咏「え~りちゃんっ、ちょいといい酒あるんだけど、えりちゃん家お邪魔していい?」
えり「ダメです」
咏「ええー、即答? そりゃなくね?」
えり「ダメなものはダメです」
咏「いいじゃんいいじゃん、私らの仲じゃん」
えり「とにかく、今はダメなんですって―――」
針生宅
えり(結局押し切られてしまった…)
咏「う~んシャレオツなマンションだねぃ」
えり「開けますね」
ガチャ
えり「ただいま」
咏「ただいま?」ポカン
「お帰りー。もう夕飯出来てるよー」
咏「…んえ?」
「…えっ、その人ってもしかして」
えり「うん、知ってるでしょ? 三尋木咏プロよ。それで三尋木さん、この子は―――」
咏「同棲相手?」
えり「違います! 親戚です、親戚の須賀京太郎君。実家は長野なんですけど、東京の高校に通ってて…」
咏「はえ~」
京太郎「初めまして三尋木さん。わたくしがえり姉の専業主婦こと須賀京太郎で」
えり「そこのらない」ベシッ
京太郎「あいたっ」
咏「ふ~ん、面白そうな子だねぃ。よし、私と盃を交わそ」
えり「させませんよ!?」
つづカン
最終更新:2013年12月15日 13:44