まこ「ただいまより第5回須賀京太郎ハートハンティング裁判を開廷するけぇの、ほれ入廷」

久「……(悪を憎む顔)」

優希「……(悪を憎む顔)」

和「……(悪を憎む顔)」

咲「……(悪を憎む顔)」


まこ「ほいじゃ京太郎、入廷じゃ」

京太郎「ちゃーっす…」


恒子『被告・須賀京太郎


   前回、スっちゃんなるあだ名があったことが判明し、
   ゴボウでしばかれた彼は久しぶりとなる有罪判決を受け、
   執事となって奉仕することを命じられたのだが
   いまだに麻雀部に届く京太郎宛てのラブレターの数が減っていないことから
   再び裁判を行うことになった



   なお、証拠、証言は全て実話である』


京太郎「えぇー!そんな理由っすか!?俺宛の手紙の数が減らないって、そんなの知りませんよ!
    てかラブレター!?それも初耳ですし!」


まこ「なにかばちたれとんじゃ、己の業の深さを悔い改めぇや」


久「さあ、今回もビシバシ裁いていくわよ!ゴボウのようにね…ヒサササ」

京太郎「ひっ…ビッグタスク…!じゃなくてゴボウ…!」

和「(その笑い方、ちっとも流行りませんよね)」


…………

~パッション事件~

『それは有珠山高校のエース、真屋由暉子がまだ中学生のころの話であった

 彼女は進学先をどこにするべきか悩んでいた

 由暉子「これと言って希望するところもありませんし…麻雀のために白糸台、なんていうのもいいかもしれません」タユンタユン

 呟いては見たもののいまいちピンとこない、果たして自分の進みたい道はあるのか

 気晴らしに出たはずの散歩だったのにどんどん沈んでいく気分であった

 と、ある教会の前を通り過ぎようとしたとき…

 由暉子「それに東京にいってしまうとセイコーマートやハセガワストアともお別れしなくては…あら…?

     この中からとても素敵な音楽が…」タユンタユン

 ふと、少しだけ中を覗いてみたくなった由暉子

 そこでは練習中なのか、聖歌の合唱が行われていた

 信者A「あめのみつかいのー うたごえひびくー♪」

 信者B「星かげ さやかなー♪」

 信者C「まきばの そらにー♪」

 京太郎「グロォ~オォ~オ~ オォ~オ~ リア~♪」(声:ハギヨシ)

