由子「う~ん……」ペタペタ
京太郎「どうしたんですか?」
由子「ん~なんてゆーか、胸がな?」
京太郎「胸? 苦しいんですか? 保健室、いやもしものことを考えて病院に!?」
由子「そうやなくて、京太郎は胸の大きい子が好きやん?」
京太郎「」ピシッ
由子「だけど私ってお世辞にも大きいわけやないし」
京太郎「あの、先輩」
由子「っというか全体的に貧そやし」
京太郎「ちょっと、由子先輩ストップ!」
由子「やから、……ん? 京太郎どうしたのよー?」
京太郎「えーっとですね。確かにまぁ俺はどちらかと言えば大きな胸は好きですけど」
京太郎「嗜好と恋愛は混同しないって言うか、だから、あーなんだ」
京太郎「俺は今のままの由子先輩が好きですよ」
由子「…………ふふふ」クス
由子「ありがとうな? 京太郎」
京太郎「そんな気にすることかなぁ?」
由子「女の子はいつだって理想の自分でいたいって思うものなんよ」
京太郎「男が好きな子の前だとカッコ付けたがるのと似たようなもんかな」
由子「けど今の言葉を聞いて安心なのよー」
京太郎「安心?」
由子「うん。好きな人に、好きでいてもらえるのはとても安心で幸福なことなのよー」
京太郎(可愛い)
カン!
最終更新:2013年11月30日 18:23