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京太郎「そうだったのか……。気が付かなかったぞ」

咲「中学生の時にお姉ちゃんに人生相談したら気持ち悪がられてね」

京太郎「もしかしてそれが別居の理由?」

咲「……うん。私と居ると身の危険を感じるんだって」

京太郎「咲が何かするとか思えねーんだけどな」

咲「私も一生懸命、弁解したよ。でも、何か同じ空間に居るのが嫌みたいで」

京太郎「まぁ…仕方ねぇよ」

咲「…そうだね。私が女の子好きなのは身内の恥だと思ってるだろうし」

京太郎「うーん。なんで俺にカミングアウトしたんだ?」

咲「京ちゃんも私と同じって思ったから」

京太郎「……俺は巨乳好きの女好きだよ」

咲「嘘だ!私、見たもん!京ちゃんが嬉しそうな顔して男の人の車に乗るの」

京太郎「チッ…」

咲「あんな顔、私達の前では見せなかった!和ちゃんの胸を見てる時より目がキラキラしてたよ」

京太郎「しゃーねな。咲もカミングアウトしてくれたんだ……。俺も…」



京太郎「今、付き合ってる彼氏とデートしてたよ」

咲「彼氏!?やっぱり、京ちゃんは……」

咲「京ちゃんはホモ?」

京太郎「そうなるな。今、好きな人は男の人だ」

咲「私も……好きな人は女の人」

京太郎「咲は付き合ってないのか。片思いか?」

咲「う、うん。最近その人の事を考えると夜も眠れないの」

京太郎「……完全に恋する乙女モードだな」

咲「毎日毎日の部活が楽しくて…、楽しくて…。
こんな日がずっと続けばいいのにって思う反面、もっと違う関係になれたらとも思う」

京太郎「なぁ、咲の好きな人当てていいか?」

咲「え?部活には四人も居るよ。当てれるの?」

京太郎「麻雀は下手くそな俺だが、これだけは当てる自信がある。99%当てれる」

咲「最低でも25%だよ!?い、言ってみてよ。一回で当てたらレディースランチ奢ってあげる」

京太郎「その言葉、忘れるなよー」

咲「当てれなかったら、京ちゃんが私にレディースランチ奢ってよ?」

京太郎「へいへいその条件のった」

咲(私がかなり有利だよね。三人もハズレが居るわけだし)

咲(やっぱりこう言う賭けはフェアじゃないと駄目だよね)

