京太郎「皆さん、今日は何の日か知っていますか?」

智葉「バレンタインだが…」

ハオ「チョコが欲しいんですか?」

京太郎「当たり前です! 男は義理とはいえチョコをもらいたいもんなんです!」

ネリー「じゃあキョータロー! 私にチョコちょーだい!」

京太郎「バレンタインは女から男に渡すもんだろ?」

ダヴァン「ニホンではそうデスネ、ですが西欧に欧米では逆デスヨ?」

明華「そうですね、こちらでは男性も女性も花やケーキ、カードなど様々な贈り物を恋人や親しい人に贈る日ですね」

ネリー「そういうわけだからキョータローが私にくれてもおかしくないってことだよ!」

京太郎「郷に入っては郷に従え、意味わかるか?」

ハオ「要するにその土地に居るのならその土地の文化に従えということですね」

京太郎「Exactly(そのとおりでございます)」

ハオ「というわけなので…これは私からのチョコレートです」サッ

智葉「ほら、私もいつも世話になっている礼だ」ササッ

京太郎「おおっ! ありがとうございます!」ペッコリン

ダヴァン「私からはこのカードを…チョコでなくてすいません」

京太郎「いえいえ、お気持ちだけでありがたいです」

ネリー「じゃあ私は…おやつのポッキーあげる!」

京太郎「…それで要求は?」ジトー

ネリー「お小遣いちょうだい!」

京太郎「お返しは来月のホワイトデーだからな?」

ネリー「ちぇっ…」

京太郎「それでみょん…あれ?」キョロキョロ

ハオ「おや…いつの間にか姿が見えないですね?」

智葉「あいつは…どこにいったんだ?」



京太郎「はぁ…結局もらえなかったか…」

京太郎(いつの間にか姿を消していた明華さんは部活の時間になっても姿を見せなかった)

京太郎(ハオに智葉さんはチョコくれたけど…明華さんからもらいたかったなぁ…)

京太郎「ええい! もう寝るっ!」ガバッ

チュンチュン…

京太郎「ふんふふーん♪」ジュー

京太郎(ベーコンエッグにサンマの塩焼き、キャベツの千切り、わかめの味噌汁…ご機嫌な朝食だ)

ピンポーン

京太郎「まだ7時だぞ…こんな朝から誰だ…?」トコトコ

ピンポーン

京太郎「はいはーい…どちらさまですか?」ガチャ

明華「おはようございます」ニコッ

京太郎「あれ…こんな朝からどうかしましたか?」

明華「えっと…朝のうちにどうしても渡しておきたいものがあって…」ゴソゴソ

京太郎「なんですか?」

明華「はいっ! ハッピーバレンタインです!」サッ

京太郎「これって…」

明華「バレンタインのチョコレートです!」

京太郎「えっと…うれしいですけどどうして?」

明華「日本ではチョコを渡すのだとあの時知ったので…昨日急いで帰ってそれから作ったので遅くなりました」

京太郎「それで1日遅れのバレンタインですか」

明華「むっ…フランスではまだ14日ですっ!」

京太郎「とにかくありが…ってどうしたんですかその手はっ!?」ビクッ

明華「はっ!?」ササッ

京太郎「ちょっと! 隠さないでちゃんと見せてください!」

明華「いえっ…なんでもないですから…」アセアセ

京太郎「そんなわけないですよ…こんなに傷つけてなにがあったんですかっ!」

明華「えっと…笑わないでくれますか?」

京太郎「なにがあったんですか?」

明華「普段はその…料理などをしないので…」

京太郎「慣れてないことをして怪我をしたと?」

明華「はい…」ショボン

京太郎「そこまでして俺のために…嬉しいです!」パァァ

明華「うぅ…//」カァァ

京太郎「早速空けて食べてもいいですか?」

明華「ええ、京太郎のために作ったんですから」

京太郎「じゃあ早速…」パクッ

明華「どっ…どうですか?」ドキドキ

京太郎「うん…おいしいです!」

明華「あぁ…よかったです…」ホッ

京太郎「本当にわざわざありがとうございます」

明華「それと…あの…」

京太郎「まだ何か?」

明華「そのチョコレートは本命ですから」

京太郎「…えっ?」

明華「京太郎くん、あなたのことが好きです」ニコッ

京太郎「あわー」ポカーン

明華「その…できたら返事を聞きたいのですが…//」

京太郎「…はっ!」

明華「……」ドキドキ

京太郎「明華さん…」

明華「はい…」

京太郎「俺もあなたのことが好きです。これからよろしくお願いします!」ペッコリン

明華「はい…//」

カン!