京太郎「えーっとこれで今日の買い出しは全部ですよね?」

豊音(あそこのカップルさん腕組んで幸せそう。恋愛ドラマみたいですごく羨ましいよー私もしてみたいけどむりかなー)ジー

京太郎「姉帯さんボーっとしてどうかしたんですか?」

豊音「え!?ううんなんでもないんだよー」

京太郎「そうですか?けど、なにかあったら言ってくださいね」

豊音「ありがとー。けど大丈夫?協会に来た備品全部持たせっちゃってるけど少しもとうか?」

京太郎「大丈夫ですよこれ位。それにこういう荷物持ちは男の仕事ですから」

豊音(今でも幸せすぎるくらいだもんこれ以上はバチが当たるよね)ショボン

京太郎(姉帯さんが見てたのってあの腕組んでるカップルだよ、な。前も恋愛ドラマがどうとか言ってたしやっぱりああいったことしたいのかな)チラッ

京太郎「そうだ!姉帯さん週末のクリスマスパーティーの前日って空いてますか?」

豊音「うん大丈夫空いてるよー」

京太郎「実は俺まだ買ってないんですけど今の時期に一人だとちょっと買い辛くて良かったら付き合ってもらえませんか?」

豊音「いいよー普段から京太郎君にはお世話になってるからそれくらいお安い御用だよー」

京太郎「ほんとですか!ありがとうございます」

豊音「けど意外だよねーてっきり京太郎君はみんなの分買ってると思ってたよー」

京太郎「あ、あはははははは…」


豊音「ってことがこの前あったけどー京太郎君もお茶目さんなところがあるんだねー」

胡桃(あれ?京太郎ってみんなのプレゼント買ってあるって前に言ってたよね)ヒソヒソ

エリスン『大量のプレゼントを抱えてる京太郎の絵』コクコク

シロ「…トヨネお洒落していくといい」

塞「豊音頑張ってね!」

豊音「うん分かったよー!素敵なプレゼント選んでくるねー」

胡塞(あ、豊音まったくわかってない)

エリスン『両手を上げて首を左右に振る絵』

シロ「…ダルい」


豊音(待ち合わせの時間より早く来すぎちゃったかなー。けど何でみんな今日に限ってコーディネートの手伝いしてくれたんだろー?)トントン

京太郎「おはようございます姉帯さん」ニコ

豊音「京太郎…君?わ~成長期ってすごいね!たった数日で一気に私と同じくらいに伸びるんだ!!」

京太郎「違いますよ。今日は厚底ブーツ履いてるんです。コレって思ったより歩きにくくて何時もより早めに出てきたんですけど、
それでも待たせちゃったみたいですね」

豊音「そんなことないよー私も今来たところだから」

豊音(今まで見下ろす形でしか見たことなかったけど同じ目線で京太郎君のこと見ると少しドキドキするよー///)

京太郎「そうだったんですか。あー、とそれとですね今日ってクリスマスイヴイヴじゃないですか。だから姉帯さんがよかったら…腕を組んで行きませんか?」

豊音「えっ」

京太郎「ほ、ほら前にドラマとかでクリスマスに腕を組んで歩くシーンとか憧れるとか言ってたじゃないですか。俺じゃ姉帯さんの恋人役には
役者不足だと思いますけど気分だけでも味わってもらえたらなと思いまして…その、だめですか?」

豊音「ううんそんなことないよーフリだけでも京太郎君が恋人役だなんてちょーうれしいよー」

京太郎「良かった。それじゃあ少し早いですけど行きま「ちょっとまってー」え?」

豊音「あのね京太郎君、今私達フリとはいえ恋人同士なんだよねー?だから二つだけお願いを聞いてほしいんだけどいいかなー?」

京太郎「お願いですか?俺の出来る範囲の事ならいいですよ」ニコ

豊音「まず一つ目は京太郎君の事『京くん』って呼んでいい?」

京太郎「京くん…ですか?」

豊音「京太郎君の事前からあだ名で呼んでみたいなーって思ってたんだーダメ?」

京太郎「それくらいならいいですよ」

豊音「よかったー断られたら如何しようかと思ったよー。京くん…京くん…京くん♪」フフフ

京太郎「それ位のことで断ったりはしませんよ。それで二つ目はなんですか?」

豊音「はっ!?京くんって呼ぶのに夢中になってて忘れるところだったよーえっとね私の事を名前で呼んでほしいなー」

京太郎「ええ!?名前ですか」

豊音「うん。だって私達は名前で呼んでるのに京くんだけ苗字なんだもん不公平だよー」

京太郎「あーでも先輩を名前で呼ぶのはちょっと抵抗が」

豊音「だめ、かなー?」ウワメヅカイ

京太郎(今まで身長差のせいで姉帯さんの上目づかい見たことなかったけどコレ反則だろ!!)

京太郎「分かりました。えーっと、と豊音さん…なんかいきなり名前で呼ぶのって照れますね」メセンソラシ

豊音「そ、そうだねー」カオマッカ

豊音(京くんに名前で呼ばれただけなのに顔が熱くなるよーそれに胸の中もポカポカする)

京太郎「それじゃあ…豊音さん、少し早いですけど行きましょうか」スッ

豊音「う、うん。あ、もしかして今日厚底ブーツ履いてきたのってこの為なのかなー?」ウデクミツウキ

京太郎「そうですよ。やっぱりこういうのって男の方が身長が高いほうがいいかなと思いまして」テレテレ

豊音(前に話してた事覚えててくれたんだ。正直私には無理だってあきらめてたのに…うれしいなー)ニコニコ

京太郎(ブーツの出費は痛かったけどこの笑顔が見れるくらいなら安いもんだよな)

