(こ、怖い……今の須賀君、なんか怖いわ……!)


久は初めて、京太郎を怖いと思った。
けれど、その感情は決して嫌なものでもないのが不思議だった。


(私、望んでるの?……須賀君に、怖い須賀君に荒々しく犯されることを?……)


征服されたい。
久はこのとき初めて、自分の内に潜む倒錯した願望に気づいた。
今まで京太郎を征服することで自分の優位さを誇示してきたのは、実は京太郎に支配されたいと願うマゾ性の裏返しだったのだ。
そのことに気づいた瞬間、久はこのうえない至福を感じた。
真実の自分に出会えたという僥倖だった。


(そうだ、私、須賀君に支配されたいんだ!須賀君のあの逞しいオチンチンで、思いきり泣かされたいんだ!……)


そう思ったと同時に、久の肉体は素直に反応していた。


「部長のココ、また濡れてきましたよ。ほら、くちゅくちゅって音、聞こえますよね?本当にいやらしいですねぇ」


京太郎の指が、執拗に久の濡れそぼった割れ目を刺激している。


「や、やだぁ……お願い、意地悪しないで……」
「部長?」


まるで別人のような久の声に、京太郎の理性が一瞬戻る。


「バカァ……名前で呼んでよぉ…須賀君…」
「部長……」


京太郎はもう自分を抑える事が出来なかった。