 信者D「インエクセルシス デ~オ♪」

 由暉子「まあ…なんて美しい歌声なんでしょう…」タユンタユン』

…………

久「ん?いまなんかいた気がするけど」

まこ「ナチュラルに見逃すところじゃったのう…」

優希「ていうか龍門淵の執事歌うまっ!」

京太郎「ふふ、然にあろう、然にあろう」

久「あっ、こいついつのまに口のテープを!」

咲「(なんで江戸時代っぽい口調だったんだろ)」


…………

『由暉子がキリスト教というものに触れたのはこのときが初めてであった

 しかし、その雰囲気の何ともいえない心地よさにすっかり魅了されていた

 信者A「いやあ、ありがとう須賀くん

    これなら今度のミサでも皆にいい歌を聞かせられるよ」

 信者B「須賀くんがきてからみんなやる気になって大幅にレベルアップしましたからね」

 京太郎「んっふ、恐縮です……おや?」

 信者C「どしたのミサミサ」

 信者D「なんでもアーメン」

 京太郎「いえ、どなたかいらしていたようですね…これは失礼しました」

 由暉子「あ…いえ…」タユンタユン

 京太郎「自己紹介をさせていただきます、私の名は須賀京太郎、長野県から参りました

     縁あってこちらで合唱のお手伝いをさせていただいております、教会は初めてで?」

 由暉子「あ…あの…はい…」タユンタユン

 京太郎「美しいでしょう、この理想の世界を表現した建物の中に響き渡る人々の歌声というものは……

     何も信じていなくても心が洗われるような気持ちに嘘はありません」

 由暉子「……ええ、本当に美しいとおもいました」タユンタユン

 京太郎「束の間でもあなたの心の癒しになれたのでしたら幸いです」

 由暉子「え…?」タユンタユン

 京太郎「んっふ…理由はどうであれ、普段は足を運ばないであろう教会に入るというのは何か迷いがあるということ、

     逆を言えば迷いがあれば入りたくなるのが教会というものです」

 由暉子「迷い……」タユンタユン

 京太郎「ところで、これから休憩ですが、一緒にお茶などいかがでしょうか?」

 由暉子「え…あ………はいっ」タユユンッ

 これから後、由暉子はミッション系である有珠山高校への進学を決意することになる

 そのきっかけとなったのがこの男であることは言うまでもない』

…………

久「う~ん…なんか事件としては弱いわねぇ」

まこ「ただの人生相談みたいなものじゃからのう」

優希「私も相変わらずおっぱいだけ妙にアニメーションしてるのが気になったぐらいだじぇ」チラッ

和「……」 ←まだビッグボインネタに慣れない

咲「迷っていた人の悩みを解決するきっかけを作ったのは立派だと思います」

京太郎「ほらー!悪いことなんて何もしてないでしょうがー!」

和「………しかし部長、何か追加でネタがあるんでしょう?」 

久「まあ、実はそうなのよね~……あとは本人の口から証言してもらいましょうか

  証人の真屋由暉子さん、どうぞ」

由暉子「はい」

久「須賀くんが有珠山高校進学のきっかけになったのよね?」

由暉子「はい、麻雀部も強く、道内の高校であったというのもありましたが、

    やはり一番大きかったのは……須賀様の影響です」

京太郎「へ?」

まこ「須賀…」

和「様…?」

咲「ちょっとさっきの立派だという言葉、今のうちに撤回しまーす」

久「須賀くんの影響とはどういうことなのかしら?」

由暉子「須賀様は歩むべき道筋を知らずにいた私を優しき御手を以って導いて下さりました

    いうなれば私は羊、須賀様はその私の前を歩かれる良き羊飼いです

    あの時の須賀様のお姿、お言葉は一瞬たりとも忘れたことはありません

    須賀様の無償の愛に応えるべく私は聖書を購入し、隅々まで読みました

    読み終わったあと、私の体が暖かい光に包まれていくのを感じました…

    涙が自然にこぼれて、ああ、須賀様がおっしゃりたかったのはこういう事なのだと理解しました

    そして私は信仰の道を選び、生涯を須賀様にささげようと誓ったのです

    まずその始めに有珠山に進学をし、勉学の中で須賀様への信仰を深めようと決めました」

久「お、おう…」

優希「これが洗脳か…」

咲「京ちゃん…本当に話しただけなの?」

京太郎「あたり前だろ!」

和「ところで真屋さん、三位一体とは何を指した言葉でしょうか?」

由暉子「父と」

久「うん」

由暉子「子と」

久「うん」

由暉子「須賀様です」

久「ファッ!?」

和「…ありがとうございました、お気をつけてお帰りください」

由暉子「はい…

    須賀様、私はあなた様のためなら何でも致します

    遠き北の地にいてもあなた様のご命令があればいつでも駆けつけます

    どうかあなたの愛に報いるためにも由暉子をお使いください…」

京太郎「え、マジで?」

久「それじゃあ北海道まで遠いでしょうがお気をつけてねー!」

京太郎「……ちくしょう」



久「いきなりとんでもない電波がきたわね…次はもっと大人しいといいんだけど」

…………

~パーソンオブインタレスト事件~

『これは臨海女子の日本人レギュラー、辻垣内智葉の身に起こった事件である

 智葉「約束通り一人できたぞ、さあ仲間を返してもらおう」

 とある廃ビル、智葉の凜とした声が響きわたる

 ヤクザA「辻垣内の……ようきたな

     まあ用件はわかってるやろ」

 智葉「…覚悟の上だ」

 彼女が呟くと周りをヤクザたちが取り囲んだ

 ヤクザA「悪いのう、お前さんの親父がちぃと派手好きが過ぎたんや

     のさばらすわけにもいかんが、トるにはちと骨が折れる相手やからブレーキをきかせるしかない

     そこでお前さんの首が必要になるっちゅうわけじゃが、

     仲間をダシに使わんとお前さんも姿を見せんからのう

     わしらはこうするしかなかったってわけや

     まあ、人間いつホトケになるか分からん

     たまたま今日になったってだけやな…」

 智葉「ゲスが…早く済ませて仲間を解放しろ」

 ヤクザA「せっかちなこって……おい」 

 ヤクザB「…ウス」

 智葉の頭に銃口があてられる……万事休すか?

