久「す、須賀くん、今いいかしら?」

京太郎「急になんです?」

久「まずこれ、見てちょうだい」

京太郎「チラシ? 本日3時から8時の5時間の間に、須賀京太郎争奪鬼ごっこを開催ぃ!? ちょ、なんすかこれ!?」

久「ごめんなさい! 面白いだろうと思って企画したらトントン拍子に話が進んじゃって、連絡する暇もなかったの……」

京太郎「あんたって人は……で、範囲は市内ですか。参加費は500円って金取るの!?」

久「何故か大規模になるから金を取れとある人から……」

京太郎「誰です?」

恒子「福与アナ!? 何故ここに!」

京太郎「本人が言った!? てか本当になんで!?」

恒子「ふっふっふっ……私の大切なアラフォーの友人が本当に好きな人との結婚以外はやだなんてのたまってるからさ」

恒子「だったらその願いを叶えてやろうって思ってね」

京太郎「いつものツッコミが聞こえないってことは……」

恒子「奴は既にスタンバってるよ」

久「参加者もとんでもない数になっちゃって……」

恒子「長野だけでなく各地方から老若男女が自分の立場そっちのけで参加してるわ」

京太郎「で、賞品はなんですか?」

恒子「ユーだよ」

久「あ、あはは……」

京太郎「い、一日貸し出しとかですよね?」

恒子「いいえ、譲渡よ。婿入り待ったなし!」

京太郎「う、嘘企画でしたーって落ちは……」

久「予算は参加費だけでまかなってるの。今更ナシでしたで返せる金額じゃないし……」

京太郎「oh,no……」

恒子「それより京太郎くん」

京太郎「はい?」

恒子「もうじき開始時刻です」

京太郎「……」

久「ちなみに私達も……」

京太郎「……くっ」キョウタロウハニゲダシタ!


カンッ!



ifルート


京太郎「何言ってんですか、そんなの有り得ないでしょう」

恒子「え」

久「え」

京太郎「全く……兎に角安全地帯を確保してから…」タッタッタッ

恒子「」

久「」




原村父「いやはや、君は本当にもてるんだねぇ」カタカタ

京太郎「いやぁ」ハハハ

原村父「和を貰ってくれると嬉しいんだが……流石にこれはやり過ぎだ」ターンッ

京太郎「…お世話になります」

原村父「いやいや、こちらこそ仕事を貰ってるのだからそういうのはなしだよ」

京太郎「…はい」

原村父「参加金は各々へ返金、参加者には厳重注意他で主犯二人には痛い目に合って貰う」

京太郎「ありがとうございます、これで大人しくしてくれるといいんですけど…」

原村父「さてねぇ、ああいう手合いは愉快犯だ。繰り返すような気がしないでもないが…その時はまた手を貸すよ」

京太郎「はいっ、ありがとうございます」


カン