豊音「~♪」クルクル

全国大会から帰ってきた翌日。
豊音さんが各校選手から書いて貰ったサイン色紙を抱きかかえて小躍りしていた。
宮守の中で一番背が高い人だけど、一番こういう仕草が似合う人でもあるから不思議だ。

京太郎「嬉しそうですね」

豊音「だってだって! あの全中王者の原村さんに書いて貰ったんだよー! 嬉しくないわけないよー」

京太郎「あー、和か……」

久しぶりにあったなぁ、と呟くと豊音さんがピタリと動きを止めた。

豊音「京太郎くんも前は清澄にいたんだっけ?」

京太郎「ええ。といっても、仲良くなる前に引っ越しちゃったので連絡先とかはもってないけど」

豊音「そっかー」

……それにしても、相変わらず和の胸は素晴らしかったなぁ。
今までの人生の中で、アレを超えるものはなかなか……。

京太郎「デヘヘ……」

豊音「むっ……」

ギュウッ

京太郎「ぐぅっ!?」

豊音「むー」

ギュウゥゥッ……

京太郎「ちょっ……豊音さん、くるし……」

豊音「しーらないっ」

京太郎「豊音さーん……!?」

何を言っても豊音さんは機嫌を直してくれず。
このまま抱きかかえられて、布団まで連行された。
翌朝になっても解放されず、たまたま用事があって訪れた臼沢先輩に見つかって一悶着あるのはまた別の話である。


カンッ