 と、次の瞬間!

 ヤクザC「なんだてめぇ!っ!ぐわぁっ!」

 ヤクザA「!? おい!何事だ!」 

 京太郎「関心しませんね…女性一人をお誘いするのに人質ですか…」(ノーネクタイスーツ、黒いコート)』

…………

久「えーと、これはなにかしら…?」

まこ「元ネタのほうが気になるの…」

和「(いつから須賀君の被害者(?)の好きな番組をばらす企画になったんでしょうか…?)」

優希「あ、知ってるじぇ!なんかイケ渋なオッサンが人を守るドラマのはずだじぇ!」

久「へぇ…意外なもの観るのね、辻垣内さんって」

辻垣内「人が何を見ようと勝手だろう?」

まこ「こ、こら!フライングじゃ!」

辻垣内「あ…すまない」ササッ

咲「(京ちゃん、ヤクザなんて危なすぎるよぉ…!)」

…………

『ヤクザA「何や!ふざけた格好しくさって……む?長身でスーツ…」

 ヤクザB「”スーツの男”か!」チャキッ

 京太郎「ふんもっふ!」

 銃を向けたヤクザBの肘を押さえ、そのまま手首をひねりあげ体ごと回転し投げる京太郎

 ヤクザB「グワー!」

 ヤクザD「ナンダコラー!」チャキッ

 ヤクザE「スッゾコラー!」チャキッ

 京太郎「フンフンフンフーン!」

 ヤクザD「グワー!」

 ヤクザE「グワー!」

 ヤクザF「グワー!」

 ヤクザG「グワー!」

 敵の増援もなんのその、見事なカラテ・ジツで切り抜ける

 ヤクザA「あわ…あわわわ……もといやくざざざざ…!」

 京太郎「二度と彼女の前に姿をあらわさないでください、いいですね?」

 ヤクザA「アッハイ」スタコラサッサ

 京太郎「さて…智葉さん、あなたのお仲間はご無事ですよ

     あなたも無事でなにより…しかし、もっと自分の命を大事になさい

     あなたが死んだ後に悲しむ人々の顔を思い浮かべて御覧なさい

     誰かに愛されている以上はその人の笑顔を守る責任があるのですよ?」

 智葉「………」

 京太郎「わかっていただけたようで……それでは、私はこれで」

 智葉「…待ってくれ、何かお礼をさせてくれ」

 京太郎「んっふ、私はただ女性を人質にとって女性を呼び出す卑劣な者が個人的に許せなかっただけです…

     お礼ならあなたの無事な姿が何より嬉しい…では、失礼」

 智葉「スーツの……男……」

 この後、智葉は救い出された仲間たちと再会し、抱擁を受けまくっていたが、

 結局スーツの男の正体は分からないままであったという…』

…………

久「さて、聞きたいことが色々あるけど…まず”スーツの男”ってなに?」

京太郎「俺が聞きたいですよ!何かめちゃくちゃ暴れまわってるし!毎回こういうのにつっこむのも疲れるんですって!」

辻垣内「”スーツの男”は私が観ているドラマの主人公の通称だ」

まこ「毎回勝手に出てくるのが一人はいるのう……それはこの証言の内容に関係はあるのか?」

辻垣内「? ないぞ、だがかっこいいじゃないか

    だからVTRの彼の服装はリクエストをさせてもらった」フフン

優希「(この人、こういうキャラだったとは…)」

久「あっそ……それとあと、何で辻垣内さんの危機が分かったの?」

京太郎「それはまあ偶然…建物の中から声が聞こえて…近づいたら、臨海女子の人らがヤクザに捕まってるのを見て…

    んで、そのあとに智葉さんのところへいって…」

和「そんな偶然ありえません!大体、いつも奈良とか大阪とか東京とかに出没しすぎです!」

優希「そんで都合よく女の子が絡む事件に巻き込まれるのもハートハンターの宿命なのか…」

咲「京ちゃん……なんでそんなに喧嘩ばかりするの?ストレス?私達が原因とか?」

京太郎「いや…みんなは関係ないよ、俺が巻き込まれるのが悪いんだ

    ごめんな…心配させて」

咲「京ちゃん…」

辻垣内「ごほんごほん!」

久「ごほんごほん!

