京太郎「紅茶のゴールデンルールって知ってます?」

尭深「一通りはわかるよ」

京太郎「なら大丈夫ですね。ティーバッグで入れるときもそれに従っていけば充分美味しくなります」

尭深「ということは、まずカップを温めておいて」

京太郎「それとバッグの茶葉の量の確認ですね。大抵は一つのバッグに2g程度──ちょうど一杯分なんですが、違うものもあるので」

尭深「ふむふむ……」

淡「あれ? デクノボーと尭深、何してるの?」

京太郎「須賀だよ、覚えろ。紅茶の美味しい淹れ方~ティーバッグ編~をやってるところだ」

淡「淹れ方なんかあんの?」

京太郎「一応な」

尭深「カップ温まったよ。お湯も沸いた」

京太郎「ウス。そしたら普通にティーバッグをセットして、沸騰したお湯を注ぐ」コポコポコポ

淡「ポットのお湯あるのにわざわざ沸かすの?」

京太郎「水やお湯にも鮮度があってな、汲んだばかりの水は空気を含んでるんだ。で、沸騰させるとそれが抜けていく」カポ

尭深「紅茶を淹れる時は空気を含んだお湯を使うのが理想だから、新しく沸かしたほうがいいの」

淡「ふーん……?」

淡「今フタしたのはなんで?」

京太郎「フタをして蒸らすと、お湯の力と合わせてしっかり味が出るんだよ」

京太郎「ティーバッグならパッケージの裏に蒸らす時間が書いてあると思うから、後は待つ!」

尭深「ほんとに普通の紅茶の淹れ方と同じでいいんだね」

京太郎「最後はティーバッグをそっと取り出して、バッグに溜まった分は“出さずに捨てる”こと、ですね」

淡「えー、もったいなくない?」

京太郎「余計な渋味が出るからな。それと基本使い捨てだから、美味しい紅茶が飲みたいならケチケチしないこと」

京太郎「ま、使い終わったティーバッグにも色々と活用法があるんだけどな」

尭深「消臭とか、美容とかだよね」

京太郎「知ってましたか、流石ですね」

尭深「それほどでもないけど」ニコッ

淡「むー……」

淡「おいこらデクノボー! 尭深に色目使う暇があるならお菓子でも用意しろー!」ペシペシ

京太郎「うおっ! なんだ急に!?」

淡「なんか知んないけどムカつくんじゃー!」ペシペシペシ

京太郎「理不尽だなおい!?」

ギャーギャーワーワー!!

尭深「…………」ジー…

尭深「……ふふっ」クスッ



カンッ

ちな要点をまとめるとこう
  • カップを温めておき、沸かしたての熱湯を注ぎ、蒸らすこと
  • ティーバッグは搾らないこと
お試しあれ