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京太郎「はぁ。 甘え……ですか」

衣「そう! だからこうして寄り添っていてもなんら可笑しいことは無いっ!」

ギュー

京太郎「ん。 うーん……」

衣「それに何度も言ったろう? 天江ではなく衣と呼べ!」

京太郎「こ、衣さん」

衣「ちがう! 呼び捨て!」

京太郎「いや、流石にそれは……」

衣「………グスッ」

京太郎「うっ……」

京太郎「…………こ……衣……」

衣「!」パァァァ

衣「うん! きょーたろー!」ギュッ

京太郎「ハハ……」


京太郎(……困ったな……)

――ことの始めは夏休み半ば頃――


ハギヨシ『この度透華お嬢様と渡米することになりました』

京太郎『そりゃまたどうして?』

ハギヨシ『あちらで資産家の集うパーティがありまして。 旦那様がご参加ということで、お嬢様も出席することになったのです』

京太郎『資産家のパーティ! それはすごいですね!』

ハギヨシ『ええ。 ただ、少々問題が有りまして……』

京太郎『と言うと?』

ハギヨシ『衣様の側近が誰ひとりいなくなってしまうのです』

京太郎『天江さんの?』

ハギヨシ『私は透華お嬢様の執事なので勿論のこと、国広さんもお嬢様に付いて行くと』

京太郎『あれまぁ』

ハギヨシ『透華お嬢様も国広さんが着いてこないのは嫌だと申されまして』

京太郎『そりゃ大変だ』

8京太郎『天江さんは付いて行かないんですか?』

ハギヨシ『衣様は人の群れる場所を嫌います。 パーティなど以ての外ですので』

京太郎『うーん……。 別の使用人を呼ぶってのは』

ハギヨシ『私もそう考えたのですが……衣様が嫌がりまして……』

京太郎『それまたどうして?』

ハギヨシ『【衣は大人だ。 トーカ達が数日居なかろうが立派に自炊してみせる】と申されまして』

京太郎『そんな子供な』

ハギヨシ『というわけで、須賀くん。 一つ頼み事が』

京太郎『……まさか』

ハギヨシ『衣様の側に居てあげてくれませんか?』

京太郎『……い、一応理由を』

ハギヨシ『私の周りの知己で私ほど家事のでき、尚且つ人見知りしない人間と言えば須賀くんしかいないのです』

京太郎『そんな大げさな』

ハギヨシ『衣様と面識もあるでしょう?』

京太郎『そりゃまあ偶に会ったら話す程度ですけど……』

ハギヨシ『なら大丈夫です。 それができるだけで十分ですから』

京太郎『はぁ……』

ハギヨシ『衣様のお側にいるだけでいいのです。 衣様が危険な目に合わなければそれだけでよろしいので……』

京太郎『うーん……』

ハギヨシ『勿論タダで聞いていただけるとは思ってません。 日給10万で……』

京太郎『ええっ!? そ、そんな、頂けませんよ!!』

ハギヨシ『でしたら倍の20万でなんとか……っ』

京太郎『か、金なんか要りませんって!』

京太郎『……まぁ、俺がどの程度通用するかはわかりませんけど……』

ハギヨシ『! ということは……っ』


京太郎『ええ、受けましょう。 天江さんの世話係』

ハギヨシ『あ、ありがとうございます!』



ハギヨシ『では早速車を迎えさせますので……』

京太郎『えっ、今日から?』

京太郎『そんなわけで、数日程世話になる須賀京太郎です』

衣『おお、お前だったのか。態々衣の世話役に志願した数寄者だからどんなものかと思えば……』

京太郎『お久しぶりです、天江さん』

衣『久しいな。 合同合宿の時は顔を見なかったが……』

京太郎『ハハ……男の俺が合宿についてなんか行けませんよ』

衣『それもそうか。 ハハッ』

衣『……ところで、ハギヨシから聞いているだろうが。 衣の世話をするのは……』

京太郎『わかってます。 天江さんの邪魔はしません。 炊事、洗濯、掃除と、絶対に手は出しませんよ』

衣『うむ! よろしい! では、中を案内をする!』

京太郎『あ、ども』

衣『ここが調理室。 食材は大抵のものは揃っている』

京太郎『すげぇ! 圧力鍋に真空チルド冷蔵庫! こっちは冷凍室!? 三段オーブンにピザ釜まである!!』

衣『……おおぅ』


衣『こっちがお風呂。 浴槽は3つにサウナ室付きだ!』

京太郎『ユニットバスにジェットバス……寝湯もできる温泉かよ……!!』

衣『どうだ? すごいだろうっ』ドヤッ

京太郎『マジすごいっす!!』キラキラ

衣『ふふんっ』ドヤヤッ


衣『ここが衣の部屋! 少し暗いがそれなりの広さだっ』

京太郎『あ、ぬいぐるみ多いですね』

衣『むっ。 ……子供らしいか?』

京太郎『まさか。 天江さんらしくていいと思いますよ』ニコッ

衣『 ふぇ 』

京太郎『?』

衣『そうだ須賀! どうせだから一局打とう!』

京太郎『えっ。 いや、俺、麻雀はシロウトのそれで……』

衣『い・い・か・ら! 打つぞ!』

京太郎『うへぇ……』


衣『須賀……お前、弱いな……』

京太郎『だから言ったじゃないですか……。 それに、天江さんが強すぎるんですって……』

衣『それはそうだっ。 衣は最強だからなっ』

京太郎『あー。 でも県予選で咲に負けましたよね』

衣『むぐっ……。 あ、あれは少し警戒を怠っただけで!』

京太郎『そこは素直に負けを認めましょうよ』

衣『ま、またサキと打てば今度は衣が勝つもん!』

京太郎『ハハ。 まあそういうことにしときましょうか』

衣『む……む~!』

ポカポカ

京太郎『イテテ。 すいませんすいません』

ボーンッ....