  それで、名前も知らなかったのにどうやって須賀くんのことを知ったの?」   

辻垣内「それはあのあと若い者につけさせたからな」

優希「しれっと言いやがったじぇ」

まこ「いい話になる流れかと思ったのにやっぱりこうなるんか」

京太郎「ストーキングされてた…?
    …ストーカー
    …アラフォーマーズ

    …うっ……うわああああああ!!」

咲「きょっ、京ちゃん!?」

辻垣内「ふむ、彼は具合が悪いようだな…ではこれで失礼しよう

    彼に伝えてくれ、いつでも辻垣内の家に来てくれてかまわないと」

まこ「ちょい待ち、それはどういう意味じゃ…?」

辻垣内「当然、婿いr……」

和「帰ってください」

辻垣内「うぅむ、私が嫁入りするほうがいいのだろうか…まあそれは彼の好むほうでいい」

優希「いいから帰るんだじぇ」


京太郎「ウゥ…アウアウアー…」

咲「かわいそうな京ちゃん…」←前回、ゴボウでそのかわいそうな京ちゃんをしばいた人


和「臨海女子の辻垣内さんがあんなに人の話をきかないチョロインだったなんて…」

まこ「のう、京太郎の状態があれじゃが、これは裁判続けられるか?」

京太郎「アウアー………ギアイ…」

久「須賀くんが佐々木小次郎になってようが最後までやるのが清澄ってもんよ、さあラストのVTRよ」

………

~マイハートウィルゴーオン事件~

『以前、愛宕姉妹の美人の方が家族ごと京太郎に陥落された事件を紹介したが、

 面白い顔のほうはあの裁判の後、更なる攻撃を受けたというのだ!

