泉「須賀くん、雛祭りって知ってます?」

京太郎「……馬鹿にしてるのか、お前が今まで知らなかったのかどっちだ?」

泉「須賀くんじゃあるまいし前者に決まってますやん」

京太郎「よし、ケンカだな。買おう。いくら払ってやろうかこのへそっ娘め!」

泉「そないなこと気にせんと話聞いて下さい。昨日は雛祭り、桃の節句です。女の子の日です」

京太郎「凄い響きだよな、女の子の日って」

泉「今はスルーしてあげますから聞いて下さい」

京太郎「あ、うん……」

泉「なぜ昨日は部室におらんかったの?」

京太郎「ああ、昨日は受け取りたい荷物があってさ。部活休ませてもらったんだ」

泉「このチラシ見て」

京太郎「ん、なに? カップル限定雛祭りジャンボパンケーキ……まさか食いたかったのか?」

泉「……行きたかったんです、須賀くんと」

京太郎「これ、今日までみたいだな」

泉「昨日が良かった……」

京太郎「なあ、渡したいものがあるんだけど、なんか家に忘れたみたいなんだよなぁ」

泉「?」

京太郎「これ食ってからでもいいなら、俺ん家来ないか?」

泉「え、あの、それって……」

京太郎「嫌か?」

泉「い、行きます!」

京太郎(よかった、まだ渡す心の準備ができるな……)


カンッ