京太郎『あれっ……もうこんな時間か』

衣『そろそろ夕飯の時間だな』

京太郎『そうですね。 ……何作ろうかな……』

衣『! なら、夕飯は衣にまかせろ! 須賀の分も作ってやる!』

京太郎『ホントですかっ。 それは助かりますね』

衣『そうだろうそうだろう!」

京太郎『では小一時間程したらまたここに来ますね』

衣『えっ……・。 一緒に見てくれないのか……?』

京太郎『昔から台所は女の城といいますし。 無粋なことはできません』

京太郎『それに、全ての家事に手は出さないって約束しましたし』

衣『……み、見るだけなら……』

京太郎『では、一時間ほど外周ってますね』

衣『あっ……』

衣『…………』

―― 一時間後

衣『……グスッ……グスッ……』

京太郎『……こりゃまた盛大にやりましたねぇ……』

京太郎『多種のスパイスにじゃがいも玉ねぎ牛肉……カレーですか?』

衣『……ぐ……具材を煮てたら……ボコボコって泡が……ヒクッ……』

京太郎『……あぁ、吹き零れですね。 ……蓋が固いのもそのせいか……』

衣『グスッ……衣……ビックリして……慌てて蓋掛けちゃって……っ』

京太郎『勢い余って倒しちゃったと。 なるほどね』

京太郎『ふふっ。 気にしないでください、初心者ならよくあることですから』

衣『で、でも……周り……こんなに汚れて……』

京太郎『料理に汚れは付き物です。 食べればなんだって汚れ物になるわけですし』

衣『でも……でも……っ』

京太郎『……安心してください』


京太郎『誰も怒ったりしませんから』ニコッ

衣『 ふぇ 』

京太郎『洗い物終わりました。 天江さんが手伝ってくれたお陰です』

衣『そんなこと……ない……』

京太郎『……俺のカレー不味かったですか?』

衣『そ、そんなことない!』フルフル

京太郎『そうですか。 それは良かった』

京太郎『でも俺は不味かったです』

衣『えっ?』

京太郎『自分の作り慣れたカレーだと味がどうしても同じになっちゃって飽きるんですよね』

京太郎『その点、天江さんのカレーはすごく美味そうでした。臭い嗅いだだけで腹減っちゃいましたよ』ハハッ

衣『そんな……こと……』

京太郎『……だから、これっきりなんて言わないでくださいね?』

衣『……えっ』

京太郎『俺、天江さんの作ったカレー食べてみたいんです』

衣『あっ……』


衣『……うん……っ!』

京太郎『さて、そういえば風呂掃除がまだでしたね』

衣『あ! わ、忘れてた……!』

京太郎『うーん。 俺もあんなに広い浴槽を掃除するのは初めてだなぁ……』

衣『えっ? 掃除は衣が……』

京太郎『さっき俺は勝手に約束破ってカレー作っちゃいました』

京太郎『それに、あろうことか主人でもある天江さんに洗い物の手伝いなんてさせちゃいました』

京太郎『これは罰が必要ですよね?』

衣『……あっ……』

京太郎『つーわけで、天江さん』


