京太郎「さーて今日も部活部活ーっと。気合い入れていっちょ頑張りますかー!」

京太郎「……ってありゃ、鍵が開いてる。こんな早くから誰かいるのは珍しいな……ちーっす、誰かいるかー?」ガチャ

マホ「あ」キガエチュウ

京太郎「あ゛」

マホ「……」カァァ

京太郎「あー、その、着替え中の所大変失礼しまs」

マホ「須賀先輩の変態! 変態! 変態!」ヒュンッ ヒュンッ

京太郎「わ、悪い! ってハサミやら本やら投げんのはやめろよ、割と洒落にならないから!」

マホ「うるさいですっ! さっさと出て行ってくださいっ!」

京太郎「わーった、分かったって!」

~数分後~

マホ「……被告の須賀先輩、何か言い分はありますか?」

京太郎「いや、確かに着替え中に入ったのは悪かったけど、そもそも思いっきり鍵開いてたじゃねぇか!」

マホ「ついつい忘れてたんです! こんな時間に部室に人が来るなんて思ってませんし!」

マホ「というか、仮に誰か来たとしても男女比率的にほぼ安全ですから!」

京太郎「結局閉め忘れてたのが原因だろ! それに仮に和やムロが来てたら、有無を言わさず怒られてるぞ」

マホ「……それは言わない約束ですー」プクー

マホ「というより、それとこれとは話は別ですよ! 話をずらさないで下さい!」

京太郎(別にそこまで話をずらしたつもりじゃないんだけど)

マホ「ノックしなかった須賀先輩にも、デリバリーの問題があるんですから!」

京太郎「デリカシーな……まあ確かにノックしなかったのは悪かったけど」

マホ「あれです、これは立派なプライマリーの侵害って奴です!」

京太郎「プライバシーな……いや、プライバシーの侵害とはまた違うと思うぞ?」

マホ「ですから、マホは謝罪と代償を要求しますっ!」ビシッ

京太郎「賠償な。あんまり無理して難しい言葉使わなくても良いっての」

マホ「あぅ……と、とにかく! 普通の人だったら着替えを覗いたら許さないところなんですけど!」

マホ「相手が須賀先輩ですから、マホの言うことを聞いてくれたら許してあげますっ」

京太郎「いや、何だよ相手が俺だからって。許してくれるのはそりゃあ有難いけど」

マホ「同じ部活の先輩後輩のよしみって奴です!」

京太郎「そもそも同じ部活の先輩後輩じゃなければこんなことは起きてないんだけどな」

マホ「うるさいです、そこ!」

マホ「ともかくも、マホの命令を聞いてもらいますからね……?」

……


……

咲「こんにちはー、っとと。遅れてごめんねー?」

優希「今日は部長会議だったんだろー? そんなら仕方ないじぇ!」タンッ

和「いつも通り、練習を始めるように言ってありますから問題ありませんよ」タンッ

裕子「……」タンッ

マホ「マホ、今日はいつも以上に頑張りますっ!」タンッ

京太郎「おー、咲。部長会議お疲れ様ー」

咲「……え、と。とりあえずさっきから気になってるんだけど、京ちゃん?」

京太郎「んー、どうした、咲?」

咲「……どうして京ちゃんの膝の上にマホちゃんが座りながら対局してるの?」

京太郎「あー……これはやむにやまれぬ事情があってだなー」ポリポリ

優希「私達が来た時には既にこの状態になってたじぇ」タンッ

和「マホちゃんたっての希望……らしい、のですけど。問題がなければ別に良いのでは?」タンッ

咲「絵面的には問題しかないけどね、この光景……」

裕子「はぁ……何でこんなことになってるんだろう」タンッ

京太郎「俺だってそのことに関しては本当だったらツッコミてえよ……」ハァ

マホ「! ツモ! 4000・8000の倍満ですっ!」ゴッ



マホ「何だか今日は、須賀先輩のお蔭でいつもより勝てる気がするですーっ!」

カンッ