京太郎「(昨日は部員だけで全国優勝の祝賀会)」

京太郎「(当然俺らは未成年だからアルコールはNGなんだけど)」

京太郎「(何故かあったチューハイをジュースと間違えて呑んでしまってからの記憶がない)」

京太郎「(気が付いたらホテルらしき一室のベッドで寝ていた)」

京太郎「(というかなんで……)」

咲「んん……」スヤスヤ

京太郎「咲が隣に寝てんだよ」

京太郎「しかもなんで俺は服着てないんだよ」

京太郎「これはもうアレってことだよな」

咲「う~ん……」

咲「あれ?ここ何処?」メヲコスリ

京太郎「(咲が起きた)」

咲「……京ちゃん……?」

咲「え、あれ、なんで私……え!?」

咲「(なんで京ちゃんとおんなじベッドに!?というかなんで京ちゃん服着てないの!?)」

咲「(って私も裸だし!!)」アタフタ



?「(さてと。今日も朝の日課である咲さんの携帯にこっそりつけた盗聴器etcのチェックを)」

?「あれ?GPSの反応が宮永さんのお宅ではありませんね」

?「ここはたしか……駅前のラブホテル……」

?「……まさか!」

?「……あの男の反応もここから……」

?「…………ソンナオカルトアリマセン」




?「(さてと。今日も朝の日課である咲の携帯にこっそりつけた盗聴器etcのチェックを)」

?「おや?GPSの反応が実家じゃない」

?「ここはたしか……駅前にある……」

?「ど、どういうこと……そうだ。このラブホテルの監視カメラをジャックして相方の有無をチェックしなきゃ……」

?「……この金髪は確か……」

?「須賀京太郎……」

?「……貴様の誕生日なんか知らないけど命日は今日だ」ギュルギュル



京太郎「」

咲「」

京太郎「」

咲「」

京太郎・咲「「あの!!」」

京太郎・咲「「……」」

京太郎「……さ、先にどうぞ」

咲「う、うん」

咲「あのさ京ちゃん……これってつまり……そういうことだよね」

京太郎「ああ(覚えてないけど多分)」

咲「そっか」

咲「エヘヘ、そうなんだ///」

京太郎「(かわいい)」

咲「京ちゃんあのね……私……こういうこと初めてであのね」

咲「……責任……取ってよね」

京太郎「え、ああ、あのな、その……」

咲「」

京太郎「……こ、こちらこそよろしくお願いいたします」

咲「わ、私お風呂入ってくるね!!」バタバタ

京太郎「お、おう」



京太郎「(これで俺も大人の階段上っちゃったのか)」

京太郎「」

京太郎「古い~アルバムの中~に~♪」

京太郎「(あ、シーツに血が着いてる。追加料金とか取られたりすんのかな?)」



咲「」チャプン

咲「」

咲「///」

咲「~~~~~~~~~///(声にならない喜声)」

咲「(どうしようどうしよう!!)」

咲「(私と京ちゃんが…………~~~~~~///)」

咲「(えっとまずは和ちゃんに報告して、部長達にもちゃんと言った方がいいかな)」

咲「(あとお姉ちゃんにも)」

咲「」

咲「須賀咲」ボソッ

咲「エヘヘ///」



京太郎「手に届く宇宙は~ふふんふふんふん~ふんふふん~」

京太郎「そういやこういうところのテレビってアダルトチャンネル見放題って漫画で読んだことあったな」

京太郎「暇だし観るか」

京太郎「」ポチットナ

松本アナ『──次のニュースです』

京太郎「普通のも観れんだ」

松本アナ『──本日未明、東京都○○区白糸台において巨大な竜巻が発生しました』

松本アナ『幸い怪我人はありませんでしたが、周辺住民が一時避難するなどの──』

京太郎「白糸台って照さん達のとこだよな。心配だな」

松本アナ『──CMの後は針生アナのコーナー。今日のお題はアンコ入りパスタライスです』

京太郎「とりあえず咲が風呂を上がるまえに服着とくか」ゴソゴソ


咲「上がったよー」

京太郎「おう」

咲「あれ?京ちゃん服着ちゃってるけどお風呂入らないの?」

京太郎「おう」

京太郎「(って咲、服着ちゃったのか)」

京太郎「(一旦バスローブ挟んでの着衣とかがよかったな)」

京太郎「(でも濡れ髪の咲ってなんか色気あるな)」

咲「ねえ京ちゃん」

京太郎「なんだ」

咲「はい、これ」ポス

京太郎「ドライヤー?」

咲「うん」

咲「ずいぶん前に見たドラマなんだけどね。女の人が恋人に髪を乾かしてもらってるシーンがあってね」