京太郎『風呂掃除、手伝わさせてもらってもよろしいですか?』

衣『あっ……』

衣『うん!!』パァァァ

――

京太郎『え? ここは三筒切りですか?』

衣『うんっ。 有効牌の数が一索切りより一種多い』

京太郎『……あ、ホントだ』

衣『これぐらい、基礎レベルだぞ~。 きょーたろーは駄目だな~』ウリウリ

京太郎『ハハ、なんせトーシロなもんで……』

衣『衣がしっかり見てやらんとなっ!』

京太郎『よろしくお願いしますっ、天江先生っ』

衣『うむうむっ!』

―――

―――

京太郎『あ。 天江さん、角砂糖の個数が1個多いですよ』

衣『む? 角砂糖の一つ程度些細なものだろう?』

京太郎『駄目ですよ。 お菓子作りだとほんのちょっとの誤差で大失敗するんですから』

衣『そうなのかー。 ……あむっ』ヒョイッ

京太郎『あっ、コラッ』

衣『~♪ 甘露甘露♪』

京太郎『全く……あとでモンダミンですねこれは』

衣『うぇ!? も、モンダミンは嫌だ!』

京太郎『駄目です。 虫歯なんて絶対作るなってハギヨシさんに言われてるんですから』

衣『あうぅぅ……』

―――

京太郎『(俺が天江さんの世話係を受けて4日経った)』

京太郎『(最初会った時に言ったとおり、俺はテンで麻雀のレベルが低い)』

京太郎『(だが、天江さんは天江さんで家事がうんと出来ない)』

京太郎『(だから、ここ最近は互いの欠点を補うような生活をしていた)』

京太郎『(午前、午後、就寝前はひたすら天江さんの麻雀講座を受け)』

京太郎『(飯時になれば、誰でも簡単に作れる料理。 昼の三時や夕飯後にはお菓子を作り)』

京太郎『(俺は天江さんに家事を教え、天江さんは俺に麻雀を教え)』

京太郎『(そんな日々が続いてた、五日目の夜のこと……)』



――21:00

京太郎『……あれ? ベーキングパウダーが無い……。使いきったの忘れてたか……』

京太郎『(明日も麻雀浸りだろうし……買うなら今のうちかな……)』

京太郎『天江さんはさっき寝たばかりだし……さっさと行ってこよう』


ガチャッ



【長期的自己実現で福楽は得られない】

【幸せは刹那の中にあり】


『うぁ……あぁぁ……っ』


【この光、この風。 この時を楽しめるのも幸せの形なのだと】

【それを共有したい心が、愛や娯楽に向かう】


『はぁっ……んくっ……』


【しかし、麻雀ではそうはいかない】

【麻雀で4人が楽しみを今日共有できるとは限らない】

【衣と打った相手は皆、世界の終焉を見るような顔をする――】


『あぅ……ううっ……くぅぅ……!』


【――衣はそれでまた】

【独りぼっちになっちゃうんだ】






『―――っ!!!』

ガバッ



衣『はぁっ……はぁっ……はぁっ……!』

衣『……また……あの時の夢……』

衣『もう衣は……独りじゃないのに……』

衣『…………』

衣『きょ、きょーたろーっ』


シーン...


