穏乃「すごー!これって大型?」
京太郎「いんや。それで中型バイクだぜ」
京太郎「つっても十分馬力もあるし図体もそれなりだけどな」
穏乃「あのさ乗ってみても良い?一回だけでいいから!」
京太郎「良いけど色々残念なことになる未来しか見えないぞ…」
穏乃「へーきへーき♪じゃ乗るね」
穏乃「んしょ……。ハンドル太ーい!」
京太郎「しずの手がちっちゃいってのが原因だと思うんだがそれは」
穏乃「そう?別にちっちゃくはないと思うけどなー」プラーンプラーン
京太郎「下に足着いてないって分かってる状況でそれを言うか」
京太郎「言っとくけど、知らない人が見れば親戚のバイクに跨がってる小学生で通るぜ」
穏乃「それは流石にないって。私もう高校生だよ?」
京太郎「そうは言うが、身形が取り残されてんだって」
穏乃「やっぱ身長かな」
京太郎「だろうな。せめて140あれば違ってくるんだろうけど」
穏乃「じゃあ背伸びしてたら良いかも?!」ピーン
穏乃「どう?高校生に見えるかな」
京太郎「ぜんっぜん。良くて中学生だ」
京太郎「しっかし、背伸びして俺の肩よりも下ってすげぇな」
穏乃「好きでこうなったんじゃないしぃ!なんだったらきょーたろーの背分けてよ」
京太郎「出来るかバカたれ」
穏乃「良いからよこせー!10センチで良いからさっ」ダキッ ギュー
京太郎「だーっ!もうめんどくせぇなしず!しかも10センチって結構持って行くんだな」
穏乃「だってそれだと私ときょーたろーとの身長差が20センチになるし」ギューッ
穏乃「背伸びしたら良い感じになるんだってば」
京太郎「訳わかんねぇよ!つか離れろよ暑苦しいんだよ」
穏乃「分けてくれるまで離れないぞー」グヌヌ
カンッ!
最終更新:2013年12月19日 00:09