咲(今日は雨か…梅雨入りしちゃったのかな…)

咲(やだな…じめじめするし洗濯物乾かないし…)

京「よう咲」

咲「あ 京ちゃんおはよう 6月だしね 梅雨入りしたのかも」

京「にしてもよく降るよなー 足元濡れてきたぜ」

咲「嫌だよね 何だか気分まで憂鬱になってくるよ」

京「んーでもさ ほらあれ」

咲「ん?」

京「アジサイ アジサイってさ雨の日の方がきれいに見えるよな まだ一輪しか咲いてないけど」

咲「……………」

京「どした?」

咲「…京ちゃんってさ 私が持ってないもの持ってるよね」

京「何だ?ゲームの話か?」

咲「あはは 違うよ 早く学校行こうっ」

咲「あ 原村さん優希ちゃんおはよう」

和「おはおうございます」

優希「おおう!おはよう!咲ちゃんといーぬっ!!!」

京「うおわっ!?」

バキッ…

咲「あ…今の音…」

京「おい!傘壊れちまったじゃねぇか!」

優希「きょ…京太郎の傘がボロだったんだじょ!」

和「優希…高校生にもなってチャンバラごっこなんて…」

咲「これ…もう使えないね 仕方ないよ でも優希ちゃんもちゃんと謝らなきゃ ね?」

優希「わ…悪かったじょ…京太郎」

京「いや…いいけどさ お詫びに今日は俺がタコスでもおごってもらうとするか」

優希「仕方ない!おごってやろう!」

京「お前のせいだっつの」

優希「ようし!5巡目!親リーチっ!」

京「ローン!チートイドラドラ!」

優希「なっ…!ダマチートイ…だとー!」

京「俺の傘の痛み 思い知ったか!」

優希「くぅ…!京太郎のくせに生意気な…!」

和「終局ですね」

咲「優希ちゃんおしかったね」

優希「うぅ~」

京「そういやさ 皆あれ書いたか?進路希望調査」

咲「私はまだ」

和「私は進学したいと思ってます 大学で本格的に麻雀について勉強したいので」

優希「困ったら私のところへ嫁に来てもいいんだじぇ?のどちゃん」

和「ひ…人前で何を言ってるんですか優希は…もう」

咲「優希ちゃんは?」

優希「私は飲食業やってみたいから高校でたらとりあえず働くじぇ!んで開業資金貯めて自分の店を持つのだ!」

京「タコスもタコスなりに考えてんだな」

優希「自分のことだからな 染谷先輩のお宅にもアドバイス貰いに行くつもりだじょ」

和「須賀君は?」

京「俺もとりあえず働くかなー 何がしたいっていうのはあまりないけど とりあえず男なら嫁さん一人養うくらいは稼がないとな」

咲「皆ちゃんと将来のこと考えてるんだね…私どうしよう」

和「大丈夫ですよ まだ時間はありますし」

優希「だいたい一年の夏から進路希望調査なんて早すぎだじょ」

咲「う…ん…」

京「………」

京「ほいじゃあそろそろ帰るとしますか」

咲「雨 まだ降ってるね」

京「あ!傘!」

優希「私の傘貸してやろうか?私濡れたって平気だじょ」

京「あほか いくらなんでも女子にそんなことさせられるか」

咲「大丈夫だよ優希ちゃん 京ちゃん私の傘入りなよ 家近いんだし」

京「そう来ると思ってたぜ さすが咲」

咲「なんだかね…」

和「それでは失礼しますね」

咲「うん ばいばい二人とも」

優希「すまんなー京太郎!」

京「いいって!じゃあな!」

京「やっぱり二人だと狭いな」

咲「仕方ないじゃん これ一人用なんだし」

京「頭が濡れないだけでもよしとするか」

咲「京ちゃん肩が濡れてる もっとこっち寄りなよ」

京「やだ…恥ずかしい…」

咲「何?気持ち悪いなぁ はいハンカチ」

京「おうサンキュ」

咲「…さっきの話だけどさ」

京「ん?」

咲「進路のこと 皆どんどん先に行っちゃって何だか焦るよ…」

京「んー和も言ってたけどまだ時間あるしそんな焦る必要ないだろ 咲にはいいところもたくさんあるしな」

咲「そうかなぁ…」

京「例えばこのハンカチとかさ」

咲「う~ん…」

京「…まあ優希じゃないけど困ったら俺のところに嫁に来るっていう選択肢もアリだな」

咲「う~ん…え…!」

京「………//」

咲「あ…えっと…//…………うん//」

京「お 朝のアジサイ」

咲「ホントだ きれい」

京「ん?朝は一輪だったよな?いつの間にか二輪になってら 一日で咲いたのか?」

咲「そんなに早く咲かないと思うけど…不思議だね」

京「ふむ…仲良しアジサイか」

咲(私のやりたいこと…私の望むこと…私の願うこと…それは…)

咲(いつまでも京ちゃんと一緒に…)

咲「京ちゃん 私も傘持つよ」

京「んー?」

咲「一緒に持とう」


おわり 

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