衣『……? きょーたろーっ?』


京太郎『……最近はドライイーストもコンビニで置いてるんだな……』

京太郎『っとやべえ。 そうこうしてる内にもう21:30か』

京太郎『早く帰ろう……』

―――
――



『――ッ』

京太郎『……? 声……?』

『――ッ! ――ッ!』

京太郎『この声……? 天江さん?』


『――ろぉッ! きょーたろぉっ!!』


京太郎『!!』

京太郎『あ、天江さんッ!!』

ダッ !


バンッ !

京太郎『天江さん!? 天江さん!!?』

『――だぁ……! ――よぉ……!』

京太郎『(天江さんの部屋か……!)』


ガチャッ !

京太郎『天江さん!』


衣『……うぅぅぅぅ! うあぁぁぁぁぁ……!』

衣『やだぁ……! やだよぉ……!』


衣『 ひとりぼっちにしないでぇぇぇ……!! 』


衣『きょーたろぉ……! きょーたろおぉぉ……!!』

衣『……うえぇぇぇん!!』


京太郎『!』

京太郎『(あまえ……さん……)』

京太郎『(……何やってんだ俺は……)』

京太郎『(独りぼっちの辛さは……俺だってよく分かることなのに……っ)』


京太郎『…………』スッ

ギュッ

衣『ふぁっ』

京太郎『……黙って出て行ってすいませんでした、天江さん。 書き置き……残すべきでしたね』

衣『きょー……たろぉ……』

京太郎『大丈夫。 天江さんは独りぼっちじゃないです』

京太郎『透華さんがいて、ハギヨシさんがいて、龍門渕の麻雀部の皆が居ます』

衣『うぅ……っ』ギュゥ


京太郎『………俺も、います』

衣『きょーたろぉ!!』


ギュゥゥゥゥゥゥゥ

衣『……怖い夢を見たんだ……』

京太郎『怖い夢ですか』

衣『うん。 ……誰も衣の隣にいてくれない夢……』

衣『衣が……ずっと独りぼっちの夢……』

京太郎『………』

京太郎『馬鹿馬鹿しい。 所詮夢は夢ですよ』

衣『でも……それは実際昔の衣の……』

京太郎『昔は昔、今は今です。 それとも、今も昔と同じですか?』

衣『えっ……』

京太郎『少なくとも……俺が居ます。 天江さんの隣に』

衣『あっ…………』

京太郎『……昔と違いますよね?』

衣『……………』


衣『……うんっ……////』

京太郎『……なんかすいません……調子こいたこと言っちゃって……』

衣『…………』

京太郎『………天江さん?』


衣『【ころも】』


京太郎『えっ?』

衣『今度から……苗字呼びは無しっ。ちゃんと【衣】って呼んでっ』

京太郎『それは……でも……』

衣『……お願い……』ウルウル

京太郎『うっ……』

衣『………』ウルウル

京太郎『……わ、分かりました……』

衣『!』

衣『そ、それじゃあ……早速……!』

京太郎『あ、はい。 ……えっと……』

 
 
京太郎『こ、衣?』

衣『   』


京太郎『……衣……?』

衣『……っ……っ………っ』

衣『!!』ガバッ

ギュウウウウウゥゥゥゥ !!

衣『~~~~~~!!!////』

京太郎『うおぉぉっ』


衣『あ、頭! 頭なでてきょーたろー!!』

京太郎『あ、はい。 こ、こうですか?』

ナテリ゙ナデリ

衣『~~~~!!! ////』

ギュウウウウウゥゥゥゥ !!!

衣『えへへ……えへへぇ……////』ギュー

衣『きょーたろー……衣と……ずっと一緒……////』ギュー

衣『きょーたろぉ……きょーたろぉ………』ギュッ....