 それは第一回ハートハンティング裁判が終わってから一週間後のことだった…

 絹恵が久しぶりに京太郎に会いに行ったと聞いた洋榎はそれがうらやましくて仕方がなくなり、

 とうとうデートの申し込みをした

 はじめは長野に行くという話であったが

 京太郎「んっふ、私が大阪へ参りましょう…なにしろ洋榎さんたちとは長いお付き合いになりそうなので

     大阪のこともよく知っておきたいのです」

 と、いきなりの口説き文句を受けた洋榎はパニくりながらも了承し、大阪デートが決定した

 そして当日

 雅枝にコーディネートしてもらった服装でやってきた洋榎、カチコチになりながら待っていた京太郎に話しかける

 洋榎「ごっごごごごごご機嫌っ、うっ、うるわしゅっ!きょっ、きょうっ……!」

 京太郎「ふふふ、お久しぶりですね洋榎さん…今日はまた一段と愛らしい装いで……」

 洋榎「ふひゃおぅ……/////」

 待ち合わせに遅れないよう、週に一度の楽しみである明石○電視台も我慢した洋榎はまさに真剣そのものであった

 全国大会のときですら、ここまで緊張はしていなかっただろう

 京太郎「では参りましょうか…エスコートさせていただきますのでお手を……」

 洋榎「ほぉうわっ!?」

 そっと手を握られてカンフー映画みたいな悲鳴をあげる乙女、それが愛宕洋榎である』

久「ねぇ、このくだりいる?」イライライライライラ

まこ「飛ばしてええぞ、もう」イライラライラミラライラ

優希「くっそ忌々しいじぇ」イライラライラライラライライ

和「ええ、全く…そもそもデート自体が忌々しいんですけどね」イライラカエレルンダータダノオトコニ

咲「………………」イライライライライライライライライライライラ

京太郎「アウオエアウアー…」

久「……須賀君?和がおっぱい触らせてあげるって」

京太郎「え?いいんですか?」ガタッ

和「え?いいんですか?」ガタッ

優希「駄目に決まってるじぇ」

京太郎「ちぇっ」

和「ちぇっ」

久「やっと意識が戻ってきたわね…まこ」

まこ「ほいきた、口にガムテープっと」

京太郎「理不尽だぁ……むぐぐ」

…………

『さまざまなお店へと入り、大阪の街を楽しむ二人

と、道頓堀を歩いていたときらに洋榎が何かを見つけた

 洋榎「あっ、とんぼりクルーズやって!これ乗ろ!」

 それは道頓堀を20分ほど船に乗って観光をする道頓堀クルーズであった

 面白そうということで乗り込む二人

 そして少しすると船は出航した

 洋榎「わっひゃひゃひゃひゃ!京太郎!ぎょうさん人がこっち見てるで!おーい!ウチは姫松の愛宕洋榎やでぇー!」

 客の中でもテンション高く手を振る洋榎、ガイドの人も若干やりにくそうである

 洋榎「おぉ!グリコやグリコ!この角度から見るの初めてやわ!グリコー!って、おわっ!?」

 看板を見てグリコのポーズをとろうとした洋榎だったがバランスを崩して倒れ掛かる

 と、

 京太郎「おっと、ふふっ、洋榎さんが楽しそうでなによりです」

 体を支える京太郎、だがその態勢は…

 洋榎「ほえっ……? ほわぁぁぁぁっ!?」

  ♪エ~ブリナイ インマイドリームス アイシーユー アイフィールユー♪(歌:愛宕絹恵)』

…………

久「はぁぁっ!?なにやってんのよコイツラ!!そういうのやっていいのはバカップルだけよ!!」

まこ「なんじゃ、妹のほうも歌いよって!」

優希「しかも思いっきりジャパニッシュだじぇ!」

和「道頓堀でタイ○ニックごっことか…」

咲「(いいなぁ…)」

…………

『あの愛宕洋榎が3時間を超える映画で観賞したのはこの作品のみであった

 それだけに観終わった後は心の中で憧れたものである

 そして今、ディ○プリオにもひけをとらない男性に後ろから優しく腕を回され、もはや気分はケイ○・ウィ○スレット

  ♪ニ~ア ファ~ フェエ~バ~ ユーアー アイ ビ~リ~~ブ ザッザ ハーダズ ゴーオーン♪ 

 洋榎は夢見心地であった

 更に…

 京太郎「洋榎さん…あなたの髪はこの川のきらめきよりも輝いて見えますよ…」

  ♪ユー! ヒィーア! ゼアズ ナァァーーシング アイフィアー! 
   エンダイノー ザッマイハートウィル ゴーオーン♪

 洋榎「…///////」パクパク

  ♪ユーア セーフィン マイハーテン マイハートウィル ゴォンエンドオォーン♪

 この瞬間、洋榎は完全に堕ちてしまった

 結局、船が着くまで彼女は固まったままであったという』

…………

久「……」

まこ「……」

優希「……」

和「……」

咲「……」

京太郎「ひぃぃ…」ガタガタ

洋榎「うわぁ……なぁ、もう入ってええ?」

久「入れば?」

洋榎「あ、どーも……えーと、はい、これは事実や……です」

まこ「口説かれたんかの?」

洋榎「あ…それはちょっと誇張が入って……」

優希「嘘ついたのか?」

洋榎「いえ…あながち嘘ってわけでもなくて…」

和「証言は正確にお願いします」

洋榎「アッハイ、すんません…」

咲「京ちゃんに抱きしめられて…髪を褒められて……それはそれは、とてもいい思い出ができましたねぇ…」

洋榎「やぁー!それはもう!ええ思いさせていただきましたわぁ!はっはっはっ!」

清澄女性陣「………」

洋榎「………」

京太郎「あ、えと…洋榎さんお久しぶりです!また一緒に大阪めぐりしましょう!」

洋榎「え?あ、そ、そやな…うん! 絹も言うとったけど、ほんまにうちに泊まりにきてもええんやで

   ほななー!」フリフリ

清澄女性陣「………チッ」

京太郎「ふぇぇ~……」

久「…さて、判決をくだしましょうか」


まこ「被告・須賀京太郎は確かに人を助けた功績もあるが、

   女を洗脳したり、抱きついたりするなど、その暴虐ぶりからは全く反省の色がみられず、

   よって弁解の余地なしとして…

   『絶対に口説いてはいけない1泊2日の旅』の刑に処すけぇの!」


京太郎「……は?なんすかそれ」

久「罰よ罰

  覚悟しておきなさい……それはもう二度と女の子を口説き落とそうなんて気をなくさせるんだから…

  ヒィ~サッサッサ………」


京太郎「ひ、ひぃぃぃ~~~~……」ガタガタ


恒子「マジでやるのかな…?」


カンッ