京太郎(女子の中に男が一人じゃ、あいつらも不安だろうし、変な噂もたちかねない……)

京太郎(彼女がいればそういったことも解消できるだろうけど、まぁ、無理だな……)

京太郎(そうだ、彼女がいると嘘をつこう!)


ーーーーそして後日

京太郎「あ、そうだ染谷先輩、実はご報告がありまして……」

まこ「なんじゃ、やぶからぼうに」

京太郎「彼女が出来ました!」

まこ「」メガネパリーン!

京太郎(先輩やっぱりメガネないほうがかわいいなぁ)

久「やっふー、きたわよー」

京太郎「あ、部長」

久「元ね。で、現部長はどうしたの?」

京太郎「さあ? それより聞いてくださいよ!」

久「なによ、うるさいわね」

京太郎「彼女出来ました!」

久「……え? なんだって?」

京太郎「彼女出来ました!」

久「……受験勉強で疲れたのかな?目眩がするし、幻聴が聞こえる」

久「あ、これ夢か。じゃあ起きなきゃ。そうだ、夢の中で寝れば起きれるんだっけ? それじゃおやすみ」

京太郎(ベッドのほうに行ってしまった。余程お疲れなのだろう。ん?)

咲「こんにちわー」ガチャリ

優希「犬ー! タコス買ってこーい!」

和「だめですよ。今日は須賀くんの指導が先です」

京太郎「あ、悪いな三人とも。実は今日は用事があるんだ」

和「そうなんですか? それは残念」

咲「何かあるの?」

京太郎「あ、いや、その……」

優希「なんかあやしいじぇ。言え! やましいことがないなら言えるはずだ!」

京太郎「な、なんもねぇよ! ただ……」

優希「ただ?」

京太郎「ただ彼女と会うだけだ」

優希「……は?」

咲「……へ?」

和「……まだ二月下旬。エイプリルフールはひと月以上さきですよ?」

京太郎「う、嘘じゃねーよ! じゃ、待たして嫌われたくないから、お先に!」

咲「あ、京ちゃん!」

優希「行っちゃったじぇ……」

和「それにしても……」


三人『どこの豚だッ!!』


京太郎「これであいつらとも安心して麻雀できるな!」


………
……


京太郎(彼女と会うとか行って出てきちまったけど、どうしよっかなぁ)

美穂子「あら、須賀くん」

華菜「おー! 久しぶりだし!」

京太郎「あ、風越の福路さんに池田ァ!」

華菜「それやめろし! てか先輩だぞ!」

京太郎「あはは、すいません。あっ」

美穂子「?」

京太郎(外堀を埋めとくと真実味がでるな……よし!)

美穂子「どこかお出かけ?」

京太郎「いやぁ、実は彼女が出来まして、これから会いに」

華菜「そっか、生意気にも彼女作ったかコノヤロー!」

京太郎「あはは、じゃ、俺はこれで」

華菜「またなー! さて、私達もそろそろって、キャップが、両目を……」

美穂子「華菜、先に戻って。私、ヤらなきゃいけないみたい……」

華菜「あ、ちょっと……行っちゃったし。にしてもキャップ、めちゃくちゃ怖かったし……」

華菜(ほんのちょっとだけちびっちゃったし……帰ろう……)


ーーーー尾行サイド

咲「あれは、風越の……」

和「須賀くんの好みから言えばオッドアイのほうの豚でしょうか?」

優希「いや、体型が私に近い池田の可能性のが近いじぇ」

和「はいはいワロスワロス。おや、二人を置いて行きましたね」

咲「あの二人は白か……でも、あんなに長く私の京ちゃんと……」

和「そうですね、私の須賀くんとあんな楽しげに……」

優希「私の京太郎なのに……」


三人『あぁん!?』


華菜「な、なんかあっちも怖いし!?」


………
……


一「あれ、須賀くんじゃないか」

智紀「ほんとだ、こんにちは」

京太郎「お二人共こんにちは。今日はどう……どうしたんですか!?」

京太郎(一さんの肌が、顔と手以外見えない!? あ、でも手錠はしてんだ……)

