなんてインパクトありすぎるし」

玄「うう、あれだけのおもちさん達と仲良くなれるせっかくのチャンスなのに、次あった時警戒されちゃうかなぁ」

京太郎「まあそこは俺が一緒にいる時ならフォローするよ。その時はクロ姉もちゃんと自重するように」

京太郎「言っとくけど初対面の人に挨拶からワンツーのテンポで品質調査(乳揉み)!」

京太郎「とかやられたら今度はさすがにフォローしきれないからな」

玄「その節は大変ご迷惑を…」

京太郎「大体我慢が足りないんだよクロ姉は。俺なんかいつもめちゃ我慢してるってのに」

京太郎「男の俺と違って女の子のクロ姉は多少のことなら許されるんだからほどほどで満足しなきゃ」

京太郎「さっきのだってクロ姉がするぶんにはなにあの変人て思われるだけですむけど俺がやったら普通に通報されてるだろうし」

玄「失礼な話だよね、私達のおもちに対する気持ちにいやらしいものなんか全然ない」

玄「いわば芸術を見る気持ちでおもちに向き合ってるっていうのに」

玄「おもち丸出しのミロのヴィーナスの造形について品評するのは芸術鑑賞」

玄「なら私達のしてることも同じ扱いになっていいはずなのです!」フンス

京太郎「クロ姉は知らないかもしれないけど世の中には常識ってもんがあってだな…」

京太郎「あと内緒だけど俺の場合仮にも男なんでいやらしい気持ちが全くないとは言いづらいっす」

玄「でも京くんは女の子の嫌がることはしない紳士さんだし大丈夫大丈夫へーきへーき。それになんたって京くんは私一筋だもんね!」

京太郎「うっ…」

玄「おもちはおもちで別腹、京くんが女の子で一番好きなのは私だっておねーちゃんちゃんとわかってるから!」フフン

京太郎「べ、別にいつまでもそうとは限らないんだからな!」

京太郎「俺だってもう高一だし、そろそろクロ姉以外の好きな人ができてもおかしくない、はず」

玄「そんな無理して他の女の子好きになろうとしないでいいよー」

玄「私は今までもこれからもずーっと京くん一筋だし、ほーらくっついちゃうぞー!」

京太郎「ば、ばか、人に見られたらどうすんだって」

玄「とか言いつつ振り払おうとはしない京くんなのでしたー」



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衣「♪」テクテク

衣「?」

京太郎「Zzz……」

衣「……!」タタタッ

衣「!」タタッ

衣「♪」バサァ

京太郎「Zzz……」

衣「♪」トントン

衣(まったく仕方ない弟だな、衣がタオルケットを掛けなかったら風邪を引いてしまうぞ。)

衣「……Zzz。」

衣「Zzz……」

透華(あら……姉弟で仲良くお昼寝ですわね。)

透華(なんとも微笑ましい限りですわ。)



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京太郎「姉さ~ん、飯できたぜ」

霞「あっ…あら京君」

京太郎「またネット掲示板やってるのかよ……」

霞「もうっなによ……いいじゃないちょっとくらい」

京太郎「別に普通にするのは構わないけど、俺と姉さんのSSを書くのは止めろって言っただろ」

霞「そうは言ってもね?これが好評なんだからしょうがないじゃない?私も書いてて楽しいもの」

京太郎「俺のどこがいいんだかねぇ……」

霞「ふんふむ……ちょっと来なさい京君」

京太郎「なんだよ?一体」

霞「京君は私の知ってる中の男性で一番魅力的なんだからね」 ギュッ

京太郎「ありがと、姉さん」 ボソッ



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京太郎「姉さん、羊羹出来たけど食べる?」

尭深「うん。それじゃあ私お茶入れてくるね」

京太郎「ありがと。じゃあ用意して待ってるよ」


尭深「…おいしい。」

京太郎「良かった。作った甲斐があったぜ」

尭深「…でも、京君はいつもお菓子作ってくれるのに私は
  お茶入れるだけで申し訳ない。」

京太郎「何言ってんだよ、姉さん。俺は姉さんが入れてくれる
    お茶が好きだし、姉さんの喜ぶ顔が見たいからこうやって作ってるんだぜ」

尭深「ありがとう。私も京君が作ってくれるお菓子好き。」

京太郎「好きなのは、俺のお菓子だけ?」

尭深「そんなわけない。京君のことは全部好き」

京太郎「俺も姉さんのこと全部好きだよ」

尭深「……うん。ありがと京君」カァァ



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久「京太郎~?いないの~?」ガチャ

久「愛しのお姉様よ~?」ポフン

久「お茶くらい出しなさいよ~」ペラペラ

京太郎「…………おいヒサ姉」

久「あ、そこにいたの?全然気付かなかったわ」ポリポリ

京太郎「いきなり人の部屋に入っといてその態度は何だよ」

久「いやぁよく言うじゃない。『弟のものは姉のもの』って♪」

京太郎「そうだなよく聞くな」

久「でしょ?」

京太郎「―ヒサ姉の口から」

久「うそやだー。どこ情報?どこ情報よそれー」ペラペラ

京太郎「しまいにゃ放り出すぞ」

久「なになに?DV?」

京太郎「姉弟でDVもあるかって。喧嘩にしか見られねーよ」

久「それもそうよねー。あ、この前の巻ってどこ?」

京太郎「それなら確か……っとあった。ほらよ」

久「ありがと。立ったついでにジュース取ってきて」

京太郎「どこがついでだっつーの」

久「いいじゃない別にぃ。減るもんでもなし」

京太郎「減らなきゃいいって話じゃねぇよ!むしろ手間が増えてんの!」

久「大丈夫よ。私は増減してないもの!」キリッ

京太郎「………」

久「な、なによ……」

京太郎「べっつにぃ~?」

京太郎「昨日のリビングでダイエット特集に集中してたのは誰だったのかと思い出してただけですしぃ~?」

久「ダイエットは女子にとっちゃ話のネタになるんだから知識だけでも仕入れないとねぇ」

京太郎「へぇ……ふぅ~ん」

久「あ、全っ然信じてないでしょ!?」

京太郎「だってなぁ。ヒサ姉だしなぁ」

久「減らず口を叩くのはこの口?ならこうしてやるっ!」

京太郎「ばっ!やめろよ!ポテチ摘んだ手を近付けるな!」

久「大丈夫。漫画読む時に手は拭いてるから」

京太郎「そう言う問題じゃねぇ!良いから手洗ってこい!」

久「気が向いたら善処する方向に検討するわ」

京太郎「明らかに拒否ってるじゃん!」