泉「なー、須賀」

京太郎「なんだよ二条」

泉「須賀ってさ、清水谷先輩と幼なじみやねんな?」

京太郎「そうだけど」

泉「先輩ってさ、彼氏おるん?」

京太郎「」

泉「須賀ぁ、どしたん?」

京太郎「あ、いや、なんでもない」

京太郎「竜華ちゃんだろ?そういう話は聞かねぇな」

泉「そうなん?先輩くらい美人なら、おってもおかしないおもてんけどなぁ」

京太郎「(…だよなぁ。竜華ちゃん、身内びいき抜きにしても美人だし。何で彼氏作らんのだろ……俺や怜がいるからかなぁー)」

泉「どしたん?まるで地獄兄弟の弟の方みたくなってんで」

京太郎「いや、そこは兄でお願いしたい…じゃなくてさ、竜華ちゃんが恋人作んないのって、俺や怜が竜華ちゃん離れ出来てないからかなーって」

泉「あー……あるかもなぁ。清水谷先輩、手のかかる子の方が可愛いって感じやし」

泉「(離れられてへんのはどっちかというと清水谷先輩の方の気もするけど)」

京太郎「やっぱかぁ。少し距離おいた方がいいのかねぇ?」

泉「さあ。園城寺先輩もおるし、どっちかだけ離れても意味ないんちゃう」


《アノブタイヲコロゲマワッテー、カナデチャッテヨマイセーレナーデー!!》

泉「チャイム鳴ったし、もうかえろ?」

京太郎「んー、そーする。そーしよ」

泉「…ほんなら、須賀には帰りにクレープでもおごってもらおか」

京太郎「ちょ、なんでだよっ!?」

泉「いずみちゃんのお悩み相談室の利用料金ですぅー」

泉「十代女子の貴重な時間をクレープいっこで買えるんやし、安いもんやろ?」

京太郎「…十代男子の財布の薄さも考慮してくれると助かるんんですがそれは」

泉「そんなん考慮しとらんわ」

京太郎「ちくせう。二条におもちがぺたんこになるオカルトを……あ、ごめん」

泉「おいまて、今どこ見て謝った」

京太郎「豆乳が効くらしい」

泉「うん、隠す気ないな」

京太郎「やせいの きょうたろう は にげだした ▼」タッタカター

泉「まてやサファリゾーンのガルーラ」タッタカター

◆◆◆◆

京太郎「ふぅ、中学校時代サッカーやってなきゃ危なかった」

泉「ウチからは逃げられへん」

京太郎「なん……だと……っ!?」

泉「ゆうても目的地が一緒(玄関)やねんからそりゃ追い付くわ」

京太郎「うん、知ってた」

京太郎「そんじゃ行くぜクレープ」

泉「おー」

竜華「アンタらも帰りかー?」

怜「やほー」

泉「先輩方、お疲れ様です!」

京太郎「おつー」

京太郎「そだ。二人も行かない?」

怜「果たし合い?」

竜華「え?!あ、アカンで京太郎!?そんな危ないことしたら怪我したらどないすんの!?」

泉「違いますって。ただクレープ食べに行くだけです」

竜華「な、なんや。ビックリした」

京太郎「そんなことしたら、指先ひとつでダウンさ(俺が)」

がちゃり。ひらり。←靴箱、…開かずにはいられないなっ!

京太郎「お、なんか手紙が」

竜華「ま、まさかほんまに果たし状っ!?」

怜「なんか果たし状は舎弟が持ってくるイメージ」

泉「わたしは矢文ですね。こう、ひゅんって」

京太郎「二条は的にされればいいと思う」

泉「なんで!?」

怜「ウチらはまだこの時、二条の顔が絶望に染まることになるとは、まだ知るよしもなかった」

泉「や、やめてくださいよぉ」

京太郎「あ、これラブレターだわ」

竜華「え"!?」

怜「おうおう、青春しとんな若造」

京太郎「お前は何キャラだよ」

泉「羨ましいなぁ若造」

京太郎「ざけんな二条ォ!!」

泉「なんで!?」


竜華「…怜、二条。ちょい来てや」

怜・泉「「へ?」」

竜華「返事は…?」

怜・泉「「yes Sir!!」」

京太郎「(一子乱れぬ返答!?)」

竜華「よし。京太郎、ちょっと待っとってな。すぐ戻ってくるから」

京太郎「あ、うん。了解」

竜華「うん、ありがとな。今日の晩ごはん京太郎の好きなものばっかりにしたるからな」

京太郎「いってらー」


竜華「で、どないしょっか」

泉「えと、何がですか?」

竜華「ラブレターやラブレターっ!他にあるか!?」

泉「えぇ…」

怜「ええんちゃう?ラブレターくらい。もしかしたらきょーくんに彼女できるかもしれんけど」

竜華「か、彼女って…京太郎にはまだ早いやろ!」

怜「別に早くもないやろ。ふつーふつー」

泉「ですよね。中学の時も彼氏彼女おるん結構いましたし」

竜華「こ、これが昨今の性の乱れ…!」

怜「竜華は頭のなかが乱れてる気ががが」

泉「えと、清水谷先輩は須賀に彼女出来るの反対なんですか?」

竜華「べ、別に反対ではないけど…京太郎にはまだ早いってだけで」

怜「構ってもらえへんくなるのがさみしい、と」

竜華「ちーがーうー!!」

泉「言うてもそこは須賀の自由な訳ですし…」

竜華「京太郎が変な娘に騙されたらどないすんの!?」

泉「えー」

怜「じゃあきょーくんがこのまま彼女出来んままやったらどないするん?」

竜華「京太郎がそんなモテへんわけないやろ!!」

怜「えー」

怜「過保護やなー竜華は」

泉「ですよねぇ。もう少し弟離れせんと」

竜華「なにゆうとるん二人とも。こんぐらい普通やろ?」

怜・泉「「えー?」」

◆◆◆◆

京太郎「おそいなー、みんな」

ラブレター『江口 セーラ様へ』

京太郎「レズかー。たまげたなぁ」

カンッ!