菫「君、そこにうずくまってどうしたんだ?」

京太郎(やばい、見つかった・・・!?)

菫「気分でも悪いのか?」

京太郎「いえ、何でもないんです。ははは・・・」

菫「だが・・・」

京太郎(くそっ、女の子だらけのこの女子全国大会会場・・・)

京太郎(ナイスバディーのお姉さんたちが徘徊するこの会場で勃起せずに歩くなんて健全な青少年の俺には無理だった・・・)

菫「ふむ・・・」

京太郎(あの人、俺を不審そうに見てるぞ!?ヤバイ、どうしたら・・・)

菫「君、もしかしてだが・・・」

京太郎(気付かれた!?)

菫「君は女の手は死んでも借りないという古い考えの人なのか?」

京太郎「あ、あはは・・・。そうなんですよ。俺は何でもないんでどうか放っておいて下さい」

菫「やれやれ。何をバカな。きょうびそんな考えは通用しないぞ?お腹でも痛いのか?ちょっと見せてみるといい」

京太郎「だめぇ~~~~っ!?」

菫「!?」ビクッ

京太郎「ほんと、何でもないんです!何でもないんですから!」

菫「そうまでして女の助けを拒むなんて・・・」

京太郎「ほら、こんなに元気に動き回れますし」モソモソ…

菫「確かに・・・。だが、下腹部を随分と気にした妙な動きだ・・・。やっぱりその前かがみな動きはおかしい・・・」

京太郎(くそっ、なんていい人なんだ・・・。でも、その優しさが今は恨めしいぜ・・・)

菫「女性の手を借りるのは屈辱と感じるかもしれないが無理はするな。医務室まで連れてってやる。ほら、私の背に・・・」

京太郎「いやいやいや、そんなことしたら・・・」

菫「何か問題でもあるのか?」

京太郎(大アリですよ!そんなことしたら俺の大きくなったアレが貴女の背中に押し付けられて・・・///)

菫「それじゃ担ぐぞ?よっ・・・と」グイッ

京太郎「ハッ!?いつの間に・・・」

菫「少しの辛抱だ。医務室までは数分あれば・・・」

京太郎(終わった・・・)

菫「・・・・・・・・・」

京太郎(気付かれたんだ・・・。きっと俺が変態だと思われたに違いない・・・。医務室どころか俺は警備室送りだな・・・)

菫「君、もしかして下腹部を打ったりしたのか?衣類越しにも熱を持っているのがわかる」

京太郎「そ、そうなんですよ、あはは・・・」

京太郎(良かった・・・。この人、純粋培養のお嬢様なんだなきっと・・・。医務室に着いたら速攻ベッドで股間を隠そう。そうしよう!)

京太郎(はぁ・・・はぁ・・・。綺麗な長い髪だ・・・それにいい匂いもする・・・。やべぇ、鎮まれ、俺の半身・・・!)

菫「痛くないか?」

京太郎「ほぇ?何がですか?」

京太郎(危ない・・・。背中越しだから俺の顔が向こうに見えてなくて助かった・・・。さっきの俺の顔、多分相当蕩けてた)

菫「さっきから背中にコリコリと腫れ・・・?だと思うのだが、結構当たっているからな。もしあれだったらゆっくりと歩くが・・・」

京太郎「いえいえ!お構いなく!」

京太郎(俺の身をこんなに案じてくれるなんて・・・。天使だ・・・)

京太郎(それなのに自分自身を抑えることのできないエッチな俺を許して下さい・・・!)

菫「さ、医務室に着いた」

京太郎「ありがとうございます!それじゃ俺はこれで」

菫「そんなに急ぐこともないだろうに・・・」

京太郎(よし、ベッドに潜り込めた!あとは股間の疼きがおさまれば・・・)