京太郎『……天江さん?』

衣『……スゥ……スゥ……』

京太郎『……寝たか……』

ギュッ

京太郎『(……でも離さないのかぁ……)』

衣『んっ……きょーたろぉ……』

京太郎『…………』


ナデリ

京太郎『……おやすみ、衣』

衣『んっ…………』


衣『…………好き……っ』ボソッ



―――そして現状に至る。

京太郎(あの日以来、天江さんと離れることが滅多に無くなった)

京太郎(麻雀の時間、昼食の時間、おやつ作りの時間)

京太郎(片時も離れることが無い)

京太郎(昨日なんかトイレすら一緒に入ろうとした)

京太郎(ホント、俺ロリコンじゃなくて良かった)


京太郎「……じゃないよな? 俺?」

衣「? きょーたろー?」ギュー

京太郎「……」ジッ

衣「??」

京太郎「……いや、なんでもないよ」

京太郎「衣」

ナデナデ

衣「んっ……えへへへ……////」

ギューー

京太郎「俺が来て一週間経つから、ハギヨシさんたちもそろそろ帰ってくるんじゃないかなって」

衣「むっ……もうそんな頃か……」ギュー

京太郎「ほらほら、風呂の用意してきなって」

衣「離れないぞー」ギュー

京太郎「う、うーん……」


Prrrrr....

京太郎「っと。 噂をすれば、ハギヨシさんからだ」ピッ

ハギヨシ『お久しぶりです、須賀くん。 お変わりありませんか?』

京太郎「ええ。 特に事件もありませんし、ころっ……天江さんも元気です」

ハギヨシ『それは良かった。 それで、衣様はそちらにいらっしゃいますか?』

京太郎「ええ、いますよ。 代わりますか?」

ハギヨシ『お願いします』

京太郎「はい」

京太郎「衣、ハギヨシさんから」スッ

衣「ハギヨシ!」スッ

衣「ハギヨシー!」

ハギヨシ『お久しぶりです、衣様。 お元気そうで何よりです』

衣「ハギヨシも! 気息奄々で無いようで何より!!」

ハギヨシ 随分須賀くんと打ち解けたようですね?』

衣「うん! きょーたろーはいつも衣の側にいるぞ!」

ハギヨシ『それはそれは。 ところでこちらの件なのですが……』

衣「うん?」


「……ほぅ! それは真か!?」

「衣は一向に構わない! トーカ達によろしく頼む!」

「……トーカ! ハジメも! 変わりないか? ……そうかそうか!」


京太郎「……」

京太郎(こりゃ邪魔しちゃいけねえな)

京太郎「……風呂はいるか」

スッ

カポーン...

京太郎「……ふぅ……。 ここの寝湯はマジ最高だな……」


ガララッ バンッ !

衣「きょーたろー!!」

京太郎「うおっ。 こ、衣……」

京太郎(すっぽんぽん……)


衣「きょーたろー!!!」ギュッ

京太郎「うぉおお!!? ふ、風呂では流石にひっつくなってっ!」

衣「嫌だ! 絶対に離れないぞー!」

衣「それより聞けきょーたろー!!」


衣「トーカ達の帰りが8月末になったぞ!!!」

京太郎「えっ」

衣「トーカの父上殿がトーカを主賓としたパーティを8月末まで行いたいとのことでな!」

衣「先ほどの電話はそれの確認だったんだ!」

京太郎「ちょ……ちょっと待て……」

京太郎「8月末って……あと三週間もあるじゃないか!!」

衣「うん! だからそれまでずーっと二人っきりだ!!」

京太郎「二人っきりって……」

衣「……だ、だから……その……」モジモジ


スッ

衣「ふ、不束者だけど……よろしく……お願いします……////」


京太郎「    」

衣「えへ……えへへ……////」

京太郎「…………」

衣「きょーたろーと二人っきり……////」ギュッ

京太郎「……は、ハハ……」


京太郎(……困ったな……マジで……)



スリスリスリ

衣「んっ……んぁっ……///」

京太郎「えっ。 うわ、ちょ、おま! それは止めろ衣!」

衣「きょうたろぉ……きょうたろぉ……////」スリスリスリ

京太郎「うぉおおおおおおお!!! ちちちちっぱいがぁあああああ!!!!」

衣「んぅ……えへへっ……////」

京太郎「お……俺は……ロリコンなんかじゃ……」ワナワナワナ


衣「……きょーたろーっ!」

チュッ


京太郎「     」


衣「……////」



衣「ずーっと一緒だぞ、きょーたろっ」ボソッ

京太郎「あっ」ドピュッ





――カンッ