和「だってあの咲さんですよ」

京太郎「どの咲さんだよ…」

和「皆が学食でワイワイキャッキャウフフしてる時に校内の片隅で一人で本読んでる咲さんですよ!」

京太郎「あー」

和「私やゆーきより昼寝を優先する咲さんですよ!?」

京太郎「おぉ、もう…」

和「どうやってあの咲さんと仲良くなったんですか!」

京太郎「いや、知らんし」

和「案外私が咲さんと結ばれるための手がかりはそのへんに隠されているのかもしれません」

京太郎「諦めろ和。今のあいつには、照さんしか見えてねえよ」

和「知り合いなんですか?」

京太郎「面識はあるけど知り合いってほどではないって感じで」

和「やはり咲さんの過去を知ることは大きなアドバンテージなのですね…!」

京太郎「多分そうでもないと思うぞ、あいつの過去的に考えて」

和「…まあ、あまりいい思い出はないようでしたしね…」

和「ともかく! 須賀君、咲さんとの馴れ初めを教えてください! 私の輝かしい未来のために!」

京太郎「馴れ初めってまた大げさな。えっとだな、家が近かったから昔から知り合いではあったんだ」

和「咲さんは、中学で同じクラスだったと言ってましたが」

京太郎「家は近かったけど校区が違ったもんでな。同じクラスだったのは確かに中学生の頃だよ」

和「ほう」

京太郎「んで、たまたま中一の時に同じクラスになってだな…」

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咲「あ、京ちゃん。同じクラスになったんだね」

京太郎「んあ? あぁ、咲か」

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和「おかしいです!」

京太郎「何が!? 人の過去にケチつけられても困るんですけど!」

和「私なんて『は、原村さん(怯え)』って感じのスタートですよ!? なんでいきなり渾名呼びなんですか!」

京太郎「だから小さいころから面識はあったって言ったろ」

和「ぐぬぬ」

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咲「何か委員会に入らなきゃいけないんだって。どうしよう」

京太郎「俺は仲良くなった奴がいるからそいつと一緒に体育委員やるつもりだけど」

咲「もう仲のいい子が出来たの? 京ちゃん凄いね」

京太郎「人と仲良くなることだけなら自信があるぜ」

咲「私は…どうしよう…あわわわわ」

京太郎「落ち着け咲、お前の得意なこととか好きなこととかが出来る委員会やればいいだろ」

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和「だからってこれは仲良すぎやしませんか!」

京太郎「知らんし」

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咲「私…本読むのが好きなんだけど…」

京太郎「いいじゃねえか、隣の席の奴にでも本の話振ってみれば?」

咲「そ、そんなの無理だよう!」

京太郎「人見知りかいっ。ったく、しゃーねーなー…」

京太郎「はいはーいっ、俺図書委員やりまーすっ」

先生「ん、じゃあ図書委員は後二人な」

咲(京ちゃん…)

京太郎(これでいいだろ、ほらっ)

咲「う、うんっ。あ、あああのっ、私も図書委員やります…」

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和「イケメンですかっ!!」

京太郎「何その突っ込み。なんで俺は褒められながら突っ込まれてるの」

和「どうしてもちょっとエッチな雑用の須賀君と須賀君の回想の中の須賀君が結びつかないんですけど」

京太郎「酷い言われよう」

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友人「ったく、話が違うだろ須賀ー」

京太郎「悪い悪い、咲があんまり人見知りなもんだから」

咲「ごっ、ごめんなさいぃ…」

友人「あー、いいよ別に。どうせ何やっても面倒臭いんだから、何委員でも良かったし」

咲「でも、その…」

京太郎「まーまー、せっかく同じ委員になったんだし仲良くやろうぜっ」

友人「それな。よろしく宮永さん」

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和「めっちゃいい人じゃないですか友人さん!」

京太郎「ちなみに1話の彼とは別人だ」

和「1話の彼とは?」

京太郎「俺と咲を夫婦扱いしてからかってきた奴」

和「始末してきます」

京太郎「和さん落ち着いて」

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咲「京ちゃん、本棚の上のほうに手が届かなくて…」

咲「京ちゃん、ちゃんと勉強してるのー?」

咲「京ちゃん、一緒に帰ろうっ」

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和「依存か何かですかッ!!」

京太郎「落ち着いて和さん」

和「おかしいでしょう! さっきの流れなら人見知りを克服して他の友人がどんどん増えてく感じでしょう!」

京太郎「それは俺も思った」

和「咲さんを甘やかし過ぎたんじゃないですか?」

京太郎「それはあるかも…何かあったらすぐ頼ってきたし」

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京太郎「咲ー、メシ食おうぜメシ。クラスの奴誘ってあるから皆でさ」

