咲「さて始まりました。第一回『京ちゃんの初めてを奪おう』選手権大会」

咲「実況は私、宮永咲と」

和「解説は『時代はiPS細胞ではなくSTAP細胞』のキャッチフレーズでお馴染みの原村和でお送りいたします」

咲「えー、原村さん。今回の大会はどう見ますか?」

和「そうですね……ノンケの争いには全然興味がないのでノーコメントで。なので咲さん、私と子作りしませんか?」

咲「はい、ありがとうございました。もう二度と口を開かなくても結構ですので私から半径5メートルは近寄らないでくださいね」

和「はぅっ!」ビビクンッ!

咲「それでは選手の入場です」

咲「エントリーナンバー1。『お菓子があればなんでもできる。それと京ちゃんも食べたい!』宮永照さんです!」

照「京ちゃん……」ハァハァ……

咲「のっけから面倒なのが出てきましたね」

和「いずれはお義姉さんと呼びたいものです」

咲「いい加減、その口閉じないとカン(物理)してツモ(物理)って嶺上開花(物理)でブッ飛ばし(物理)ますよ」

和「ハコでお持ち帰りしてもらえるなら本望です」

咲「続いてエントリーナンバー2。『ポンコツのお世話しているはずがいつのまにやら私もポンコツ扱い』弘世菫選手です」

菫「なんで私がポンコツ扱いなんだ……」

咲「ポンコツ扱いに対して不満が残っているようです。おや?なにか手に持っているようですね……あれはなんでしょうか?」

和「あれはパンツですね、しかも須賀くんのです。この前咲さんのタンスを漁ってたら出てきました」

咲「まさにポンコツ、言い逃れのないようなポンコツ具合です。それと和ちゃん?後で屋上で話あるから来てくれる?」

和「ようやく私の想いが咲さんに伝わったのですね!?勝負下着を穿いていきます!」

咲「大丈夫、和ちゃんが考えてるような事態は絶対に起こらないから」

咲「そんなことはおいといてですね。これですべての選手が出揃いました」

和「少なすぎじゃないですかね」

咲「こんなものですよ」

和「そうですか、では始めましょう……」

京太郎「ってまてやこら」

咲「もう!いいところなんだから止めないでよ!京ちゃん!」

和「そうですよ!咲さんにあんまりなめた口聞いてるとケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタいわしますよ」

京太郎「ひどい暴言だな……」

照「京ちゃんの初めてを貰えるときいて」

京太郎「あんた白糸台でしょ!なんで清澄にいるんですか!」

照「大丈夫だよ、菫も一緒だから……」

菫「そんなに私を当てにされても困るんだがな……」

京太郎「菫先輩!すいません、うちのポンコツたちが……」

菫「いやいや、君の方こそ色々苦労してるんだな……同情するよ……」パサッ…

京太郎「なにか落ちましたよ?」

菫「あっ……」

京太郎'sパンツ「やぁ」

京太郎「……さっきの咲の発言って冗談ですよね……?」

菫「……そ、その通りだ……」メソラシ…

京太郎「じゃあこの下着は没収ってことで……」

菫「それはおかしい!」

京太郎「おかしくないです!しかも俺のじゃん!!最近よくなくなると思ってたら!」

菫「せっかくレア度の高い名前つきをゲットしたのにッ!」

京太郎「…………菫先輩?」

菫「あ……いや……その……今のは……何かの間違いで……」

京太郎「これは没収ですね」ニッコリ

菫「ぁぁ……ひどいぃ……」

京太郎「で、結局なんの集まりなんだ?これ」

咲「だから最初に言ったけど『京ちゃんの初めてを奪おう』選手権大会だよ」

京太郎「だからおかしくない?俺の人権無視してるよね?」

照「この際京ちゃんの人権なんて知らないから……」

和「須賀くん私の野望のための生け贄になってください(やめてください!須賀くんが可哀想ですよ!)」

京太郎「和ー、本音と建前が逆になってるぞー」

菫「まぁ、私たちにも少し考えがあるんだ…。少しの間静観してもらえないか?」

京太郎「……そうですか、分かりました」

咲「さて、うるさい外野もいなくなったし……」

照「決着をつけるか……」

菫「京太郎の態度が冷たい……」

和「菫さん……男なんてそんなものなんです!一緒にSTAP戦士を目指しましょう!」

京太郎「…………はぁ、皆いい加減その三流芝居は止めてくださいよ……」

咲照和菫「!!」

京太郎「知ってますよ、今日俺が好きな子にフラれたの見てたでしょ?」

咲「ご、ごめんね……京ちゃん……」

京太郎「いや、お前が謝ることじゃない。俺がみんなに気を使わせたのが悪いんだからな」ポンッ

和「で、でも!」

京太郎「だーかーらー!」

京太郎「今日は精一杯笑わせてくれ。なんなら俺を笑ってやってくれ……」

照「そ、そんなこと……」

菫「…………わかった」

咲照和「!?」

照「す、菫!?何をいって……」

菫「いい加減気付け、私たちが気を使えば使うほど彼が惨めになるだけだ」

京太郎「菫先輩……」

咲「でも!落ち込んでる京ちゃんをほったらかしになんて出来ないよ…………」

菫「それは私もそうだ。だからこそ……」ギュッ!

京太郎「す、菫先輩!?」

菫「今日が終わるまで絶対に離してやるものか!」

菫「今日はバレンタインだ…。今日一日は私がお前の彼女になってやる」

照「菫だけずるい!私も……京ちゃんの彼女になる」

咲「わ、私だって!」

京太郎「照さんに咲まで……」

咲「和ちゃんも……ほら!」

和「わ、私は別に……」

咲「もー!じゃあ、いいかな!このまま四人で遊びに行こう!」

京太郎「え?でも、和が……」

咲「いいの!和ちゃんはいかないって言ってるし……無理につれてっちゃ可哀想でしょ?」

京太郎「そ、それはそうだけど……」

和「……ま……待ってください!」ギュッ!

京太郎「うおっ!?の、和!?」

和「わ、私も……須賀くん……い、いえ!京太郎くんの彼女にしてください!///」

咲「……ふぅ……ようやく素直になったね。和ちゃん」

和「……は、恥ずかしいです……///」

京太郎「……は、ははは……まいったな……これじゃあ四股じゃないか……俺ってホントに最低な男だ……」ポロポロ……

菫「あぁ、ホントに最低な男だ。そんな最低な男でもこんなに慕ってくれる人もいるということを忘れるんじゃないぞ?」

京太郎「……はいっ!」グスッ!

照「じゃあ行こうか……」

カン!