咲「ヒント出した方がいい?四択ってよく考えたら難しいよね」

京太郎「いらねぇ。むしろ全国含めても良かったくらい」

咲「ホント!?私、ずっと普通の女の子演じてたはずだよ!普通、ノーマル。バレてるわけがないよ!」

京太郎「いやー……、もしかすると部長も気付いてると思うぞ」

咲「嘘だ嘘だウソだ!そんなのバレてたら、もう私学校に来れないよぉ……」シュン

京太郎「部長と話した事はないんだけどな。何となくそう思うだけだよ」

咲「……で誰だと思うの?」

京太郎「和」

咲「~~~~~ッッ!?!??!??!」ビクッ

京太郎「レディースランチご馳走さん」

咲「う、うん///当たってるよ」

京太郎「咲は和に恋愛感情を持ってたのか……。友情にしては…こう…、少し異質な物を感じてた」

咲「同じ部活仲間に恋愛感情を持つっておかしいよね?私、頭おかしい子だよね?」グスン

京太郎「そうだな。頭がおかしいのかもしれない」

京太郎「部活仲間と恋愛はよく聞く話だ。俺と咲なら何の問題もなく付き合ってるだろうな」

京太郎「けどさ……。俺もホモだからわかるけど、好きになっちまったもんは仕方ないって思うんだよな」

咲「うっうっ…、和ちゃんってなんで女の子なんだろう…。
もし男の子に生まれてくれてたら、私も告白して玉砕出来るのに」ポロポロ

京太郎「和は女だからなぁ……。こればっかりはどうにも」



京太郎「後、二年以上あるぞ。ずっと秘密にするのか?」

咲「墓まで持って行こうと思う。和ちゃんとはずっと親友で居たいから……」

京太郎「それがいいかもなぁ……。和がレズならワンチャンあるけどさ」

咲「絶対ないよ!和ちゃん、真面目だもん」

京太郎「俺も真面目なつもりなんだが……」

咲「嘘だー。宿題もロクにやってこないのに?」

京太郎「宿題は……咲の写せばいいからな」

咲「そんな事だから嫁さん言われるんだよ。わ・た・し・が」

京太郎「ごめんな。カモフラージュにはちょうどいいって思ってるぜ」

咲「京ちゃん恋人居るんでしょ?私が嫁扱いされて、怒ったりしないの?」

京太郎「あの人は大人だからなぁ……。嫉妬なんかしないんじゃねぇかな」

咲「大人の人と付き合ってるんだ」ドキドキ

京太郎「おおぅ、大人はいいぞー。奢ってくれるし、帰りは送ってくれるし」

咲「そっかー。いつの間にか京ちゃんは大人の階段登ってたんだね……」

京太郎「まぁな」ドヤッ

咲「ど、どんなデートしてるの?」

京太郎「気になるの?」

咲「もちろん」コクコク

京太郎「咲は俺の秘密を知る数少ない友人だから、話してやるか」

咲「うんうん」コクコク

京太郎「彼氏は俺と違って働いてるから、ホモバレは絶対避けたいはずなんだ」

咲「だよねぇ」

京太郎「だから室内デートが多いよ」

京太郎「咲が見たのは……、多分、俺達映画を見に行ってたかな」

咲「映画かー。いいなぁ……。私も和ちゃんと映画行けたら……」

京太郎「映画くらい行けるだろ?誘えよ」

咲「優希ちゃんがセットで着いて来るから……。私が行きたいのは映画デートで、映画見に行くんじゃないもん!」

京太郎「和って映画のラブシーンで表情変えたりするのかな?」

咲「わかんない。意外にアタフタするかもしれないし、シレッとしてるかもしれない」

京太郎「和は精密機械みたいな印象あるからな。やっぱり何もなかったかのようにポップコーンを食べ……」

咲「恋人さんはどうだったの!?」

京太郎「男同士だからアクション見てたよ。もちろん手を繋ぐ事もなく」

咲「きゃーーーーー!きゃああああああ!!!!!」



咲「こうやって手を重ねるとかないの?」ピトッ

京太郎「ねぇよ。男同士が、手を重ねてたら気持ち悪いだろうが」

京太郎「ってか、俺に触るな!」ババッ

咲「ご、ごめん。つい」

京太郎「女に触られると蕁麻疹が出るんだよ」スリスリ

咲「ごめん、気をつけるよ」ペッコリン

京太郎「手を繋ぐで思い出した。咲、お前和の布団に入りこんだらしいぞ」

咲「うそッ!?」

京太郎「ホントホント。全国大会個人戦の夜な」

咲「あの日かな……。お姉ちゃんに会いに行って叩かれて、トイレで泣いた日」

京太郎「トイレで泣いてたの?花子さんかよ」

咲「みんなの前では泣かないようにって……。でもさ……」



咲『ごめん。今日は一人させ……』

和『咲さん。ウサギさんみたいに目が真っ赤ですよ』

優希『そうだじぇ!ほっとけないじぇ』

咲『ううっ…うぐっ…、えぐっ…な、な、な泣いて…なんか……』ポロポロ

和『咲さん』ダキッ

優希『さーきーちゃーん』ダイブ

和『何があったか聞きません。知りたくもありません』

優希『泣きたいのに我慢しちゃ駄目だじぇ。私なんか試合が終わってからすぐ大泣きしてたじぇ』

咲『わたわわわわたし、昔から変な子で!お姉ちゃんにいっぱい迷惑かけて!ぐすっ…えぐっ…、それで…、それで!』ポロポロ



和『咲さん、今日は私と優希がずっと側に居ますから……』ギュウゥゥゥ

優希『私達、ズットモだじぇ!』ビシッ

咲『うん!うんうん。和ちゃんと優希と友達になれて良かった』ポロポロ




咲「で、三人で仲良くガールズトークしながら寝たの」

京太郎「その後。その後だ、話は。和が言うにはなぁ~」

モゾモゾモゾ……

和『なんだか寝苦しいです』

咲『くーかー』スピー

和(咲さん!?)