京太郎「流石にショッピングモールに来るとイルミネーションも凄いですね。まだ時間もありますし公園の方に行ってみませんか?」

豊音「TVでやってた奴だよねー凄い綺麗だったから一度本物を見てみたかったんだ」

京太郎「予想してましたけど休みの日なので凄い人だかりですね」

豊音「そうだねTVで見た時より人が増えてるかな。あ、あれ見て京くん!本物だよー!!」

京太郎「あ、ホントだ。今のままでも綺麗なのに日が落ちたらさらに凄くなるんですよね」

豊音「そうなの!TVでも見たけど凄っごく綺麗になるんだ」

京太郎「だったらまた帰りにまたここに来ませんか?」

豊音「いいの!?」

京太郎「もちろん」

豊音「約束だよ」

京太郎「はい約束です。けど今日だけは身長に感謝ですね」

豊音「?どうして?」

京太郎「だってこの身長だから二人そろって人が多い中でも見れる訳じゃないですか」

豊音「あーそれは言えてるねー」アハハ

京太郎「そろそろお昼時ですし御飯食べに行きませんか?」

豊音「いいけどプレゼントは大丈夫かな早くしないと売り切れちゃうよー?」

京太郎「その辺はリサーチ済みなので午後からウインドーショッピングしながらでも大丈夫だと思いますよ」

豊音「そう?それならいいけどー」


豊音「お昼時なのにこのお店は結構すいてるんだねー」コートヌギ

京太郎「ここはモール街から少し離れた場所なので混むのはもう少し後になるんですよ。あ、その服って新しく買ったんですか?」

豊音「うん。昨日みんなと買い物に行ったときに選んでもらったけどーよくわかったね」

京太郎「やっぱり。何時もと着てる服のセンスが違ったのでそうじゃないかと思ったんですよ」

豊音「…もしかして似合わないとか?」

京太郎「凄く似合ってます。普段の落ち着いた色もいいですけど今着てる明るい色も雰囲気が変わって素敵ですよ」ニコ

豊音「そうやって京くんは冗談ばかりいって!冗談でもちょーはずかしーんだよー」カオマッカ

京太郎(冗談じゃないんだけどなぁ)

豊音「…うん。麻雀打ってる時は……絶対見れない顔してたかなー」ズキンズキン

京太郎「それは酷いですよ」アハハ

豊音「ゴメンねー。それでその人の事…好き……なのかな」ズキンズキン

京太郎「そう、ですね。その人は…俺の……俺の大切な人です」ニコ

豊音「!!」ブワ

豊音(嫌だ!京くんの嬉しそうな顔なんて見たくない)ダッシュ

京太郎「と、豊音さんまって下さっしま」コケ

京太郎(クソッ厚底ブーツ履いてたの忘れてた!それより豊音さんは!?)キョロキョロ

京太郎「見失っちゃったか…豊音さん泣いてたよな。早く探さないと」ダッシュ


豊音(思わず逃げてきちゃったけど京くん怒ってるよね…)ショボン

豊音「私があの時逃げ出さなかったら…この公園のイルミネーションも一緒に見れてたけど……もう無理だよね」グス

豊音(もう夢みたいな時間も終わりかな…京くんって呼ぶのもやめた方がいいよね…元々ふりだったんだし昨日までの関係に戻るだけだよ
昨日までの関係に――あれ?昨日まで京くんとどう接してきかな?)ポロポロ

豊音(凄くうれしかったから…ずっと憧れてた世界を京くんが叶えてくれたから…私…知っちゃったからドラマみたいに好きな人に優しくされる気持ちも
人を好きになる気持ちも……どうやって戻ればいいのか分からない)ポロポロ

豊音(どうして友達として接していられたのかな。何で大丈夫だったのか忘れちゃった。ほんの数時間前の事なのに思い出せないよー)

京太郎『その服凄く似合ってます。素敵ですよ』ニコ

京太郎『だって俺と○○さんの二人だけの秘密にしておきたいじゃないですか』ニコ

豊音(本当は京くんのこと応援しなきゃ駄目なのに…京くんが他の人にも今日みたいな笑顔を見せるのを想像するだけですごく辛いよ)

豊音「嫌だよ…傍にいてよ…寂しいよ京くん…京くん」ブワ


豊音(駄目だね…口にしたら止まらないよ)

???「呼びました?」ダキ

豊音(京…くん?なんで…??)

京太郎「…ごめんなさい」ギュッ

豊音「そんな言葉聞きたくないよ!!そんなこと言われたら…余計辛く…なるよー」ジタバタ

京太郎「違います!俺が…俺がちゃんと言えなかったから豊音さんに言わなかったから…豊音さんを傷つけてしまった……
あのプレゼントは豊音さんに贈るつもりで買ったものなんです」

豊音「…そんなの…嘘だよ」

京太郎「嘘なんかじゃありません。フリふりでも豊音さんの恋人役になりたかったから…ブーツだって豊音さんが身長の事気にしてるのを少しでも
紛らわせたくて…今日のプレゼントだって豊音さんに送りたくて買ったんです」

豊音「いいの?私ってこんな見た目だし…泣き虫だし…今だって京くんのこと信じられなくて逃げ出しちゃったよー?」

京太郎「なら豊音さんは俺が他の人と一緒にいてもいいんですか?」

豊音「それは嫌だよ!京くんと一緒にいたいよ」

京太郎「なら良いじゃないですか。俺も豊音さんを離すつもりはありませんから」

京太郎「改めて言います。豊音さん貴方が好きです付き合ってください」プレゼントサシダシ

豊音「はい…こんな私でよければお願いします」ウケトリ

カン