玄「京太郎君、ちょっといいかな?」

京太郎「はい、いいですよ」

………
……

玄「いよいよ明日なんだよね、おねーちゃんと穏乃ちゃんの結婚式……話っていうのは他でもない、おねーちゃんの結婚の事なんだけどね……」

京太郎「はぁ……」

玄「ねえ、京太郎君。私、ほんと言うとね……京太郎君がおにーちゃんになってくれたらいいなって思ってたんだ。今からでも遅くはないよ。おねーちゃん拐って逃げちゃいなよ!なんだったら私も手を貸すよ!」

京太郎「え……」

玄「おねーちゃんは、私が言うのもなんだけど、美人だし、料理上手いし……それにここだけの話、すっごくボインボインなんだよ!ウシシ!ね、ね、やろうってば!」

京太郎「ムチャ言わないで下さいよ、玄さん。穏乃も宥さんも二人とも大事な友人なんですよ。そんな事、できるわけないですよ」

玄「ちぇ、わかったよ。京太郎君がそう言うなら……でも、気が変わったならいつでも話に乗るよ!」

京太郎「なんか、ありがとうございます。じゃあ、玄さんまた」

憧「え?宥さんのところに行きたいの?本当は男は入れちゃいけないんだけど……まあ、あんたならいいでしょ」

京太郎「ありがとう」タッタッタッ

………
……

京太郎「宥さん、それが花嫁のドレスですか?」

宥「京君!?ああ……、ビックリした!うん、そうだよ……さっき出来上がったとこなの……結構手間取っちゃったよ……」

京太郎「へ~、上手いもんですね!きっとよく似合いますよ宥さん。おめでとうございます!」

宥「ありがとう……。……」

京太郎、宥「あの……」

京太郎「どうしました?」

宥「ううん、別に……」

京太郎「そうですか…」

宥「えっと……あ、そうそう。あの、京君、玄ちゃん見掛けなかった?」

京太郎「ああ、玄さんなら例によって、そこらでおもち見物してましたよ」

宥「まったく、玄ちゃんったら……後で用事があるって、あれほど言ってたのに……」

京太郎「なんですか、その用事ってのは?」

宥「部長の灼ちゃんから、明日の式で使うカメラやライトを借りてきて欲しいと思って……」

京太郎「なんだ、そんな事なら俺が行ってきますよ」

宥「本当?でも……」

京太郎「構いませんよ、別に。デリケートな機械を玄さんに任せるのは、あんまりぞっとしませんからね」

宥「あはは……(苦笑い)」

京太郎「それに、灼さんのとこに行けば、何かしら晴絵さんの料理、食えるかもしれませんし、ね」

宥「くすっ、京君ったら」

京太郎「よし!じゃあ行ってきます!」


宥「あ……待って、京君!」

京太郎「うん…?なんかまだ、灼さんに用事でもあるんですか?」

宥「ううん……そうじゃないんだけど……」

京太郎「……?」

宥「ねえ、京君……こんな風に考えてみたこと、ある?もし……もしもよ、京君が阿知賀で生まれて……もっと前に私達、知り合っていたら……」

京太郎「………」

宥「………ううん、なんでもない。ごめんなさい……」

京太郎「……それじゃ、行ってきますね」

宥「うん。道中気を付けて……灼ちゃんによろしくね」



宥「………運命の糸か……私ったら……バカみたい」

カンッ
続き?とあるゲームをすれば分かるさ