咲『お姉ちゃん…今までごめん。そしてありが…と…う…。変われなくてごめんなさい』ムニムニ

和『んっ…くぅ…、咲さん咲さん、私はお姉さんではありませんよ』小声

咲『最後に…これで最後だから…、昔みたいに…』ポロポロ

和『……咲さん』



咲『甘えさせて下さい』モミモミ

和(今夜だけですよ?寝苦しい夜になりそうですね)

京太郎「ってわけよ。おかげで和には目のクマがばっちりと」

咲「あーーーーーーーー!あの日の翌朝、和ちゃんが眠そうにしてたのは私のせいなんだ」

京太郎「安心しろ。本人的には青春の一ページの思い出として話してた。レズビアン特有の行動とは思ってないはずだ」

咲「ううっーーー恥ずかしい///私、何やってるの……」ドヨーン

京太郎「このままだといずれボロが出るかもしれないぞ」

咲「ごめん。気をつける」

京太郎「俺に謝られてもなぁ……。咲は和に触れたいのか?」

咲「そりゃ…少しは…、思ってるよ…」

京太郎「咲にも性欲があるのか。お兄さんびっくりだ」

咲「むっ!?性欲なんかじゃないもん!もっとこうピュアな感情だよ」

京太郎「性欲でも肉欲でもいいよ。咲は、和の体に触れたいんだろ?」

咲「……」コクン

京太郎「レズならバレずに触れ。優希にもベタベタしつつ、和ともベタベタすればいい」

咲「う~ん、難しいなぁ」

京太郎「女はまだマシだぞ。ベタベタしてても、同性愛とは疑われにくい」

咲「そうだね。私も優希がこっち側の人間かと思ってたけど」

京太郎「アイツは違う」

京太郎「男同士なんか人目がある所でイチャイチャ出来ないんだぞ!?この辛さがお前にはわかるのか?」

咲「でも京ちゃん、恋人居るし……。私よりずっとずっと、幸せだよ!」

咲「いや…私も十分に幸せなはずかな。とても仲のいい友達が居る、好きな人が同じ部活に居る」ブツブツ

咲「和ちゃんの横顔を眺めている時間は私にとって、とても…とても…幸せな時間のはず」ブツブツ

京太郎「そうそう。今以上の幸せを望むなら、失う覚悟もしないとな」

咲「それって和ちゃんとの信頼関係って事?」

京太郎「そうだ。俺がホモだとバレたら、きっと俺はクラスで孤立するだろう」

咲「……うん。私もバレたら、優希ちゃんも余所余所しくなるかもしれないね」

京太郎「和はもっとひどいかもしれん」



和『咲さんってレズビアンの方ですか?すいません、私はそっちの気はないので……、その…とても…困ります』ビクビク



咲「うわあああああああああ!!!!!!!!!!」

京太郎「落ち着け!それはまだマシなパターンだ!もっと最悪なパターンもある」

咲「どうしよ…どうしよ…」カタカタ

京太郎「今のままの付き合い方だとバレる可能性があると思う。部長が勘付いてるくらいだし」

咲「うっう…、私が和ちゃんを嫌いになればいいの!?無理、無理ムリムリ!嫌いになんかなれるわけない」ポロポロ

京太郎「恋心を隠して上手く付き合って行くしかないんじゃないか?」



京太郎「レズなら少しくらいベタベタしても大丈夫だからさ」

咲「……うん」

京太郎「元気出せよ。帰りにマグロナルド奢ってやるから」

咲「京ちゃん優しいね。男の人にもモテるわけだよ」

咲「そーいえばさー」モグモグ

京太郎「ん?」

咲「京ちゃんの彼氏ってどんな人?写真ある?優しい人?」チューチュー

京太郎「優しいよ。咲の知ってる人だよ」

咲「誰だろ……。全くわかんないなぁ」パクパク



京太郎「ハギヨシさん///」



終わり