菫「これは・・・?どういうことだ?誰もいないぞ」

京太郎「俺は大丈夫なんで!もう平気なんで!だから・・・」

菫「そんなわけないだろう!背中越しだが、はっきりとわかるくらい膨らんでいた。それに熱も・・・。誰か呼ぶか・・・いや・・・」

京太郎「わわっ、呼ばないで下さい!お願いですからっ!」

菫「とすると・・・」

菫「私が診る必要があるな」

京太郎「いやいやいや、どうしてそうなるんですか!?」

菫「君の下腹部がどうなっているのか・・・。もしそれが致命的なものであったなら・・・」

菫「私は見て見ぬふりなどできない!もし君に何かあったら私はきっと後悔するだろう」

京太郎「平気です!本当に平気なんですって!」

菫「ほう・・・。君は意固地な奴だな。そうまで言うのならこうだっ!」バッ

京太郎「うわわ、布団を剥ぎ取られた!」

菫「やはりズボンが盛り上がっているではないか!大方私を心配させまいと嘘を吐いたのだろうがバレバレだ!」

菫「大人しくズボンを脱ぐんだ!」

京太郎「それだけは・・・!後生ですからそれだけは・・・!」

菫「まだ言うか!私は君のためを思ってだな・・・」

菫「力では君に敵わないが、私には技術がある。これでどうだ!」ズボンッ

京太郎「くっ、ズボンを脱がされたっ!?」

菫「・・・!?」

京太郎(マズイ!俺のすっげぇモンスターを生で見られた!?叫ばれる!どうしたら・・・。いや、躊躇ってる時間はない!)バッ

菫「むぐっ・・・んーっ、んーっ!」

京太郎「大人しくして下さい!暴れないで下さい!暴れないで・・・」

菫「フゥーッ・・・フゥーッ・・・」キッ

京太郎「そんなに睨まないで下さい・・・。今叫ばれたら俺、完璧に捕まってしまいます・・・」

菫「・・・・・・」

京太郎「お願いです、俺は何もしませんから大声を上げたりしないで下さい・・・。では口から手を放します」パッ

菫「・・・すまない」

京太郎「そんな、謝るのはむしろ俺のほうです!」

菫「なにぶん生まれて初めて見る器官だったものでな・・・。気が動転してしまったんだ・・・」

京太郎「いえ、むしろ俺が悪いんですし・・・」

菫「それにしてもアレだな・・・大丈夫なのか?ソレは・・・」

京太郎「あ、はい。何度も言った通りなんともないんで」

菫「嘘だっ!」

京太郎「ひっ・・・」ビクッ

菫「素人目に見てもわかる。これはただ事じゃない」

京太郎「ふぇ・・・?」

菫「こんなに血管が浮き出て・・・。皮だってめくれあがって中が見えて・・・」

菫(だが何故だろう・・・。こんなグロテスクなのを見てもどこかドキドキしてしまう自分がいる・・・///)

京太郎「こ、これは・・・///」

菫「私がもっと早くに気付いていれば・・・」

京太郎「これはむしろ自業自得といいますか・・・」

菫「いや、私のせいだ・・・。君がそういう状態だとも知らずおぶるなど・・・。私の背中に押し付けられ、さぞや痛かったことだろう・・・」

京太郎「いえ、むしろ心地よいくらいでした!だから自分を責めないで下さい!」

菫「はは・・・君は強いな・・・。私はムキになっていたというのに・・・」

京太郎「ムキに・・・?」

菫「ああ。君があまりにも強く私の手助けを拒むから、半ば意地でな・・・」

菫「君が男尊女卑の考えから私になど何もできぬと考えているんじゃないと邪推してしまって・・・」

京太郎「俺が?いやいや、そんなわけないですって」

菫「ああ、君のソレを見てわかったよ。確かにそんな状態では身動きもままならなかっただろう・・・」

菫「その・・・皮がめくれあがって痛いだろう・・・?」

京太郎「いえいえ、こんなの日常茶飯事なんで気にしないで下さい」

菫「この医務室に消毒液があれば良いのだが・・・。ちょっと待っていてくれ」スッ…

京太郎(な、なんだって・・・!?そんなのをアソコに塗られたなら、俺は痛みのショックで死んでしまうだろう・・・)

菫「やはり開かないか・・・。保健室もそうだが、危険薬物などもあるから保管は厳重なんだ。しかし困ったな・・・。どうしたら・・・」

京太郎「心配しすぎですって。こんなのツバでもつけとけば治りますから」

菫「確かにツバには殺菌効果があると習ったな・・・。よし・・・」

京太郎「な、何するんですか・・・?まさか・・・///」ブルンッ

菫(しかし、ツバを吐きかけるなんてことしたらこの少年も不快に思うだろうな・・・)

菫(舐めればいいのだろうか・・・?うぅ、ドキドキするな・・・///)

菫「い、行くぞ・・・!」

京太郎「うわわ」

菫「・・・ペロッ」ツンッ…

京太郎「んあーっ・・・!」ビクビクンッ ドグンッ デロッ…

菫「くっ・・・?何だこれは・・・。べとべとする・・・」

京太郎「はぁっ・・・はぁっ・・・」

菫「そうか、これは・・・膿だな」

京太郎「膿・・・ですか?」

菫「それだけ腫れているんだ。私の背中とこすれてもいた。炎症も酷いし、中に膿が溜まったと考えるが・・・」

菫「それにしてもすごい匂いだ・・・///」

京太郎「すみません。これでお顔を拭いて下さい」

菫「あ、ありがと・・・///」

菫(なんとうか、多分この少年、私より年下だけど紳士だな・・・。すごくドキドキする・・・。もしかして私は彼に・・・?)

京太郎「俺にここまでしてくれてありがとうございます。ですが俺はもう大丈夫なんで・・・」

京太郎「そうだ、まだ名乗っていませんでしたね。俺の名前は須賀京太郎っていいます」

菫「須賀・・・京太郎君・・・か・・・」

京太郎「ええ。もしよろしければ貴女の名前を伺っても?」

菫「あ、ああ。私は菫だ!あ、弘世菫!えと・・・白糸台の三年生です///」

京太郎「ご丁寧にどうも。それでは俺はこれで・・・」

菫「あ・・・!ま、待って欲しい・・・」

京太郎「・・・?」

菫「また・・・会えるだろうか・・・?」

京太郎「ええ、もちろん。そうだ、これ、俺の連絡先です」

菫「そ、そうだな。汚してしまったハンカチも洗って返さなければならないし、連絡先を交換しておこう!」

菫「うん、我ながら冴えてるな・・・///」


その後、紆余曲折や様々な誤解の果てに二人は結ばれることになるがそれはまた別のお話


優希「おい犬!お前はどうやってあんなお嬢様を射止めたんだ!?」

和「私も気になりますね」

まこ「あんなガードの堅そうなヤマトナデシコをどうやってモノにしたっちゅうんじゃ?」

咲「もしかして京ちゃん・・・」

久「いやいや、さすがにそんな度胸はないから安心していいわ、咲。でも、確かにどうやって口説き落としたのか気になるわよねぇ」

京太郎「ふふっ、それは・・・」