竜華「京ちゃーん!」ギュウウゥゥ

京太郎「あの、流石に教まで来てくっつかないでもらえるかな…周りの視線が……」

<マタクッツイテル… ツキアッテルノカナ?

泉「なんなんまったく…ちょっと胸が大きいだけやないか!」

竜華「えーうちのこと嫌いなん?」

京太郎「はぁ…そうじゃないけどね」ナデナデ

泉「ちょっとせんぱ……」

竜華「あっ! 君が泉ちゃん?」

泉「そっ…そうですけど……」

竜華「上級生の中で噂になっとったでー! 足きれいなかわいい子が入学してきたっーーって!」

泉「えっ? えっ?」

竜華「うちは3年の清水谷竜華! よろしくな泉ちゃん!」

泉「えっと…二条泉…です」

竜華「あっ、麻雀部に入るならこれにサインを……」ゴソゴソ

泉「部活はまだ決めて…ってそうじゃなくて! なんでこんなに1年の教室に入り浸ってるんですかっ!」

竜華「あっ、もう時間や…またなーー!」

泉「うぅ…//」プイッ

京太郎「あ…二条さん」ガジッ

泉「あ……」ドキッ

京太郎「ごめん、教室まで来るのはって言ってるんだけど…竜華ちゃんぜんぜん聞いてくれなくて……」

泉(竜華ちゃん…か……)

泉「いやっ、須賀くんも大変やな…えっと別に須賀くんが迷惑とかじゃなくて……」アセアセ

<ホラーセキニツケー 

京太郎「えっと…ありがとう」

泉(須賀くん……)

――私が須賀くんに初めて会ったのは受験のとき……



泉(はぁ…緊張しすぎてさっき覚えた英単語も忘れてもうた……)

泉(こんなんじゃテストも…いや、一旦落ち着くためにここは飲み物でも買って…)ゴソゴソ

泉(あれ…そんな……財布がない!)

泉(これじゃあバスにも…お母さんに連絡して…だめやそれやと間に合わない……)

泉「あっ…あぁっ…」ガタガタ…

京太郎「どうかしましたか?」

泉「えっ…あの……」

京太郎「落ち着いて…どうしたか話してもらえませんか?」

泉「その…財布落としてしまって…バスに乗れなくて…受験に……」

京太郎「そうですか…あのよかったらこれ……」

泉「ちょっ! 流石に見ず知らずの人からお金なんて受け取れませんって!!」

京太郎「いいよ…大丈夫、困ったときはお互い様だからね、ほらっ!」グイッ

泉「いやっ…でも……」

京太郎「いいから! お互い受験頑張りましょ!」タタッ…

泉「あっ! 連絡先を…行っちゃった……」

泉(見慣れない制服やったけど…あの人はどこ受けるんやろか)

――見ず知らずの私のためにそんなことしてくれたのがうれしかった



泉(そうして千里山に入ったその日に…)

――同じクラスにその人を見つけたと時は運命だと思った

京太郎「……」

泉「……っ、あっ……」パクパク

京太郎「…?」

――須賀くんは覚えていなかったけど……



泉(でも負けない! 年上の彼女なんて気にせえへん!!)

泉(結局いっっしょに居られる時間の長いうちのほうが有利なはずや……)

泉「須賀く……」

竜華「京くーん!」ギューッ

怜「ほんまに竜華は須賀くん大好きやなぁ」

セーラ「あの竜華がこんななるなんてな」

浩子「でももう少し回りのこと気にして欲しいですね…」ハァ…

泉(なんか増えてる!)ガビーン

竜華「あっ! いずみんやん!」

京太郎「二条さんどうしたの?」

泉「また先輩は何やってるんですかっ!!」

怜「この子がインターミドルで活躍した二条さんか?」

浩子「そうですね」

泉「えっと…なにか?」

セーラ「二条は結構麻雀強いんか?」

泉「多少は自信ありますけど……」

竜華「よし京くん! じゃあ麻雀部の見学行くでー!!」

京太郎「でもおれ麻雀できないけど……」

竜華「ええからええから! 二条さんもどう?」

泉「えっ? 私は……」

竜華「いいから早く!」グイグイ

怜「リーチ!」トン

泉「そのリー棒立てるのどうやってやるんですか?」タン

怜「気合を込めてムンっと!」フンス

泉「説明になってないですよ?」

セーラ「あちゃー鳴けんなぁ」タン

浩子「こりゃだめか……」タン

泉「何がだめなんですか?」

セーラ「まあすぐわかるから…」

怜「ツモ! 2000・4000や!」

泉「一発!?」



泉「あちゃー負けましたわ…」

浩子「二条さんも大分強いと思うで?」

セーラ「頑張れば来年にはレギュラーなれるんやないか?」

怜「さて竜華のほうは……」

竜華「勝ったでーっ! 京くんほめてー!!」ギュッ

京太郎「まったく竜華は甘えん坊だな…」ナデナデ

竜華「えへへ~」

泉「……」

セーラ「どないした?」

泉「やっぱ…かなわんのかな、7年も経って付き合った2人になんて…」

怜「あの2人付き合ってないで?」

泉「へっ!?」

浩子「だってこの前……」



京太郎「竜華ちゃんは俺の……友達ですね」

竜華「せやね、友達やね!」

怜「えっと…あんな抱き合ったりしてたのに?」

京太郎「7年ぶりに会えたのでテンション上がっちゃって…おはずかしい」

セーラ「テンション上がったからって友達にあんな抱きつくんか?」

京太郎「昔からよく竜華ちゃん抱きついてたもんね」

竜華「せやねー」

浩子「えぇぇ……」



浩子「って言ってたわ」

泉「ほっ…ほんとですかっ!?」

セーラ「なあ竜華」

怜「別に2人は付きあっとるわけやないやろ?」

竜華「付き合ってないでー!」ギュゥゥゥ

京太郎「ただの友達ですよー」ナデナデ

泉「」

怜「まあ気持ちはわかるわ……」

セーラ「あれで付き合ってないとか言われてもなぁ……」

泉「じゃあつまり私にチャンスが……」ブツブツ…

浩子「なにをぶつぶつと…」

泉「あの部長ってどなたですか?」

浩子「えっと…一応あの清水谷先輩やけど……」

泉「……部長さん」

竜華「ほえっ?」

泉「わたし麻雀部に入部します!!」

――翌日から乙女の戦い(?)が始まるのであった

カン!