京「う・・・。」
?「あ、目が覚めた?」
京「ここは・・・。」
?「びっくりしたよー。道端で倒れてるんだもん。」
京「咲・・・?」
咲「なぁに?京ちゃん。」
京「お前・・・急に髪がのびたな?その縛り方は部長の真似か?」
咲「それ、前にも言ったでしょ。もう・・・。」
京(ん・・・なんだ、何か違和感が・・・。)
咲「あ、立っても大丈夫なの?」
京「ああ・・・って!!」
咲「ん?どうしたの?」
京「お前、背も伸びてるじゃないか!それに・・・」
京(胸でかっ!和並とはいかないが、Dはあると見たね!!)
咲「それに・・・何?」
京「い、いやなんでもない!!」
咲「京ちゃん、何か変だよ?・・・というか背、縮んだ?髪型もちょっと違うし・・・というより一年生の頃に戻ったというか・・・。」
京「・・・!!なるほど。」
咲「何?どうしたの?」
京「俺、タイムスリップした。」キリッ
咲「・・・・・・えぇ?」
咲「ちょっと信じられないけど・・・そう考えるしかないかな。君は確かに一年生の頃の京ちゃんみたいだし。」
京「咲に君呼ばわりされるとはな。どうせ今でもどんくさいんじゃないか?」
咲「むぅ、そんなことないよ。京ちゃんはいつも私に助けられてばかりなんだから。」
京「どうだか・・・さてこれからどうしよう。」
咲「とりあえずウチに来なよ。今日は誰もいないし、君が誰かに会っちゃうのはまずい気がするよ。」
京「おお・・・そうだな。」
京(なんという的確な判断・・・た、確かに少しは成長しているみたいだな。)
咲「それじゃ、行こう!」
京「おじゃましまーす。」
咲「はい、いらっしゃい。とりあえず晩ご飯にしよっか。ちょうど買い物に行ってきたところだったの。」
京「おー、じゃあ頼むよ。材料足りるのか?」
咲「ちょっと多めに持ってきたから大丈夫だよ。じゃあちょっと待っててね。」
京「おおー・・・。テレビ番組も少し変ってる・・・なんかショックだな。」
京「何、あれは終わってしまったのか!?好きだったのにー。」
咲「もう、京ちゃんったら。」
京「いただきまーす」
咲「どうぞー。」
京「う、うまい・・・上達したな。」
咲「そう?ふふ、ありがと。」
京「うん、これもいける。」
咲「京ちゃん、あーん。」
京「な、なんだよ?」
咲「食べさせてあげる♪」
京「いいって!なんか恥ずかしい・・・。」
咲「恥ずかしくなんかないよー。ほらほら。」
京「う・・・あーん!」
咲「ふふ、おいしい?」
京「ああ、うん。すごくおいしい・・・です////」
京「ごちそうさま!」
咲「はい、おそまつさまでした。」
京「うん、本当においしかったぞ。」
咲「ありがと。じゃあ洗い物してきちゃうね。」
京「おーう。」
咲「あ、じゃあお風呂入る?着替えはお父さんのを持ってくるよ。」
京「ああ、じゃあそうしようかな。」
京「そういえばここの風呂に入るのも久しぶりだなあ。昔は結構来たけどな。」ガラッ
京「ふう・・・極楽極楽。」
咲「着替えここに置いとくねー。」
京「おう、さんきゅ。」
咲「お湯加減どお?」
京「おー、ちょうどいい感じだ。」
咲「そう。よかったよー。」
咲(ふふ・・・。)ゴソゴソ
京「人ん家で入る風呂ってのもなかなかいいもんだな~。」
咲「きょーうちゃん♪」ガラッ
京「うぇあ!?な、何やってんだお前!!」
咲「へへー、一緒に入ろうと思って。」
京「いや、それはまずいと思うぞ色々と!」
咲「そんなことないよー。タオル巻いてるし、それに前にも一緒に入ったことあるんだから。」
京「えぇ!?そ、そうなのか・・・それならいい、のか?」
咲(じつは嘘なんだけど、ちょっとくらいいいかな?ふふ。)
咲「京ちゃん、背中流してあげる!」
京「う、ああ・・・・////」
咲「京ちゃん、顔真っ赤だよ?私の裸見ていやらしいこと考えてるのかなー。」
京「そ、そんなわけないだろ!咲のなんか見ても何も感じません。」
咲「ふーん?」ぎゅっ
京「お、おまえ・・・!!」
京(や、やばい・・・というか胸・・・!////)
咲「♪~」
咲「さて、そろそろ寝よっか。」
京「なんか疲れた・・・。で、俺はどこで寝ればいいんだ?」
咲「へ?ここで、だけど。」
京「布団はひとつしかないのだが・・・。」
咲「ふーん、京ちゃんは私と寝るの嫌なんだ?」
京「嫌ではないけど、その・・・」
咲「じゃあいいでしょ?」
京(くそぅ・・・咲に振り回されてばかりだな。こんな日が来るとは!)
咲「じゃあおやすみ!」
京「おやすみ・・・・。あんまりくっつくなよ!」
咲「イヤ。京ちゃんあったかくて気持ちいいんだもん。」
京「やめろってー。胸とかあたってるんだぞ!」
咲「んー。あててるんだもん。」
京「こ、この!////」
咲「ふふ、今は私のほうがお姉さんなんだからね。」ナデナデ
京「な、なでるなー!」
咲「あはは、京ちゃんが衣ちゃんみたい。」
咲「うーん・・・あれ?」
京「ぐー・・・。」
咲「ふぇ!?きょ、きょ、京ちゃん!!??」
京「む?朝か・・・おはよう咲。」
咲「な、なんで京ちゃんが私の布団の中に入ってるのー!」
京「へ?お前が一緒に寝るっていったんじゃないか・・・ふぁ。」
咲「わ、私そんなこと言ってないよ!ていうか京ちゃんいつの間に部屋に入ったの?」
京「んん?お前・・・胸しぼんだ?」
咲「っ!!京ちゃんのバカーーッ!!」バチーン
京「ぐふっ!」
京(ああ、俺戻ってきたのか・・・。けどもっと違う所に戻してほしかった・・・。)
最終更新:2012年06月23日 10:55