「すばらが福岡に引っ越さなかった場合」


清澄高校麻雀部の部室に京太郎が空のチリ箱を持って戻ってきた。

「ゴミ出し、すばらです」

元気に出迎えてくれたのは二年生の花田煌先輩ただひとり、
他の部員は既に帰ったようだ。

「花田先輩、待っててくれたっすか… あれ?牌全部片付けてくれたんすか」
「このくらいは致しますよ 今日もさんざん使い走りさせられてしまいましたね
実にお疲れ様、須賀君」

そんなふうに労ってくれるのは彼女一人だけだ。
そして、夏の県予選のレギュラー選抜に彼女は漏れた。

「やっぱ、優希が先鋒は変更なしっすか?」
「仕方がありませんね、こればかりは…
私はここへきて、どうもすばらくないようで、永遠の補欠で終わりそうです」
「そうなんですか でも夏の大会が終われば竹井部長は引退するっすよね
そしたら花田先輩が部長になって、人事権を握れば…」
「それも厳しいですね 部長は染谷さんが成るでしょう、
竹井部長もそのつもりのようです」
「そんな! 花田先輩が部長に成ってほしいっすよ!」
「おお!なんと、すばらなお言葉 その気持ちだけで十分ですよ須賀君!」

少しはしゃいで見せる煌に京太郎はすっ、と歩み寄る。

「…今日、帰らずに待っててくれたということは、その…
今日はオーケーということですよね? 華田先輩」
「須賀君、いえ京太郎君 ここからは名前で呼び合う間柄ということで
よろしいです」

京太郎は煌をひょいとお姫様だっこで持ち上げると、ベッドに運び込んだ。
煌はすぐにごそごそ布団の中に潜り込み、目から上だけ覗かせる
特徴的なクワガタみたいな髪がおいでおいでしている。
誘われるままに京太郎も布団に潜り込む。
布団を被り込んだ二つの頭がこそこそと二言、三言交わしたのち、ぺっとりと重なる。
間もなく唾を弾き合うくちゅっという音が布団の中から立ち始めた。
ん… んぅ… ごそごそと熱烈にベロチュウする煌と京太郎。
すばらすばら賑やかな二年女子の口が一年男子の口とがっぷりと咥え合う。
吐息の交雑する中で二本の舌はねろねろと絡み合い、
互いの唾液を互いの喉へ流し合った。

「ぷぁ… すばらぁ… です……」

混じり合った唾液の糸で唇をてらつかせた煌は目がとろんと潤んでいる。
京太郎のほうは既にかなりの興奮状態に陥って荒い息を吐いている。

「煌先輩… 俺、もう先輩に…」
「ダメです 私の方はまだ準備ができておりません……」

布団の中からセーラー服と学生服がぽいぽいと放り出されて床に散らばっていく。

「煌先輩… すげえ、すばらなにおいだぁ…」
「うぅん… あまり私の口真似しないように…」



「ん!ぉ いきなり、すばら…あ…」

手頃な大きさの胸の膨らみに唐突に齧りつかれ、煌のクワガタおさげが
ぴくんと震えた。
同じ二年生の先輩にしては染谷まこと比べて童顔で小柄。
華奢な腰つきの所為で実サイズより豊に見える胸を京太郎は揉みまくり、舐め回す。

「あ… あ… きょ、京太郎君ときたら… 私の胸は… プリンでは、ありません…」
「んぐ んぐぅ プリンなんかより… ぜんぜん美味いっ…す」

乳首を甘噛みする京太郎。 煌の髪が大げさに逆立ち、喉の奥から変な声が絞り出た。

「く! おわぁ! お、お尻の穴をナメナメするのは… 反則ですよ…
ふぅ… そ、そんな… くぅぅ! す…ばら…」

煌の直で見ると意外とむっちりしている尻を肉まんのように頬張りつつ
放射状のシワを悪戯する。

「う… うんこの味がしますよ、きらめ先輩!」
「う! ウソです 私はその都度、きちんと拭いています!
ひわっ!! だ、だめです! そ、そんな…お尻の穴を…ほじくっては…あぁ」



「あぁ… 私の肌、どんどん、京太郎君のヨダレまみれにされていってます」
「煌先輩があんまり美味しすぎるからです 煌先輩のフトモモ…
すばらすぎて、はぐはぐしがいがありますよぉ」
「だ か ら 私の… 口癖を真似るのは お や め な さ いぃ」

京太郎の口は煌のおみ足を這いのぼり、その付け根へたどり着く。

「いっ! す、すばら…」

後輩男子の舌でめくりあげられ、その奥をつつかれる。
小柄な先輩女子の身がのたうつように捩れる。

「…すごい… きらめ先輩… びしょびしょだ… じゅる じゅる…」
「う! うぅ! 京太郎くん… そろ… そろ…」

煌のフェロモンにすっかり包まれ、鼻と股間をギンギンに膨らませた京太郎が
滑るようにのしかかる。
煌はそれを迎え入れるように両足を広げていた。
二人の腰から下だけかかった布団に浮かび上がる京太郎の
腰の線が前進しはじめ、煌の腰の線にのめりこんでいった。

