京太郎「うま…」ズズズ…
胡桃「あれ、何飲んでるの?」
京太郎「あ、胡桃さん。コーヒーですよ。最近急に冷えてきましたからね…」
胡桃「ふーん…」
京太郎「…飲みます?」
胡桃「…」ムムム
京太郎「…ああ、砂糖も牛乳もありますよ?」
胡桃「…飲む」
京太郎「はいはい」スタスタ
………
京太郎「どうぞ」コトッ
胡桃「あ、ありがと…」ズズッ
胡桃「…おいし」ニヘラ
京太郎「ふふっ」ニコニコ
胡桃「…なにさ。どうせ子供っぽい味覚ですよ」プイッ
京太郎「あぁ、すみません…誤解させちゃいましたか」
胡桃「?」
京太郎「俺が笑ったのは胡桃さんのコーヒーを飲んだときの笑顔が可愛かったからですよ」
胡桃「…そんなんじゃ騙されないもん」
京太郎「そもそもコーヒーに砂糖入れるのって誰でもやってますよ?むしろ入れないと飲めないレベルのものもありますし」ズズッ
胡桃「…よく知ってるね」
京太郎「趣味ですから」
胡桃「ふーん…」コクコクコクッ「ふぅ…ごちそうさま」コトン
京太郎「もう帰るんですか?」
胡桃「ん、すぐ暗くなっちゃうし…」
京太郎「じゃあ少し待っててください。送りますよ」ゴクゴク
胡桃「別にまだ明るいから大丈夫なんだけどなぁ…」
京太郎「まぁまぁ良いじゃないですか。旅は道連れ世は情なんとやらです」
胡桃「そこまで言うなら最後まで言えば良いんじゃないかな」
京太郎「細かいことは気にしない。さ、行きましょう」
胡桃「もー…」
カンッ
最終更新:2013年12月20日 22:38