伊香保温泉物語

玄「温泉気持ちよかったね~」ホコホコ

京太郎「そうですね~」

玄「でも、もうちょっと浸かってたかったな~」

京太郎「まぁまぁ。ここは時間制で湯が変わるのでショートスパンで両方入りましょうよ」

玄「それもそうだね」

京太郎「夕食までもう少し時間ありますけどどうしましょうか?」

玄「ん~、なにか時間潰せるような、お散歩でもいいしお部屋でゆっくりしてもいいけど」キョロキョロ

玄「!」

玄「京太郎くん、あれ! あれどうかな!?」

パタパタ

京太郎「あれ? あ、ちょっと玄さん!」

タッタッタッ

玄「これ、卓球~」ポヤ~ン

京太郎「へぇ、温泉上がりに卓球ですか。風情があっていいですね」

玄「えへへでしょ~」ニコニコ

キュキュ、ピン!

京太郎(すげー良い笑顔でネット張り直してる……この人、ガチか!?)

玄「京太郎くんはシェイク? ペン?」

京太郎「あ、じゃあシェイクで」

玄「シェイクシェイク、はいシェイク!」

京太郎「どうも。玄さんはペンですか?」

玄「うん! このコルクの手触りが好きなんだ~」

京太郎(やはりパワーキャラか)


玄「それじゃあ行くよ~!」

京太郎「麻雀じゃあ勝てませんが、スポーツなら遅れはとりませんよ!」

玄「それ!」

カコン! タユン

京太郎「!?」クワッ!

京太郎(ゆ、揺れた……!?)

コン、コン……コロコロ

玄「京太郎くん?」

京太郎「はっ!? すみません。あまりの鮮やかなサーブに見惚れてました」アセアセ

玄「え、ええ、えへへそうかな? そうかな~///」テレテレ

玄「えっと、私が先取で15点だね///」ペラペラ

京太郎「それはテニスです。ちなみにそれは厳密には得点でもないです」

玄「ま、間違えちゃった///」アセアセ

京太郎(しかしあの、躍動感)

京太郎(まさか、ノーブラ!?)

その時、京太郎に電流走る!

京太郎「はっ!」

コン!

玄「たぁっ!」

コン!

京太郎「なんのっ!」

カコン!

玄「甘いのですっ!!」

パカンッ! タユン!

京太郎「ぶふぅっ!?」

コン、コン……コロコロ

21-13

玄「ふふふ、また私の勝ちだね?」ドヤッフィィィイィッ!

京太郎「くぅ……」


玄「ふぅ……ちょっと汗かいちゃったね」

京太郎(張り付いた髪、上気した頬やうなじ、動き回った所為で着崩れた浴衣。正直たまりません)

玄「暑いのです」パタパタ

チラッ

京太郎「!?」クワッ!

京太郎(秋の夜長に一瞬だけ桜の蕾ががががが)

京太郎「ぬあああああ!!」ドゴス!

玄「ふぁ!?」ビクン!

京太郎「はぁ……はぁ…………」

玄「ど、どうしたの? いきなり卓球台にヘッドバットしたりして」ビクビク

京太郎「なんのことですか?」

玄「え、でも今……京太郎くん!? おでこから血が!」

京太郎「ああ、これですか? 汗です」

玄「あ、赤いけど……」

京太郎「情熱の色です」

玄「そうなの……?」

京太郎「すみません、なにか飲み物を貰えませんか?」

玄「あ、うん。スポーツドリンクでいいかな?」

京太郎「はい」

チャリン、ピッ、ガコン

玄「はい、どうぞ」

京太郎「ありがとうございます」プシュ

ダバダバダバダバ

玄「」

玄(スポーツドリンクを頭から被っていますのだ……)

京太郎「ふぅ……」ブンブン

京太郎「ありがとうございます。頭が冷えました」

玄「それは、よかったです……」ビクビク

京太郎「玄さん!」キリッ

玄「ひゃい!?」

京太郎「……」ジィィ

玄「!」ドキン

玄(はわわわ、すごく見詰められてるよ~)

京太郎「玄さん……」クイ

玄「ひゃあ!?」

玄(浴衣の襟をそんな、まままままさかこれは柔道で言う大外刈の構え!?)

スッスッ、キュッ

京太郎「襟、乱れてましたよ」ニコッ

玄「ふぇ? っ~~~//////」カァァァ 有効!

ギュッと身を抱く玄。

京太郎(全国のおもちのお姉さんたち。ボクは少しだけ大人になれました)フゥ

玄「あのあの、京太郎くん……//////」モジモジ

京太郎「なんですか? 玄さん」ニカッ

玄「もしかして、見た?///」

京太郎「」

京太郎「イエス、と言ったら怖いから言わないような気がしたり、しなかったり。さりとて否というわけでもなく、あくまで偶発的な、」

京太郎「お互いが納得できるよう善処の方向に全軍突撃しようと、この言い訳でなにか事態が好転すると思うその根拠はなんだろう? というか……」

玄「……………………京太郎くんのえっちぃ///」

京太郎「」一本!

京太郎(やっぱりさっきのはイクところだっただろうが俺のバカ野郎おおおおおお!!)ガンガンガン

玄(無言で壁を殴りだした。怖い……)ビクビク


明け方

玄「京太郎くん京太郎くん」ユサユサ

京太郎「ん、んん~なんですか……」

玄「起きてください。朝ですのだ」

京太郎「朝~?」グシグシ

―――――
―――

露天風呂

京太郎「おお、日の出」

玄「ふふふ、露天風呂のある旅館選んだんだもん。やっぱり日の出は湯船で見れるといいよね?」

ピッタリ

京太郎「それはそうと玄さん」

玄「なにかな?」

京太郎「いくらなんでもくっつきすぎやしませんか?」

玄「イヤ、かな?」

京太郎「そそそそ、そんなことは!?」

京太郎(理性、持つかなぁ……)

玄「~♪」


カン!