京太郎「咲ー、文化祭俺とお前で小道具係やろうぜ。楽そうだし」

京太郎「咲ー、運動会どうするよ。お前運動苦手そうだけど、どれ出たい?」

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和「ほらやっぱり!」

京太郎「うん、我ながらこれは…」

和「保護者か何かですか!」

京太郎「逆に考えるんだ和、咲を攻略するにはそれくらいしなければならないんだと」

和「はっ!」

京太郎「いやまぁ適当だけどさ」

和「結局咲さんを攻略するにはどうすればいいのか…」

京太郎「いや、知らんし」

京太郎(むしろ和を攻略したいのに和から他の奴を攻略する話聞かされる俺の身にもなってほしいの)

和「こっ、これからも咲さんを攻略し隊の一員として私の情報を提供してもらいますからね!」

和(こっちの態度がこれなのも問題なのかもしれませんが…いい加減、察してくれてもいいと思います!)

京和『はぁ…』

京和(溜息つきたいのはこっちなんですけど!?)


咲「…相変わらず仲いいなぁ二人とも」





和「さあ! 今日も聞かせてもらいますよ須賀君! 中学時代の咲さんの話を!」

京太郎(目的が「咲と仲良くなれるコツを知る」から「咲の過去を知る」に変わっちゃってるけどいいのかな)

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京太郎「運動会だー」

咲「だー」

京太郎「とりあえずお前は足速くなくても運次第でどうにかなる借り物競争に登録しといたから」

咲「う、うん。頑張るね京ちゃん」

京太郎「おう、頑張れ」

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和「もう嫌な予感しかしないんですけど!」

京太郎「お察しの通り、咲が俺を借り出したぞ」

和「もうやだ! ちなみにお題は?」

京太郎「輝いてるもの」

和「ああ、髪の毛的な意味ですか」

京太郎「そう思いたいな」

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友人「文化祭で劇とかだるいなぁ」

京太郎「もっと楽な出し物あるだろうになぁ」

友人「でも、咲ちゃんヒロインにすれば可愛いんじゃね?」

咲「むっ、無理だよぅ!」

京太郎「こいつが台詞覚えられると思うか?」

友人「あー」

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和「友人さんまで名前呼びになるくらい仲良くなってるじゃないですか!」

京太郎「俺頑張った。委員会一緒になった奴とは咲も俺抜きで話せるまでになったぞ」

和「普通でしょそれくらい!」

京太郎「普通じゃないんだよ咲の場合!!」

和「完全に保護者目線ですね」

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京太郎「大道具小道具は本番楽でいいね」

咲「京ちゃん、一緒に回ろうよ」

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和「ベタなフラグゥゥゥ!!」

京太郎「落ち着いて和さん」

和「どうせこの後一緒にお化け屋敷入ったりするんでしょう!?」

京太郎「よくお分かりで」

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咲「ひぅっ、怖い、怖いよ京ちゃん!?」

京太郎「中学の文化祭の出し物にしては本格的だな」

咲「ふええええっ!?」

京太郎(それでもこいつはビビり過ぎだと思うが)

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和「もうなんなんですか、須賀君なんて爆発すればいいんですよ」

京太郎「理不尽すぎる」

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咲「あ、焼きそば。おいしそう」

京太郎「こういう時の露店の食い物ってやたらうまそうに見えるよな」

咲「あ、わたあめも…」

京太郎「両方食べたいけど本買うためのお小遣い足りなくなるとか思ってるだろ」

咲「はう!?」

京太郎「片方買ってやるよ、半分こしようぜ」

咲「あ、ありがとう京ちゃん!」

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和「またイケメン行動! 須賀君のくせになんなんですかもう!」

京太郎「理不尽すぎる」

和「どうせ高いほうを須賀君が買ったんでしょう!」

京太郎「よくお分かりで」

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咲「もうすぐ卒業だね、京ちゃん」

京太郎「長いようで短かったな」

咲「うん…ありがとうね、色々」

京太郎「お前の友達を増やそう計画は長いようで普通に長丁場だったな」

咲「うぅ…」

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和「3年間一緒のクラスでずっと仲良しとかなんですかそれ爆発しろ!!」

京太郎「落ち着いて和さん、口調崩れてる」

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咲「京ちゃん、高校どこ受けるの?」

京太郎「んー? まぁ清澄かなー。近いし」

咲「わ、私もそこにしようかなぁ」

京太郎「おいおい、ちゃんと考えなくていいのか?」

咲「図書室の蔵書が近場の他の高校よりは多いらしいし…」

京太郎「そういえばお前はそういう奴だったな」

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和「これもう絶対須賀君を追ってここに来た感じじゃないですか!!」

京太郎「いや、図書室の本っつってんだろ」

和「どう聞いてもそっちが口実だとしか思えないんですけど!!!」

京太郎「つーかさ、もうこれ聞く必要なくね?」

和「なっ、なんでですか! 私と咲さんが結ばれるための研究は…!」

京太郎「いやだってさ、聞いたところで再現できるもんでもないし」

和「うっ」

京太郎「そもそも時期も関係も性別すら違うから同じことしたところで同じ結果にはならんだろ」

和「ううっ」

京太郎(いい加減、想い人が他の奴を攻略するための話に付き合うの辛いのよね)

和「だ、だって…咲さんと須賀君がしたこと、私だってしてみたいんです…」

和(須賀君と)

京太郎(咲とか…)

京和『はぁ…』

京和(だから溜息つきたいのはこっちだってーの!!!)


