京太郎「これ以上マホの負担になりたくないんだ。お前には俺と違って立派な足があるんだから」
マホ「先輩から両足を奪ったのはマホですよ。あなたに庇ってもらわなければどうなっていたか」
京太郎「だからこそ俺だって納得してるんだよ。マホに償ってもらおうなんて少しも考えてない」
マホ「いくら先輩が許してくれたってマホは自分を許せませんから。負担なんかじゃありません」
京太郎「負担じゃないわけあるか、いい年した男の下の世話だぞ。それに今は介護の仕事だって」
マホ「先輩に救われた命です。だからマホの残りの人生は全て、あなたのために使いたいんです」
京太郎「他でもない俺が迷惑だって言ってるんだ。そんなことをさせるために助けたんじゃない」
マホ「迷惑に思われたとしてもマホはお世話を続けますよ。そんな風にしか生きられませんから」
京太郎「マホ」
マホ「分かったらお布団から手を離してください。先輩、今日はまだおむつを換えてませんよね」
京太郎「…………」
マホ「先輩」
京太郎「好きにしてくれよ。もう」
マホ「言われなくてもそのつもりですよ。大好きなあなたのことを、マホの好きなようにします」
京太郎「自分から進んで貧乏くじを引く子なんて、きっと世界中どこを探してもお前くらいだよ」
マホ「先輩の『たった一人』になれるならそれ以上のことはありませんよ。誇らしいくらいです」
京太郎「…………」
マホ「先輩お顔が真っ赤ですよ、口元もなんだかニヤけてます。もしかして照れてくれました?」
京太郎「そ、そんなの照れるに決まってるだろ! 女の子にちんちん見られちゃってるんだから」
マホ「ああ、そっちでしたか。ちんちんさんこんにちは」
京太郎「拭いてくれるのはいいけど、あんまり強く刺激しないでくれよ。気持ちよくなっちまう」
マホ「マホだってちゃんと分かってますよ。『そういうこと』は先輩と赤ちゃんを作るときだけ」
京太郎「欲しいのか。俺なんかの子どもが」
マホ「マホは先輩の子どもだから欲しいんですよ。あなただけがマホをお母さんにできるんです」
京太郎「マホ」
マホ「ええっと、理由はよく分かりませんけど元気になっちゃいましたね? 先輩のおちんちん」
京太郎「お願いだからさっさとおむつにしまってくれよ。顔から火が出そうなくらい恥ずかしい」
マホ「そうは言ってもどんどん大きくなってますし、先輩だってこのままじゃ辛いんですよね?」
マホ「ねえ、先輩」
最終更新:2013年12月20日 23:42