咲「ずっとそのシーンに憧れてたんだ///」

咲「……ダメかな」ウワメヅカイ

京太郎「(もう反則だろこれは)」

京太郎「おまかせあれ!!」


京太郎「ほら乾いたぞ」

咲「ありがとう京ちゃん」

京太郎「(あの∠はいくら撫で付けても直らなかったけどどうなってんだ炉)」

京太郎「そろそろチェックアウトの時間だな。もう出るか」

咲「そうだね」

京太郎「忘れもんとかするなよ」トビラアケ



久「たまにはこういうところでするのも新鮮で良かったわね」ツヤツヤ

ゆみ「あ、ああそうだな」グッタリ



京太郎「」トビラシメ

咲「どうしたの京ちゃん。忘れ物?」

京太郎「あ~いや!!その、もう一○分だけ出るの待とうぜ!!」

咲「?」



京太郎「そろそろ出ても大丈夫かな」

咲「なんのこと?」

京太郎「いや、こっちの話」

咲「?」

京太郎「それよりここ出たらどうする?今日は休日だしどっか行くか?」

咲「え」

京太郎「あ~もしかして身体がダルかったりするか?その……初めてだったんだろ」

咲「あ///」

咲「ぜ、全然大丈夫、元気だよ///」

京太郎「じゃあ何処行こっか」

咲「う~ん」

咲「……京ちゃんと一緒なら何処でもいいよ///」

京太郎「///」

京太郎「(やばい、今俺にやけてめっちゃキモい顔になってるだろうな)」

京太郎「それなら水族館にでも行くか」

咲「CMでやってた新しく出来た水族館?」

京太郎「ああ。この辺から近いし、家からもそんなに離れてないしな」



~~水族館入口~~

咲「私水族館って初めてだよ!!」

京太郎「へえそうなんだ。なら水族館にして正解だったな」

咲「うん!!」

咲「あと、京ちゃんと一緒に二人きりで出掛けたことは何度もあるけど、あくまでも友達同士だったし」

咲「こんな風にちゃんとした『デート』って感じのは初めてだよね」

咲「だからそれも嬉しいかな」ニコッ

京太郎「……可愛い」

咲「えっ///」

京太郎「(思わず声に出ちまった)」


京太郎「学生二枚です」

受付「かしこまりました」

咲「ねぇ京ちゃん」

京太郎「ん?」

咲「本当に私がお金出さなくてもいいの?」

京太郎「気にすんなって。初めてのデートでくらい見栄張らせてくれよ」

咲「でも……」

京太郎「あ、そうだ咲」

咲「なに?」

京太郎「手……繋いでいいか」

咲「……うん」ギュッ


京太郎「何処から回る?」

咲「あっ、京ちゃんちょっと待って」

京太郎「ん、どうした?」

咲「その、私……ちょっと……」

京太郎「?」

京太郎「あ、トイレか」

咲「はっきり言わないでよ馬鹿///」

京太郎「わりぃわりぃ」

京太郎「(咲のトイレ待ちか)」

京太郎「(へえ、ここイルカショーとかもあるんだ。海水とかどうしてんだろ)」

京太郎「(ん?あれは…………)」



久「可愛いわね」

洋榎「な!?突然何言うてんねん///」

久「あら、イルカのことよ。いったい何と勘違いしたの?」

洋榎「へ?あ、いや、その……」
久「冗談よ。貴女も可愛いわ」クスッ

洋榎「……アホ///」



京太郎「(……多分あの人が死ぬときは背中刺されて死ぬんだろうな)」


咲「ただいま」

京太郎「おかえり」

京太郎「じゃとりあえずパンフレットに乗ってる順路通りに回ってみるか」

咲「うん、それでいいよ」

京太郎「イルカショーとかペンギンとのふれあいコーナーとかもあるらしいぞ」

咲「ペンギンかぁ~。和ちゃんなんか喜びそうだね」

京太郎「いつもエトペンを抱いてるしな」



~~水族館入口~~

照「GPSによるとここが咲たちのいる水族館か」

照「いかがわしいホテルに宿泊したからといって必ずしも『そういうこと』に及ぶとは限らない」

照「私の照魔鏡の能力でそこのところをはっきりさせなければ」

和「あら、お義姉さんじゃないですか」

照「お前は……」

和「咲さんと同じ麻雀部の原村和です」

照「そうだったな」

照「それよりその『お義姉さん』というのはなんだ」

和「友人の姉を『おねえさん』と呼ぶことになんの不思議が?」

照「(何となく分かる。コイツは敵だ)」

和「そんなことよりも!!」

照「!?」

和「お義姉さんもあの二人を追い掛けて来たんですか?」

照「ああ」

和「私も同じです」

照「あわよくば……」

照・和「「あの男を消す」」