京太郎「ZZZ……」

数絵「……また寝てる」

京太郎「う~ん……」ムニャムニャ

数絵「今日はどんな夢を見ているのやら、ね」

京太郎「……」スースー

数絵「昔の話じゃ、自分に好意を抱いてる人が夢に出てくるっていうけど……」

京太郎「咲、優希、和、部長、先輩……」

数絵「はぁ……この場合どう解釈するべきかしら」

京太郎「う~ん……」ムニャムニャ

数絵「今度はなに?」

京太郎「……南浦」

数絵「……まぁ、昔の人が勝手に言ってただけよね」

京太郎「……数絵」

数絵「え?」

京太郎「……」スースー

数絵「なによ……だらしない寝顔さらして」

数絵「……」キョロキョロ

数絵「これはあくまで念のためよ」

数絵「こんなとこで寝てて風邪を引いたかもしれないから、近くで顔色を確認する」

数絵「ただ、それだけ」ソロー

数絵「もしうっかり唇が触れても……事故、だから」メヲトジ

京太郎「――んあ」パチッ

数絵「……」

京太郎「なんか、近くね?」

数絵「――っ、お、起きてたの?」バッ

京太郎「起きたばっかだけど、どうかしたのか?」

数絵「なんでもないからっ」

京太郎「そうか? にしても、なんか腹減ったわ」グゥー

数絵「あ、そういえばおにぎり作って来たけど……食べる?」

京太郎「お、うまそうじゃん。食う食う」

数絵「一個千円ね」

京太郎「高くね!?」

数絵「と思ったけど、最近頑張ってるみたいだからタダで食べさせてあげる」

京太郎「ま、そうだよな……うまいな」モグモグ



数絵「……今はこれで十分、かな?」



カンッ