「いくぞ京太郎!」


急所を温かい手に包まれてしまった京太郎が、動揺もあらわに窺うと、
鬼と呼ばれた久保コーチの瞳には明らかな揶揄の色が浮かんでいた。

性的な興奮で視野が狭窄していた京太郎は、自分のことでいっぱいいっぱいで
気づかなかったが、貴子とて相手のことを観察していたのだ。
京太郎が食い入るように自分の透けた裸体を見つめていたことなど、とうに承知している。

第一、童貞の発情ほどわかりやすいものはない。
男根がギンギンに痛々しいまでに勃起しているのだ。
怒るのも可哀想だと考えて、少しぐらい見せてやろうという軽い気持ちでいた。
また、子犬の如き純真さで、一途に慕ってくる京太郎を、少しからかってやりたい気分もないではない。


「ふふ、幹は硬くて、ガンガンだな!しかし、袋のほうは柔らかく、ひんやりとしているぞ!」


京太郎の逸物は、取り立てて巨根でも、短小でもない。
年相応といったところだが、大人の目から見れば、
男性の象徴というよりも、まだまだお子様のおちんちんにすぎない。

得物を持たせれば、無双の強さを示す久保コーチの手が、
京太郎の得物を握り締めて、感触を確かめるように撫で回す。
猛り狂っている逸物を貴子の柔らかい指に包まれるのはなんとも心地よい。

しかし、同時になんともいえない高ぶりが、いまにも噴火しそうで、恐ろしかった。


「すごいな…」


急所を弄ばれて身悶える京太郎の姿がかわいくて仕方がないといった表情を浮かべる貴子だが、
その目元はピンク色に紅潮し、瞳に狂気を宿している。
貴子自身もこれはちょっとやりすぎなのではないか、と思わないでもなかったのだが、相手はまだまだ幼い。
変に性的なことを考える自分が、かえって恥ずかしい行為に思えて、意図的に普通に振る舞おうと努力していた。