由子「パツキンヤンキーの須賀くんに、この手作りチョコをしんぜよー」
京太郎「ヤンキーじゃないですよ! てか先輩も金髪じゃないっすか。あとそれ、ヤンヤンつけボーにチョコつけただけだし」
由子「む、文句の多い後輩なのよー。取り敢えず食えー」
京太郎「まぁ、いただきますけどって、何くわえてんですか!?」
由子「ほっひーへーふ!」
京太郎「……ポッキーじゃないですけどね。いいですよ、やりましょう」
由子「へ? ほ、ほんはひ?」
京太郎「ほんまですよー。じゃ、失礼して……」
由子(ど、どないしよ……ちょっとからかうつもりが、こんなことに……)
京太郎「……」ボリ…ボリ…
由子(ち、近い! しかも近付いてきてる! てか須賀くんなんで真顔なのよー!)
由子(うぅ、なんか悔しいのよー。ほんなら、こっちからも……)
――チュッ
由子「へ? あ、ええ!?」
京太郎「先輩……」
由子「いや、あの、須賀くんこれは……その……」
京太郎「事故じゃないですよ? する気で食べすすめましたから」
由子「あ、え? それ、どういう……」
京太郎「先輩がからかうのがいけないんです。まだ、口の中に残ってますね、チョコ」
由子「は、はやまったらあかんのよー?」
京太郎「……もう、先輩ごと食べていいですよね?」
由子「ちょ、まっ、須賀くん、あ……」
カンッ!
最終更新:2014年02月23日 15:22