「おぉ!…… きました…ね ぐうぅ… このたびも… 太く… かた…ぃ
じ つ に… すばら… ですぅ…」

めりっ、と熱い穂先にこじ開けられたと感じるや、あっという間に結合は
奥まで達してしまった。

「う… 君の方は… いかがですか? 私の体の…中は…」
「うぅ… じ、実に… すばらっ…すよ… 先輩……」
「う… 動かずにいられないのなら… 我慢せずとも…けっこう…です」

極度の興奮状態に陥っている京太郎は先輩に促されるまま、
やや強引に突き動いた。

「う! うぉ! だ、だめだ! 出るっ! 出ちゃう!」

わずか3分程度で、制御不能に陥り、勢いに任せて煌の中で穂先を開く京太郎。

「ふ… う? 出して… いるのだね? 京太郎くん…
随分と…早上がりだったね…」

瞬く間に放出に至ってしまった後輩男子を、下から抱きとめる煌。
糊のように濃い最初の精液に膣の中を塗られる感触に肌をぴくつかせていた。



寝そべる京太郎の体の上に煌が69の体勢で乗っかっている。
後輩男子のペニスを先輩女子のお口が含み込み、
もぐもぐと先ほどの後始末と威力回復を行う。

「ふふふ 知っていますよ、京太郎君
君のここにはまだまだ、詰まっていることを…」

煌の口が京太郎のタマタマを頬張って歯と舌で摩り立てる。

「く! おぉ! き、きらめ先輩ぃ…」

タマ転がしに続いて、再びサオのほうを舌と歯で愛撫される。
そして先端をリコーダーのように吸い吹かれる。
快感にのけぞる京太郎の眼前には煌の突き出した尻と股間。
彼女の呼吸に合わせてひくつく陰唇の奥からいまだにさっきの行為の滓が
とろりと糸を引いていた。

「ふむ… さてさて、こんなもんでしょ… それでは京太郎君
これより、一荘…」

煌は腹ばいになり尻を高く掲げる。
その背後から彼女の腰のくびれに京太郎の手がかかる。
後背位で合体する二人、挿入が奥まで達すると彼女の口癖が
口元からシーツの上にこぼれでた。
ぎしっ ぎしっ ぎしっ… 卑猥に軋み始める部室のベッド。
煌のクワガタおさげは京太郎の手綱と化していた。

「あうっ! はうぅぅ!! …んぐ… ぅ… すば…らぁ……」

背後から突きまくられ、いきまくる煌。
その度に、膣内に入り込んでる京太郎を締め上げるが
そう簡単にいかされてたまるか!と彼は堪える。



ぐったりと突っ伏す煌から一旦離れ、すっかりヘロヘロになった彼女の体を
仰向けにさせる。

「ふぅ ふぅ…
これ、これ… 京くん…抜いたらダメ… 抜いちゃったら…すばらくない…」
「はぁ はぁ…
すぐに… すばらくしますよ… せんぱい… はぁはぁ…」

煌の足を蛙のように開かせて、京太郎は再度挿入を行う。
互いの体温との深い融合感に二人の肌がまたぞくぞくと波打つ。

「抱いてくださいな… 京太郎…くん…」
「はい… きらめ…先輩…」

すっかり日が落ちて暗くなった麻雀部の部室。
備え付けのベッドの上だけ、灯りも無いのに熱気が充満していた。
いつも底抜けに明るい煌の肌が不純な色を浮かばせる。
胸を揺らし、汗を飛ばし、クワガタおさげが弾む。
後輩男子とのセックスに現を抜かす彼女にいつものお茶目な明るさは無く
童顔は、性的快楽に酔う淫らな表情にすっかり染まっていた。

「す、ばら… す、ばらぁ… もっと… もっ、と… す、ばら…はぁ…」

長い長い時間、煌と京太郎は肌を重ね、汗とニオイを刷り込み合った。
自分をリズミカルに抜き挿す京太郎に煌はしがみつき、自身も尻を振る。
煌の体の中で京太郎の射精意はぐんぐん高まってゆき、
いよいよその腰がなりふりかまわず先輩女子の尻をぱし!ぱし!打ちまくる。

「う! うぅ! せ!…せんぱぃ! きらめっ!…せん、ぱっ!!…」

煌がうなずくのを見届ける間もなく、京太郎の絶頂は堰を切った。
煌は京太郎の腰に足を巻き付け、自らにぎゅっと押し付ける。
どくっどくっという注入感がより一層強く伝わる。

「ふ…… へ…… す… ば… りゃ…ぁ…」

圧倒的な快感に煌はヨダレと鼻水を吹きこぼしながら目を回していた。

「…またしても私の子宮は君の精子ですばらすぎる状態です
須賀君、いくら気持ちいいからといってナマで膣内ロンはやばい
次から… 次こそは、きちんと避妊をいたしましょう」

二度に渡る、激しいセックスの残滓の始末にティッシュを消費しまくりつつ
すっかりいつもの茶目っ気口調で後輩を諭す華田煌。
その半年後、産婦人科の待合室で縮こまる二人の姿があるのであった。

おわり