京太郎「疲れたー」
数絵「たった半荘数回じゃない」
京太郎「うるせ、こっちは知恵熱で頭痛いんだよ」
数絵「はぁ……だらしない」
京太郎「だる……もう今日は無理だぁ」ズルル
数絵「ちょっといい?」スッ
京太郎「んあ?」ピト
数絵「……やっぱり」
京太郎「冷たくてきもちー」
数絵「鼻声だし顔も赤い……あなた風邪ひいてるのよ」
京太郎「なわけないだろ。ほら」スクッ
数絵「ああ、急に立ったら……」
京太郎「平気へい――」フラッ
数絵「――危ない!」ガタッ
京太郎「いてて……大丈夫か?」
数絵「だから言ったのに……もう」
京太郎「悪い、やっぱ平気じゃなかったっぽい」
数絵「それはもういいから、とりあえずどいて」
京太郎「あー、力入んねぇ」グッタリ
数絵「ちょっと、この状況をだれかに見られたら――」
「京太郎、いっちょもう半荘……悪い、邪魔したな」
数絵「お、おじいさまっ」
「数絵を押し倒すとはやるようになった……どれ、雀荘で時間潰してくるかね」
数絵「おじいさま、待って……! あなたも早くどいてっ」
京太郎「柔らけぇなぁ」サワサワ
数絵「きゃっ、どこ触って――」
カンッ
最終更新:2014年03月06日 18:32