「くっ…」
「あっ…や、やだっ」

京太郎は和の溢れそうな胸にペニスを挟み、必死に腰を打ち付けた。
ぐちゅっぬるっぐちゅっぬるっ

「和…きもちいっ…さ、さいこー、いいっいいっいいっ」
「やらっ…はぐゅっ、んぱぁ…んぶっ…んぶっ」

強引に口の中を蹂躙され、和はきつく目を閉じた。
宮永さん…
思い出すのは愛しい人の笑顔。

「くっ、でるっでるっおはぁっ」
「んぶっ、んぶぶっ…んん゛ーー~っ…げほっけほっ…じゅるる…じゅるる…こくん」

口の中で京太郎が弾け和は咲の笑顔を思いながら懸命に飲み込んだ。
自分が京太郎に身体を差し出さなければ今頃は咲が…

「い、いつもみたいに言ってくれよ。の、のどかぁ」
「は…はひ…き、京太郎さんの…お、おちんちん…大好き…です。今から綺麗に…しますね」
「くぁっ…の、和ぁ…最高…大好きだぁ」

女の子みたいに喘ぎ、優しく和の頭を撫でて身を委ねる京太郎。

なんだか少し…可愛い

頭に浮かんだのは信じられない感情。
和はそれを否定する様に懸命に京太郎のペニスの掃除を始めた…

「っ…」
「や、柔らかけ~」

今日も京太郎は和の胸を両手で揉み扱いていた。
和は時折り、嫌悪感を上回る恍惚を必死に否定したくて目を閉じた。
しかしそこに浮かぶのは咲の笑顔ではなくて…。

「うわっ」
「きゃっ」

その日、京太郎と和がぶつかったのは偶然だった。
床に散らばる互いの荷物。

「わ、悪い…」
「いえ」

何故か顔を赤らめた京太郎も珍しい事ではなかったので、和は冷静に荷物を拾っていく。
咲へのラブレターを見るまでは。

「あっ」
「!?」

京太郎が慌てて「それ」をバッグに隠した。
和は言い様のない不安に襲われた。
身体が震えて視界が歪む。
咲が京太郎に汚される映像が生々しく拡がって…。

「須賀くんっ」
「は、はいっ」
「好きですっ」
「はいっ?」

和は脊髄反射的に京太郎への愛を告白して二人の関係は始まった。

「の、和…いいか?」
「は…はい」

いつもの様に胸を顕にし、京太郎が赤ん坊の様にそこに吸い付く…
ちゅぱ…ちゅぱ…ちゅううう…ちゅぱ…

「っ…は…はぁっ」
「んっ…の、和ぁ…和ぁ…んちゅっ」

穢らわしい。
こんな事を須賀くんが宮永さんにするなんて耐えられない。
和は憎しみを絞り出す様に京太郎を睨み付けた。

「和ぁ…」
「あっ…や、あんっ」

片方の乳首を吸われ、もう片方を指先で擦られ、和は自分でも信じられない声を出した。

「んっんっんっんちゅ、んぱっ」
「あっ、や、やんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あはっ」

信じられない。こんな…こんな情けない声を出すなんて。

「和…可愛いよ」
「っ…みないで…みないでえっ…ああああああンっ」

海老反りになって震える和…。
愛しさから抱きしめた京太郎を強引に押し退けて、和は走って家まで逃げた。

汚い!汚い!汚い!

和は泣きながらシャワーを浴びて全身を強く擦った。
あんな…あんな声を出すなんて…あんな…あんな悦ぶなんて…

「っ…おぇっ…っげほっ…お゛え゛えええええっ」

和は溢れる嫌悪感から浴室で吐いた。

「はあ…はぁっ…はぁっ…大丈夫、大丈夫よ。私がやらなければ宮永さんがこうなった…大丈夫…宮永さんは綺麗なままです…」

和は必死に浴室で自分に言い聞かせていた。



「の…和…」

学校に一人取り残された京太郎は、和の温もりが残る指を握りしめ、自分を殴った。
付き合い始めてから自分は和の身体をいやらしく触っていただけじゃないか。

「もう、和には触らない。これからは清く正しい男女交際をするんだっ」

誰もいない教室で京太郎は固く夕日に誓った。