咲「ほんと仲いいなぁ二人とも」




和「というわけで私と咲さんが結ばれるための研究の一環として出かけますよ!!」

京太郎「もうこの子末期なんじゃないかな」

和「咲さんが喜びそうなところというと、やはり本屋でしょうか」

京太郎「うーん。本読むだけなら図書館で済むし、よほど買いたい本がない限り本屋に咲が行くことはなかったような」

和「じゃあどうすればいいんですか!!」

京太郎「いやだから、何度も言ってるけど知らんし…」

和「須賀君が咲さんと仲良くなったときのことをそのまま教えてくれればいいんですよ!!」

和(あの仲の良さは絶対無自覚なデートとかまでやっちゃってるはずです! つまりそれを再現してもらえば…須賀君とデート…)

京太郎「いや、だから知らんってば…」

和「ええい、こうなったら咲さんの心を射止められそうなデートスポットを見つけるまで…つ、付き合ってもらいますからね須賀君!!」

京太郎(ま、和とデートごっこ出来ると思えば我慢できるかなー)

和(つ、付き合うってワードまで出したんだからそろそろ察してくださいよ!)

京和『…はぁ』

京和(だから溜息つきたいのはこっちなんだってばぁぁぁ!!!!)

和「と、というわけで須賀君! 今週末も出かけますよ!」

京太郎「えー…先週もその前も出かけたじゃねえか」

和「私と咲さんが結ばれるための研究が一向に進んでいないんだから仕方ありません!」

京太郎「あーもう分かりましたよ! でも優希がタコスタコスうるさいから途中でスーパー寄って食材買わせてもらうからな」

和「須賀君こそ、咲さんが気に入りそうなファッションを知るために服選びに付き合ってもらいますよ!」

京太郎「はいはい」

和(そこで作ったタコスを私に食べさせてくれたりしたら嬉しいのに…)

京太郎(そこで嘘でもいいから俺好みのファッションって言ってくれたら嬉しいんだけどなあ)

京和『はぁ…』

京和(だから溜息つきたいのはこっちだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!)

咲「ほんと京ちゃんと和ちゃんって仲いいよね」

京太郎「どこがだよ。俺はあんまりにもあんまりな級友の発言に心が折れそうだよ」

咲「暇さえあればいっつも二人で話し込んでるじゃない」

京太郎「咲はフラグを立てたい子が別の子にフラグ立てる手伝いさせられる俺の気持ちを考えるべき」

咲「ほんと京ちゃんって気が効くわりに察しが悪いよね」

京太郎「男にレズカップル成立の手伝いをさせようとする子の気持ちなんてそうそう察せるもんじゃないと思うの」

優希「のどちゃんがここまでヘタレだったとは知らなかったじぇ。正直見損なったじぇ」

和「し、仕方ないでしょう! 引っ込みがつかないんですよ!」

優希「まさかのどちゃんがノンケになるとは、この優希さまの目を以てしても見抜けなかったじょ」

和「茶化さないでください!」

優希「いやでも、毎日二人で話し込んでて週末には一緒に出かけるって客観的に見てこれカップルじゃないか?」

和「うぅ……実態が伴ってないのが問題なんです」

優希「だったら実態を伴わせればいいんだじぇ」

和「さっきも言ったけどもう引っ込みがつかないんですよぅ!」

和「と、というわけで、す、須賀君…ここ今週末、一緒に出かけ…ませんか?」

京太郎「今日は勢いがないな、和」

和「こ、今回は…その、咲さん研究ではなく…日頃のお礼、ということで…」

京太郎「なんですとっ!?」

和(本当にこれでいいんでしょうねゆーき…! 駄目ならあなたを恨みますよ…)

京太郎(え、和が咲目当て以外で俺に話しかけてきただと…SOA! これは俺が見ている都合のいい夢に違いない!)

和「ま、毎日咲さん研究に付き合ってもらっていますし…」

京太郎「でっ、デートとかんがえてよろしいんでひゅかっ!?」

京太郎(噛んだ、しにたい)

和「そ、そそそういうことですっ」

和(どもった、しにたい)

京太郎(そんなわけでものっそいオシャレ頑張って出かけてみたはいいものの)

和(か、会話が続かない…!?)

