咲「えいっ!」カコーン
京太郎「なんの!」カコーン
咲「……そこだ!やあっ!」カコーン
京太郎「うおおっ!……駄目か」ポトリ
優希「咲ちゃんの勝ちだじぇ」
和「はい咲さん、これ」つ筆
咲「ありがとう和ちゃん」
京太郎「だーっ!両腕両足に重り付けた状態で羽子板なんかできるかー!不利すぎんだろうが!」
咲「しょうがないでしょ、身体能力じゃ絶対勝てないんだし、特に私と和ちゃんは」
優希「ハンデを受け入れたのは京太郎だろ!」
京太郎「だからってここまでのレベルは想定してねーよ!」
和「全く、男らしくないですよ須賀君」
京太郎「和まで……」ガックリ
咲「さあ、京ちゃん、観念してね」
京太郎「これ以上何処に書くんだよ……もう顔真っ黒だぜ、俺……」
咲「大丈夫だよ、赤墨汁使うから」ニッコリ
京太郎「鬼ー!」
優希「でもそろそろ疲れてきたなー」
和「そうですね、須賀君に書くネタも無くなってきましたし」
京太郎「酷い……」
咲「ほら京ちゃん、じっとして」
咲「うーん、何書こうかな……?そうだ!」
咲「フンフーン♪……よし!」
優希「どれどれ、咲ちゃんは何を書いて……!!」
和「どうしたんですかゆーき……!!」
京太郎「ん?どうしたんだ?」
京太郎「とりあえず二人も疲れたみたいだし、そろそろ終わりに……」
優希「京太郎!」
和「須賀君!」
二人「「もう一回やりますよ(やるじぇ)!!」」
京太郎「はい!」ビクッ
優希「はっ!」カコーン
和「やっ!」カコーン
京太郎「ぐわぁぁぁぁあああ!!」
―――
――
―
京太郎「うう、あの後もう一回づつやらされるし、何だったんだ……」
京太郎「親父も母さんも笑ってたし……チクショー!」
京太郎「はぁ……早く顔洗おう……ん?」
『いつもありがとう』『感謝してます』『サンキュー』
『女タラシ』『朴念仁』『おもち好き』『好きです』『付き合って下さい』
京太郎「アイツ等……感謝するか罵るかどっちかにしろっつーの」クスッ
京太郎「ま、今日のことは許してやるか!」
京太郎「ただ……」
京太郎「この『好きです』と『付き合って下さい』は一体誰なんだーーーっ!!」
その後京太郎は3人に対して暫く悶々としていたそうな……
最終更新:2014年02月23日 09:45