ガヤガヤ

京太郎「……」

ペラ…ペラ…

ガチャ

洋榎「おーす。お疲れさん」

部員たち「主将、お疲れさまです!」

由子「お疲れなのよー」

恭子「お疲れさまです」

スタスタ

京太郎「……」

ペラ…ペラ…

洋榎「おう、ガースー」

京太郎「ん? あ、洋榎主将。お疲れさまです」

洋榎「うちらが挨拶しとるのに無視とは偉くなったな」

京太郎「え? うあ、すみません!?」

恭子「主将。須賀君は牌譜に集中していたみたいですし」

由子「そうよー。京太郎は最近がんばってるんやから。昨日も遅くまで残って」

京太郎「ちょ、由子先輩。言わないでくださいよ」アセ

恭子「ん?」

洋榎「いややな2人とも冗談や冗談。ここだけの話、一々全員から挨拶返されるの堅苦しくて苦手やし」

由子「洋榎は相変わらずなのよー」

京太郎「そうなんですか?」

洋榎「あん? そういうゆーこかて」

部員「須賀くーん! ちょっといいかな?」

京太郎「あ、すみません。ちょっと行ってきます。はぁい、今行きます!」


洋榎「麻雀以外では器用な奴やな」

由子「ホントなのよー」

恭子「ゆーこ、ちょいいいかな?」

由子「ん? どうしたん?」

恭子「ゆーこっていつから須賀君と名前で呼び合うようになったん?」

由子「え? ん~……ふふ、秘密なのよー」

恭子「えぇ……」

洋榎「?」

由子「羨ましいん?」ニコニコ

恭子「は? い、いや別にそんなんちゃうけど!?」

由子「恭子も京太郎にお願いしてみればいいのよー」

恭子「なぁ、そんなんあかんて……」

由子「なにがダメなん?」

恭子「だって、恥ずかしいやん///」

由子(乙女過ぎるのよー)

洋榎「なんかようわからんけど、ほんならいつものアレで決めたらいいやん」

恭子「アレか」

由子「アレなんか」

洋由恭「三麻や!」


京太郎「ふぃ~、すみません。どうも3番卓の調子が悪かったみたいで」

恭子「……」トン

由子「……」トン

洋榎「ん~、これや」トン

京太郎「あの……」

洋榎「ん? おう、お疲れさん」

由子「おかえりよー」

恭子「お疲れ様」

京太郎「三麻ですか?」

洋榎「せや」

京太郎「なんでまた? 面子が足りないなら他の人たち呼べば」

由子「それはダメなのよー」

恭子「これは三麻でなくてはダメなんです」

京太郎「え?」

洋榎「これはな、戦争やねん」

洋榎「うちらは1年の頃からこれで戦ってきた」

洋榎「ジュース懸けたり、帰りに食いもん奢らせたり」

京太郎「は、はぁ……」

洋榎「3人の意見が割れたときはこれで決めてきた。今回もそうやねん」

京太郎「そうなんですか? で、今回はなにを?」

由子「勝った人が京太郎に1つだけお願いを聞いてもらえるのよー」

京太郎「本人の承諾はっ!?」

洋榎「安心しとき、うちが勝ったら一週間荷物持ちとして重宝したるわ」

京太郎(く、主将はダメだ。由子先輩は?)

由子「!…………~♪」ニコッ

京太郎(こわっ……)

京太郎「末原先輩! 先輩だけが頼りです。がんばってください」

恭子「ふぇ!? ああ、うん。わかった任しといて」アセアセ

由子(動揺し過ぎよー)

恭子「よし。負けへんよ」

由子「2人の対策はばっちりよー」

洋榎「まぁ勝つのはうちやけどな!」


カン