京太郎(おかしい、普段は気付いたら一時間くらい話し込んでたりするのに)

和(うぅ、普段から咲さんをダシにしていたツケが回ってきたということでしょうか…)

京太郎「あー…そうだ、飯でも食いに行くか」

和「そっ、そうですね…」

京太郎「あー、もうすぐ新人戦か…うぅ、こないだの個人戦みたいにトビ終了は嫌だな…」

和「そ、それなら私が特訓してあげます。いつも相談に乗ってもらっているお礼、ってことで」

京太郎「ははっ、そのお礼が今日のデートじゃないのかよ。でもありがとな」

和「はぅ、い、いきなり頭を撫でないで…」

京太郎「あ、ごめんつい。癖だ、癖」

和(…いつも咲さんを撫でてたってことでしょうかね)

京太郎「んじゃ、せっかくだし映画でも見に行くかー」

和「そ、そうですね…とはいっても、どんなのがやってるか分からないんですけど」

京太郎「俺も。適当に面白そうなの選んでくれよ、和」

和「は、はい。じゃあ……」

イッショニタノシモウヨ!!
ゼンブゴッタオス!!

和(百合ものだったしにたい)

京太郎(やはりレズピンクか…)

京太郎「お、面白かったなぁ。終盤の逆転劇は燃えた」

和「あ、あの、勘違いしないでください須賀君。別にあれを狙って選んだわけではなくてですね」

京太郎「今更勘違いも何もないだろ。別に軽蔑したりしないって」

和「いや、あのっ、そうじゃなくて…」

京太郎「よーし、じゃあ今日のお礼に中学の時のアルバムでも見せてやろうか? 何か思い出すかも――」


和「違うんですっ!!」

京太郎「…和?」

和「…違うんです。もう本当は、咲さんの研究が目的じゃなくなってたんです」

京太郎「何、を…」

和「最初は、ただ咲さんに近づく口実のためだった」

和「けど、聞くたび会うたび話すたび、あなたのことを知って…あなたに惹かれていく自分がいた」

京太郎「何を、言って…」


和「…好きになってしまったんです、あなたのことが」


京太郎「――え?」

和「今更虫のいいことを言っているとは思います。けど、それでも…」

和「原村和は、須賀京太郎君のことを――わぷっ」

京太郎「…今更冗談とか言っても、遅いからな」

和「なっ、何をっ」

京太郎「一度しか言わないぞよーく聞け! 俺はずっとずっとずーっと、和のことが好きだった!!」

和「」

京太郎「だから、おお俺と付き合って下さいっ!!」

京太郎(どもった…しにたい…)

和「…わたしもでひゅっ」

和(噛んだ…しにたい…)

咲「で、付き合うことになったと」

京太郎「我ながら急展開だったと思う」

咲「見てたこっちとしては牛歩もいいところだよ!」

京太郎「マジか」

咲「大マジだよ」

京太郎「マジか…ま、いっか。あ、和に呼ばれてるからもう行くわ」

咲「いってらっしゃい」

京太郎「おう。今日はこの卒業アルバムを見せないと…」

咲「昔話という名の黒歴史暴露は続けてるの!? やめてよ!!」

優希「はっはっは、私の策は見事的中だったようだなのどちゃん!」

和「ドヤ顔が腹立たしいですが反論できないのが悔しいです」

優希「京太郎がのどちゃんにベタ惚れなのは見てて丸分かりだったしなぁ」

和「分かりませんよ普通は!」

優希「いや、分からないのどちゃんが異常なんだじぇ。前々から鈍感だとは思ってたけどここまでとは」

和「ぐぅ」

優希「自分のことが好きな奴を別の奴との恋愛相談に付き合わせるなんて、のどちゃんは中々の鬼畜だじぇ」

和「ぐぬぬ…ええい、事が済んでしまえばこっちのものです。京太郎君と待ち合わせがあるので失礼します」

優希「いてらー」

和「きょ、今日も咲さんの情報と引き換えに一緒に学食に行きますよ…きょ、京太郎君!」

京太郎「はいはい分かりました分かりました! ただし日替わりのレディースランチは頼んでもらうからな!」

和「分かってます! 急ぎますよ京太郎君、昼時は席が取れないんですから」

京太郎「おうよ! そういえば弁当忘れるなんて珍しいな和」

和「きょ、京太郎君と一緒に食べたかったんでひゅっ!」

和(噛んだ! しにたい!)

京太郎「そっ、そそそりゃうう嬉しいな!」

京太郎(どもった! しにたい!)


咲「…仲いいなぁホントに」

優希「全く、手のかかるカップルだじぇ」