一「も、もしかしてこの服やっぱ変かな?」

京太郎「いや、死ぬほど可愛いです! にしても沢村さん、これは……」

智紀「せっかく透華がプレゼントしたのに全然着ないから、無理やり着せて一緒にお散歩」

智紀「ちなみに私は透華にちゃんと日光に当たれと言われて」

京太郎「なるほど。いやぁ、これは今年一番の衝撃ですよ……あ、そういえば」

智紀「どうしたの?」

京太郎「衝撃ついでなんすけど、実は彼女が出来ました」

智紀「おお、それは衝撃。で、彼女さんとこれからデート?」

京太郎「いや、まぁ、へへ……」

智紀「ならここでお別れだね。じゃあね」

京太郎「はい、じゃあまた!」

智紀「……さて、手伝おうか?」

一「お願い。ついでにこの鎖も……」

智紀「本気だね」

一「うん。これだけは譲れない、絶対に!」


ーーーー尾行サイド

和「まさか、あんな格好を……」

咲「ただのブルーのワンピースに上着を羽織ってるだけなのにあの違和感……」

優希「普段の痴女スタイルからのこの変化、まさに究極のギャップ萌だじぇ……!」

美穂子「でもあの二人を置いて行ったということは……」

咲「彼女たちも白……ってええ!?」

優希「お姉さんなんでいるんだじぇ!?」

美穂子「……」ニヤァ…


三人『ひぃっ!!』


………
……


京太郎「あれ、千里山の二条さんに江口さん?」

泉「あ、須賀くんや」

セーラ「ほんまや。いやー、探してみるもんやな」

泉「なっ! あ、あの、べ、べつに探してなんかあらへんからな!」

京太郎「あはは……で、お二人は何故に長野に?」

セーラ「遠征や。今日は鶴賀で明日は龍門渕。んで明後日はそちらさんに行く予定やで」

京太郎「そうでしたか。なら明後日楽しみに待ってますね」

泉「と、ところで須賀くん! その、い、今暇ですか?」

京太郎「ああ、ひ……まじゃないんだ……その、彼女と会うんだ」

セーラ「なんやガースー、彼女おったんか」

京太郎「ええ、まあ」

セーラ「メシ奢らそうと思うてたのになー」

京太郎「明後日美味しいタコスご馳走しますから」

セーラ「マジか! 約束やぞ!」

京太郎「はい。それじゃ」

セーラ「おーう。いやー、楽しみがふえたなあ! ……泉、どないした?」

泉「先輩、先帰っといてください」

セーラ「な、なんやわからんけど、わかったわ……」


ーーーー尾行サイド

一「ボーイッシュなのが好きなら、僕でいいじゃないか……」

智紀「そうだね」

咲「なんか普通にに合流しちゃってる……」

優希「しかもいつの間にかいつもの痴女スタイルになってるじぇ……」

和「あ、もう行きましたね」

美穂子「あの二人も白……」ニヤニヤ……


五人『(さっきから笑顔が怖いよぉ……)』


………
……


ゆみ「おや、須賀くんじゃないか」

智美「お、ほんとだ」

京太郎「あれ、加治木さんに蒲原さんじゃないですか。こんにちは」

ゆみ「あ、ああ、こんにちは。ところで君は何をしてるんだ?」

京太郎「ああ、実は彼女が出来まして、今から会いに」

智美「デートかー、いーなー」

ゆみ「そ、そうだったのか……」

智美「引き止めてごめんなー」

京太郎「いえいえ、それじゃ」

智美「おーまたなー。……モモ、どうするんだ?」

桃子「尾けるに決まってるっス」スゥ……

ゆみ「そ、そうか……」

桃子「てなわけで、よろしくっス!」

尾行サイド『!?』ビクッ!!

桃子「で、ゆみ先輩はどうしまス?」

ゆみ「……行く」


ーーーー尾行サイド

和「増え過ぎですよ……」

泉「目的が同じやし、しょうがないと思うで?」

和「あなたに加えてさらに二人も増えたらバレ易すぎでしょう!」

和以外『シッー!』

和「ご、ゴメンナサイ……」

桃子「おっぱいさん、なんであの人あんなに笑顔怖いんスか?」ヒソヒソ

和「原村です。まぁ、気にしないようにしてください」ヒソヒソ

美穂子「聞こえてるわよ?」ニヤニヤ……

二人『』


智美「……このくらいでは泣かないぞ」ワハハヒトリボッチ


………
……


京太郎(あー、何やってんだろ俺。もう帰ろっかな……)

怜「お? 京太郎やん」

竜華「久しぶりやなー」

京太郎「竜華さんに怜さん、お久しぶりですね。さっきむこうで二条さんと江口さんに会いましたよ」

竜華「そっか。ほんじゃ連絡入れて合流しよっかな」

京太郎「そういえば船久保さんは?」

怜「監督のおもりや。ところで京太郎……」

京太郎「はい?」

怜「背中気ぃつけたほうがええで」

尾行サイド『!?』ビクッ!!

京太郎「え?」フリムキ

尾行サイド『あっ』バレタ!

怜「彼女が出来たんも嘘やでー!」

京太郎「ええ!?」

尾行サイド『えぇえええッ!?』

京太郎「な、なんでわかったんすか!?」

怜「一巡先をチョチョイのトキやで!」ドヤァ……

竜華「怜、それこれで最後にしてな」

怜「ちぇー」


ーーーーそれからなんやかんやあってその後


京太郎(あれから俺の嘘彼女がバレてしまい、何もかも振り出しになった。しかし!)

咲「京ちゃんどうしたの?」

京太郎「咲、実はな……」


カンゼンニカンッ!